2020.03.01 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2019-20
【Bournemouth×Chelsea】バスを停めたボーンマス…85分の1発でチェルシーはドロー決着!
バイエルン・ミュンヘンにホームで敗れた直後のプレミアリーグ。ボーンマスの本拠地バイタリティに乗り込んだチェルシーは、しっかり気持ちを切り替え、3ポイントをゲットして3位レスターに近づきたいところです。ランパード監督は、ドイツ王者との一戦から2枚しか入れ替えずにアウェイゲームに臨んでいます。GKカバジェロ、3バックにアスピリクエタ、クリステンセン、フィカヨ・トモリ。WBリース・ジェームズとマルコス・アロンソ、センターにジョルジーニョとコヴァチッチ、ペドロとメイソン・マウントの前にジルーを配する3-4-2-1です。
3分、最初の決定機はボーンマス。右サイドからオーバーラップしたステイシーにライアン・フレイザーが縦パスを通すと、中央に入ったグラウンダーをフリーのビリングがプッシュ。カバジェロが右手に当ててコースを変え、何とか事なきをえました。悔しそうな表情を浮かべていたビリングは、6分にもチャンスを迎えます。ボックスに戻ってクリアしようとしたフィカヨ・トモリから奪ってカバジェロと1対1になると、ニアの隙間をみて左足を振り抜きます。ボールはポストの外に逸れ、またしても先制ならず。2度のピンチをゼロで切り抜けたチェルシーは、徐々に自分たちのペースをつかみ始めます。
9分にビリングが長いボールを左サイドへ。ジョシュア・キングのグラウンダーをフィカヨ・トモリと競ったカラム・ウィルソンは、浮いたボールを右足でプッシュしますが、カバジェロがコースに入って体でセーブしました。ボーンマスの不用意なパスをインターセプトし、前に出ようとするチェルシーは、中盤の選手の速い戻りで奪い返され、シュートレンジでいい形が創れません。押し返してきたホームチームに対して、白いシャツは丁寧なパスワークでポゼッションを取り、ハーフコートマッチに持ち込みます。
30分、アスピリクエタのハイクロスをマルコス・アロンソがヘッドで折り返し、カットされたボールを左SBメイソン・マウントに渡ると、押さえたシュートはGKラムズデールの正面。33分には、ジョルジーニョのパスを受けたリース・ジェームズがニアにクロスを入れ、左足アウトで合わせたジルーのボレーはクロスバーにヒットしますが、逆サイドから走り込んだマルコス・アロンソが左足で押し込みました。
0-1としたチェルシーは、36分にもCKからチャンスをつかみます。ペドロのキックをヘッドで合わせたのはマルコス・アロンソ。左のポストに向かったボールにアスピリクエタが飛び込みますが、その手前に戻ったルイス・クックがぎりぎりでクリアしました。41分のリーズ・ジェームズのミドルは、ラムズデールが左に飛んでセーブ。前半を0-1で終えたチェルシーは、後半開始直後にいきなり決定機を創ります。コヴァチッチのパスでマルコス・アロンソが左から上がり、中央に折り返したボールをフリーのジルーがボレー。左隅に決まるかと思われた一撃はうまくミートせず、ポストの左に逸れていきました。
ボーンマスがイーブンに戻したのは、54分でした。ライアン・フレイザーのCKをヘッドで合わせたのはレルマ。手に当てたカバジェロは、枠の外に出すことができませんでした。さらに57分、ステイシーがライアン・フレイザーに預けてそのまま上がると、ボールはビリングに渡り、ペドロを振り切ってボックス右手前に上がったステイシーに素晴らしいパスが通ります。グラウンダーをファーで受けたジョシュア・キングが無人のゴールに転がして2-1。たった3分で両者の立場は入れ替わり、1点を追うチェルシーの反撃が始まりました。
63分、ライアン・フレイザーがゴールに向かうクロスを入れると、ナタン・アケが競ったこぼれ球をカラム・ウィルソンがボレーで狙うも、カバジェロが体を張ってセーブ。ランパード監督は、64分にフィカヨ・トモリとジョルジーニョを下げ、ロス・バークリーとウィリアンで勝負です。突如みぞれがピッチを叩きますが、何事もなかったかのようにホームサポーターの情熱的なチャントが鳴り響いています。68分にジョシュア・キングと代わったのはスタニスラス。72分にジルーが下がり、今季プレミアリーグ1ゴールのバチュアイが最前線に入ります。
チェルシーのパスまわしは、横、横、横。バチュアイやペドロが最終ラインに張り付いており、ゴール前は渋滞しています。バスを停めたボーンマス守備陣に対して、スペースを作る選手がいれば、有利な体勢でボールを持つシーンを増やせたかもしれません。85分、ようやくチェルシーが追いつきました。クリステンセンが右のアスピリクエタへ、鋭いパスが中央のペドロへ。右足の強烈なシュートをラムズデールが弾くと、フォローしたマルコス・アロンソが頭でプッシュ。素晴らしいプレイを連発していたGKは、指先で触るのが精一杯でした。2-2、ドロー決着。シュート数は9対23ですが、オンターゲットは5対6で、両者ともに勝ち点1は妥当な結果だと思います。
好調時のチェルシーは、ウィリアン、メイソン・マウント、タミー・アブラハムの連携と、直線的な速攻が冴えていたのですが、ボールを持たされた際の崩しのアイデアが乏しく、前線の選手たちが中央に寄り過ぎた感があります。本日のゲームでマン・ユナイテッドが勝てば1ポイント差、スパーズは2ポイント差に迫ってきます。逃げ切れるか、フランク・ランパード。プレミアリーグのTOP10のなかで、後半戦の失点が最も多いチームは、守備の整備と連携の再構築が求められています。
3分、最初の決定機はボーンマス。右サイドからオーバーラップしたステイシーにライアン・フレイザーが縦パスを通すと、中央に入ったグラウンダーをフリーのビリングがプッシュ。カバジェロが右手に当ててコースを変え、何とか事なきをえました。悔しそうな表情を浮かべていたビリングは、6分にもチャンスを迎えます。ボックスに戻ってクリアしようとしたフィカヨ・トモリから奪ってカバジェロと1対1になると、ニアの隙間をみて左足を振り抜きます。ボールはポストの外に逸れ、またしても先制ならず。2度のピンチをゼロで切り抜けたチェルシーは、徐々に自分たちのペースをつかみ始めます。
9分にビリングが長いボールを左サイドへ。ジョシュア・キングのグラウンダーをフィカヨ・トモリと競ったカラム・ウィルソンは、浮いたボールを右足でプッシュしますが、カバジェロがコースに入って体でセーブしました。ボーンマスの不用意なパスをインターセプトし、前に出ようとするチェルシーは、中盤の選手の速い戻りで奪い返され、シュートレンジでいい形が創れません。押し返してきたホームチームに対して、白いシャツは丁寧なパスワークでポゼッションを取り、ハーフコートマッチに持ち込みます。
30分、アスピリクエタのハイクロスをマルコス・アロンソがヘッドで折り返し、カットされたボールを左SBメイソン・マウントに渡ると、押さえたシュートはGKラムズデールの正面。33分には、ジョルジーニョのパスを受けたリース・ジェームズがニアにクロスを入れ、左足アウトで合わせたジルーのボレーはクロスバーにヒットしますが、逆サイドから走り込んだマルコス・アロンソが左足で押し込みました。
0-1としたチェルシーは、36分にもCKからチャンスをつかみます。ペドロのキックをヘッドで合わせたのはマルコス・アロンソ。左のポストに向かったボールにアスピリクエタが飛び込みますが、その手前に戻ったルイス・クックがぎりぎりでクリアしました。41分のリーズ・ジェームズのミドルは、ラムズデールが左に飛んでセーブ。前半を0-1で終えたチェルシーは、後半開始直後にいきなり決定機を創ります。コヴァチッチのパスでマルコス・アロンソが左から上がり、中央に折り返したボールをフリーのジルーがボレー。左隅に決まるかと思われた一撃はうまくミートせず、ポストの左に逸れていきました。
ボーンマスがイーブンに戻したのは、54分でした。ライアン・フレイザーのCKをヘッドで合わせたのはレルマ。手に当てたカバジェロは、枠の外に出すことができませんでした。さらに57分、ステイシーがライアン・フレイザーに預けてそのまま上がると、ボールはビリングに渡り、ペドロを振り切ってボックス右手前に上がったステイシーに素晴らしいパスが通ります。グラウンダーをファーで受けたジョシュア・キングが無人のゴールに転がして2-1。たった3分で両者の立場は入れ替わり、1点を追うチェルシーの反撃が始まりました。
63分、ライアン・フレイザーがゴールに向かうクロスを入れると、ナタン・アケが競ったこぼれ球をカラム・ウィルソンがボレーで狙うも、カバジェロが体を張ってセーブ。ランパード監督は、64分にフィカヨ・トモリとジョルジーニョを下げ、ロス・バークリーとウィリアンで勝負です。突如みぞれがピッチを叩きますが、何事もなかったかのようにホームサポーターの情熱的なチャントが鳴り響いています。68分にジョシュア・キングと代わったのはスタニスラス。72分にジルーが下がり、今季プレミアリーグ1ゴールのバチュアイが最前線に入ります。
チェルシーのパスまわしは、横、横、横。バチュアイやペドロが最終ラインに張り付いており、ゴール前は渋滞しています。バスを停めたボーンマス守備陣に対して、スペースを作る選手がいれば、有利な体勢でボールを持つシーンを増やせたかもしれません。85分、ようやくチェルシーが追いつきました。クリステンセンが右のアスピリクエタへ、鋭いパスが中央のペドロへ。右足の強烈なシュートをラムズデールが弾くと、フォローしたマルコス・アロンソが頭でプッシュ。素晴らしいプレイを連発していたGKは、指先で触るのが精一杯でした。2-2、ドロー決着。シュート数は9対23ですが、オンターゲットは5対6で、両者ともに勝ち点1は妥当な結果だと思います。
好調時のチェルシーは、ウィリアン、メイソン・マウント、タミー・アブラハムの連携と、直線的な速攻が冴えていたのですが、ボールを持たされた際の崩しのアイデアが乏しく、前線の選手たちが中央に寄り過ぎた感があります。本日のゲームでマン・ユナイテッドが勝てば1ポイント差、スパーズは2ポイント差に迫ってきます。逃げ切れるか、フランク・ランパード。プレミアリーグのTOP10のなかで、後半戦の失点が最も多いチームは、守備の整備と連携の再構築が求められています。
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