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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Chelsea×MAN.UTD】決定力で勝ったマン・ユナイテッドがチェルシーにダブル達成!

プレミアリーグのTOP4フィニッシュを争うシックスポインターは、アーセナルに背中を突かれているマンチェスター・ユナイテッドにとって負けられない一戦です。マンデーナイトのスタンフォード・ブリッジ。フランク・ランパード監督は、プレミアリーグ13ゴールのタミー・アブラハムとプリシッチ、ハドソン=オドイを負傷で欠いています。GKカバジェロ、DFリース・ジェームズ、リュディガー、クリステンセン、アスピリクエタ。ジョルジーニョの両脇にコヴァチッチとカンテが入り、3トップはウィリアン、バチュアイ、ペドロという布陣です。

対するスールシャール監督は、3バックをチョイスしています。GKデ・ヘア、DFリンデロフ、マグワイア、ルーク・ショー、WBにワン=ビサカとブランドン・ウィリアムズ、中盤センターはフレッジとマティッチ。トップ下にブルーノ・フェルナンデスが入り、前線にダニエル・ジェームズとマルシアルという並びでしょうか。キックオフから厳しいプレスを見せるチェルシーに対して、バイリーの危険なボールさばきが目立ち、アウェイチームは苦しい展開になりつつあります。6分、左からのパスをボックスのコーナーで受けたリース・ジェームズのミドルは、ファーポストすれすれで外に切れていきました。

コヴァチッチが仕掛けた9分の速攻は、ペドロが右に展開し、切り返しから放ったウィリアンのシュートがクロスバー越え。ピッチに座り込んだカンテは早々にリタイアとなり、12分にピッチに入ったのはメイソン・マウントです。ブルーノ・フェルナンデスとのパス交換で前が空いたフレッジは、決定的な一撃をDFにぶつけてしまいました。18分、左サイドでワン=ビサカを抜き去ったペドロの高速クロスは、ウィリアンに通らずクリアされます。23分、CKの流れからメイソン・マウントの浮き球がボックス右に入り、クリステンセンの落としにウィリアンが飛び込みますが、折り返したボールがバチュアイの後ろに入ってしまい、チャンスを活かせませんでした。

26分、ペドロのスルーパスでメイソン・マウントが左から抜け出し、丁寧なグラウンダーが中のバチュアイに入ると、ルーク・ショーを気にしたボレーは左にアウト。31分のCKからブルーノ・フェルナンデスにボールが渡り、左足で狙ったミドルは右に曲がりました。35分、アスピリクエタのシュートをブロックしたアウェイチームは、マティッチの縦パスをコヴァチッチに奪い返され、左から再度ゴールに迫ったSBはバイリーが冷静にカット。ブルーノ・フェルナンデスとのワンツーでフリーになったマルシアルがボックスに入った決定機は、工夫がなかった左足のシュートが枠にいきません。
45分、フレッジのパスで右サイドから上がったワン=ビサカがウィリアンを振り回し、絶妙なクロスを上げると、マルシアルが頭で合わせて左隅に押し込みました。エースの今季プレミアリーグ9発めは、両チームを通じて初のオンターゲットです。前半の最後にペドロが仕掛けたカウンターは、右から打ったバチュアイのシュートがゴール前を横切り、0-1でハーフタイム。鼻を痛めたクリステンセンが交代となり、後半のピッチにはズマが最終ラインに入っています。

赤も青もパスミスが目立つもどかしい時間を経て、54分にチェルシーがチャンスをつかみます。メイソン・マウントが左足で放ったシュートをデ・ヘアが弾いたシーンは、直前にバチュアイがハンド。ペドロとバチュアイでバイリーから奪ったショートカウンターは、アスピリクエタの折り返しのこぼれ球をペドロがプッシュするも、ワン=ビサカが足に当ててクリアしました。このCKをズマが右足で押し込むと、VARがアスピリクエタがブランドン・ウィリアムズを押し倒したとしてノーゴール。ピンチを脱したマン・ユナイテッドは、セットピーズを活かして追加点をゲットします。

63分、ブルーノ・フェルナンデスが右から狙ったFKはニアポストにヒット。2分後にもCKを蹴ったポルトガル代表MFは、マグワイアの頭にピタリと合わせました。完璧なヘディングにカバジェロは触れず0-2!ランパード監督は、68分にバチュアイを下げてジルーを投入し、前線に拠点を創ります。73分、縦パスを受けたジルーがヒールでボックスに流し、コヴァチッチが抜け出した決定機は、バイリーが必死のスライディングでクリア。77分にメイソン・マウントのアーリークロスをジルーがダイビングヘッドで突き刺したシーンも、VARがオフサイドを指摘して取り消しです。

スールシャール監督の1枚めは、80分にダニエル・ジェームズをアンドレアス・ペレイラ。セットピースのこぼれ球はことごとく青いシャツの前に落ちますが、シュートは赤い壁に阻まれます。88分、メイソン・マウントがニアを突いたFKはポストを直撃。91分にはイガロがプレミアリーグ復帰を果たし、初アシストのブルーノ・フェルナンデスは同郷のジオゴ・ダロトに後を譲ります。93分、ボックス手前で競り合いに勝ったフレッジがイガロに縦パス。

カバジェロと1対1になったストライカーの一撃は、足でブロックされてしまいました。5分の追加タイムをやり過ごしたマン・ユナイテッドは、32シーズンぶりのチェルシー戦ダブルです。

ポゼッションは62%対38%、シュート数は17対9。チャンスメイクでは勝ったランパード監督のチームにとっては、2人をアクシデントで失い、VARで2発取り消される無念のゲームでした。勝負を分けたのは決定力。前半のいくつかのチャンスをバチュアイがものにしていれば、結果は逆になっていたのではないかと思います。

チェルシーの敗戦で、プレミアリーグのTOP4争いは大混戦。9位のエヴァートンが4位と5ポイント差となり、どのチームが抜け出すのか、まったくわかりません。最も好調なのは、5戦連続無敗のエヴァートン。負傷者が少ないのはウルヴス。対戦相手をチェックすると、ビッグ6とのゲームを2つしか残していないマンチェスター・ユナイテッドが有利に見えますが…。予断を許さないバトルロイヤル。次節は、チェルシーVSトッテナムのロンドンダービーが開催されます。

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“【Chelsea×MAN.UTD】決定力で勝ったマン・ユナイテッドがチェルシーにダブル達成!” への18件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    マグワイアのクズ野郎が退場にならなかったのは残念ですが、また面白くなってきましたね!
    マグワイアはクズだけど

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    チェルシーはめちゃくちゃもったいないチーム。
    ランパードは呪われてるんですかね

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    「ビッグ6とのゲームを2つしか残していないマンチェスター・ユナイテッド」はむしろ不利では…?
    どれだけ下位に取りこぼしてきたかを考えればそんなことは言えないと思いますけど…。
    とはいえ新加入組もよろしげですね。

  4. プレミアリーグ大好き! より:

    どちらのファンでもないですが、見てて不快になる審判が試合を壊した典型的な試合でした。
    スパーズ対チェルシーでソンが脚伸ばして一発レッドになったのと同じシーンをマグワイアがやったのにこちらはカードさえ出ず。しかも、テイラーがどちらも裁いた試合なのにです。
    オフサイドやファウルの基準さえ明確になっていないプレミアの審判のレベルは本当に最低だなと思います。

  5. プレミアリーグ大好き! より:

    今のユナイテッドはビッグ6には強くてほかで取りこぼすから結局最後までCL権争いはもつれそうですね

  6. エミリー より:

    熱い展開になるはずの試合だったと思いますが、審判のせいでモヤモヤする試合になってしまいましたね、勝ったユナイテッドは嬉しいでしょうけど。
    まったく理解に苦しみます。
    VARの採用にに至る条件はなんなの?
    ジルーのやつなんて、ゴールで良くないですか?
    半身出ててもゴールになってる時もあるのになぁ。
    チェルシーからすると、到底納得出来ない試合だったと思います。

  7. joe より:

    コバチッチが良かっただけに、カンテの負傷交代は痛かったです。
    2つ目のVARは、少し出ていたので仕方がないとしても、1つ目はなっとくできないです。あのくらいの接触は普通だと思います。DFは倒れれば、ok的な感じになっちゃう…。

  8. プレミアリーグ大好き! より:

    チェルシー ファンですが残念な試合になってしまいました…
    管理人様が記事内でご指摘の通り、決定力不足が一番気になりました。
    判定については個々で見ていくと「微妙だけどまあ仕方ないか…」というものが多かった印象で、総じて少しばかり不運な日だった気がします。
    ユナイテッドはやはり守備が固く、今のランパードチェルシー にはかなり相性が悪い相手になってしまったかもしれません。今季一度も勝てず、苦手意識が芽生えなければいいのですが…
    ペドロの献身的な動きとか、ギャップで受けてからの崩しなどポジティブな面も見られたと感じましたので、また次節にはしっかり切り替えて臨んで頂きたいと思います!

  9. プレミアリーグ大好き! より:

    今日の判定は酷いでしょ。
    まさか1点目がノーゴールになるとは思いませんでしたし、マグワイアの故意のキックはイエローにもならないとか、試合中変な声ばっか出ました。
    自チームに目を向けると朝5時からバチュアイは外しまくるし、胸糞悪い試合でした。

  10. プレミアリーグ大好き! より:

    チェルシーはとにかく運が無かったね
    逆にユナイテッドはいろいろとラッキーだった
    ランパードには深く同情するけど、ジルーを差し置いてバチュアイなんかを使ってきたのは自業自得だわ
    あとマグワイアのゴミ野郎は今すぐ◯ねよ恥知らずが!

  11. ルーニー より:

    ユナイテッドサポーターですが、今日の試合はラッキーでした。皆さんマグワイアの判定について言及されてますが、それよりウィリアンのところはノーファールかフェルナンデスのファールだったかと思います、枠外でしたが。
    チェルシーは主力もかなりいませんし、本当に運で勝った試合でした。

  12. プレミアリーグ大好き! より:

    エイブラハムがおらずバチュアイ、プリシッチも間に合わず、おまけにカンテが即負傷交代。
    それでも倍のシュートを撃って頑張ったものの、糞以下の判定に泣かされ続け、敢えなく撃沈。
    ジルーのオフサイドだけは、少しだとしても出てたんなら仕方ないけど。
    これからセットプレーの際は守備側は相手選手を押して他のチームメイトにぶつければいいんだね^^;
    あと赤い方はキャプテンがあんなので恥ずかしくないのかな?
    絶対にCLになんか行ってほしくないな。プレミアを代表して戦う資格なし。
    シティがやらかしたから6位フィニッシュでよろしく。

  13. プレミアリーグ大好き! より:

    本当に見てて不快な試合になってしまいました。
    削りあいだらけで、試合が止まりユナイテッドに有利な判定が目に留まり、アスピリクエタのファウルもその前にフレッジに押されてますよね?Bフェルナンデスは期待しすぎました。。がっかりですね

  14. プレミアリーグ大好き! より:

    管理人がマグワイアの凶行に一切言及してなくて草
    いくらなんでも無理があるだろ…
    試合後に自分で故意だったって認めてる癖に謝罪は一切しないとことかそっくりで引くわ
    あらゆるフットボールファンへの侮辱だよ
    レジェンドで元キャプテンのキーンからもボロクソに言われてるしな
    ゴミクラブにはお似合いのキャプテンだね

  15. プレミアリーグ大好き! より:

    ロイ・キーン事態、報復で選手を壊したのはっきり認めてるからなぁ

  16. プレミアリーグ大好き! より:

    口の悪いヤツばっかりだな。
    同じクズのくせに。

  17. プレミアリーグ大好き! より:

    自己紹介乙

  18. マルシアルル より:

    コンディション完璧に整えたバイリー、縦横無尽なフレッジ、ついに高さが活きたセットプレー。1ピースずつ固まってきた感じです。ホーランド取れなかったのは痛かったですが、ポグバの売却益で前線誰か連れて来れないかなぁ

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