2020.03.03 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2019-20
【Tottenham×Wolves】最終ラインの刷新は裏目…ウルヴスの速攻に屈したスパーズは7位陥落!
エヴァートンVSマンチェスター・ユナイテッドを観ながら、同時刻開催だったトッテナムVSウルヴスの途中経過を気にしていたのですが、ハーフタイムの2-1をチェックしたときは、スパーズが勝つものとばかり思っていました。前節のロンドンダービーでチェルシーに敗れるまでは、プレミアリーグ4戦3勝。26節のアストン・ヴィラ戦まで、プレミアリーグとFAカップで5戦連続ゴールを決めていたソン・フンミンのリタイアは激痛ですが、リードしているホームゲームを落とすことはないだろうと高をくくっていたのです。
GKガッサニーガ、最終ラインはセルジュ・オーリエ、ダヴィンソン・サンチェス、タンガンガ、ベン・デイヴィス。中盤センターにはエリック・ダイアーとハリー・ウィンクスが並び、2列めにロ・チェルソ、デル・アリ、ベルフワイン。最前線のルーカス・モウラは今季プレミアリーグ4ゴールと今ひとつですが、キックオフからアグレッシブなプレイを見せています。7分にベン・デイヴィスのロングフィードで最前線に飛び出したデル・アリはオフサイド。10分過ぎからのウルヴスの波状攻撃をしのいだホームチームは、13分にあっさり先制しました。
ハリー・ウィンクスがベルフワインに楔を入れ、ロ・チェルソが右のセルジュ・オーリエに展開すると、ニアのルーカス・モウラがスルーしたグラウンダーをデル・アリがプッシュ。ルイ・パトリシオが弾いたボールを押し込んだベルフワインは、プレミアリーグ2ゴールめです。スパーズの最終ラインは、エリック・ダイアーが中央に下がり、3バックになっています。21分、右サイドで縦に仕掛けたアダマ・トラオレのクロスがファーに上がると、ジョッタの右足シュートはガッサニーガの頭上にアウト。ウルヴスが追いついたのは27分でした。ワンツーから左サイドを突破したヴィナグレがゴールライン際から折り返すと、タンガンガの中途半端なクリアがドハーティの目の前にこぼれ、左足のシュートがガッサニーガの脇を抜きました。
29分、ロ・チェルソの柔らかいロングフィードがボックス左に入り、ベン・デイヴィスがヘッドで折り返すと、デル・アリのシュートチャンスは横から足を出したコーディーに阻まれます。ハリー・ウィンクスがトップに当てて左右に展開するアタックと、前線へのロングフィードで最終ラインの混乱を誘うスパーズに対して、ウルヴスは少人数の速攻で対抗しています。ホームチームの勝ち越しゴールは45分。自陣でのパスカットからロ・チェルソとハリー・ウィンクスがパス交換をかわし、ベルフワイン、デル・アリと中央でつなぐと、ラストパスがボックス右角のセルジュ・オーリエへ。切り返しから左足で放った美しいシュートに名手ルイ・パトリシオも反応できず、ボールは左のサイドネットを揺らしました。
後半に入って49分、モウティーニョが右から蹴ったFKに頭ひとつ出たジョッタのヘッドはクロスバー越え。ここから攻め続けていたスパーズは、56分に痛恨の失点を喫してしまいます。ルベン・ネヴェスが中央にいたアダマ・トラオレにつなぐと、タンガンガに激突しながら強引に突破したドリブラーがラウル・ヒメネスに縦パス。右からボックスに入ってきたドハーティにパスが通り、グラウンダーが中央に入ると、押し込んだのは絶好調のジョッタでした。ELのエスパニョール戦でハットトリックを達成した18番は、公式戦4戦6発と確変中。2-2となったゲームは、激しい競り合いでピッチに倒れ込む選手が続出し、どちらが勝ってもおかしくない展開になりつつあります。
単調なクロスに終始したスパーズが、逆転ゴールを許したのは73分。左サイドでセルジュ・オーリエを抜き去ったジョッタが中央に進路を取り、右で待っていたラウル・ヒメネスにラストパス。キックフェイントでタンガンガを腰砕けにしたエースが、今季プレミアリーグ13発めを冷静に左隅に収めました。74分にアダマ・トラオレが下がり、19歳のネトが前線へ。モウリーニョ監督が77分にタンガンガをエンドンベレに代えると、ヌーノ監督はジョッタをデンドンケルにスイッチして守備を固めます。82分にセルジュ・オーリエをジェドソン・フェルナンデスに代えた名将は、5バックにシフトしたウルヴスの堅陣を崩すに至りませんでした。猛攻をしのいだアウェイチームがライバルを引きずり下ろし、プレミアリーグ6位に順位を上げました。
チャンピオンズリーグとプレミアリーグで連敗し、テコ入れを図ったモウリーニョ監督の最終ライン刷新が裏目に出た一戦。すべての失点に絡んでしまったタンガンガは、今でも憂鬱なのではないでしょうか。いつものメンバーで戦ったウルヴスの手数をかけない速攻は破壊力抜群で、スパーズの守備陣は冷静に対応することができませんでした。
7位に落ちたスパーズの次節は、しぶといバーンリー。何とか3ポイントをゲットし、ライプツィヒ、マンチェスター・ユナイテッドと続く重要な連戦をいい形で迎えたいところです。モウリーニョ監督は、直近のプレミアリーグ3試合で7失点の守備を立て直すことができるでしょうか。チェルシーと5ポイント差のチームにとって、今こそが正念場です。
GKガッサニーガ、最終ラインはセルジュ・オーリエ、ダヴィンソン・サンチェス、タンガンガ、ベン・デイヴィス。中盤センターにはエリック・ダイアーとハリー・ウィンクスが並び、2列めにロ・チェルソ、デル・アリ、ベルフワイン。最前線のルーカス・モウラは今季プレミアリーグ4ゴールと今ひとつですが、キックオフからアグレッシブなプレイを見せています。7分にベン・デイヴィスのロングフィードで最前線に飛び出したデル・アリはオフサイド。10分過ぎからのウルヴスの波状攻撃をしのいだホームチームは、13分にあっさり先制しました。
ハリー・ウィンクスがベルフワインに楔を入れ、ロ・チェルソが右のセルジュ・オーリエに展開すると、ニアのルーカス・モウラがスルーしたグラウンダーをデル・アリがプッシュ。ルイ・パトリシオが弾いたボールを押し込んだベルフワインは、プレミアリーグ2ゴールめです。スパーズの最終ラインは、エリック・ダイアーが中央に下がり、3バックになっています。21分、右サイドで縦に仕掛けたアダマ・トラオレのクロスがファーに上がると、ジョッタの右足シュートはガッサニーガの頭上にアウト。ウルヴスが追いついたのは27分でした。ワンツーから左サイドを突破したヴィナグレがゴールライン際から折り返すと、タンガンガの中途半端なクリアがドハーティの目の前にこぼれ、左足のシュートがガッサニーガの脇を抜きました。
29分、ロ・チェルソの柔らかいロングフィードがボックス左に入り、ベン・デイヴィスがヘッドで折り返すと、デル・アリのシュートチャンスは横から足を出したコーディーに阻まれます。ハリー・ウィンクスがトップに当てて左右に展開するアタックと、前線へのロングフィードで最終ラインの混乱を誘うスパーズに対して、ウルヴスは少人数の速攻で対抗しています。ホームチームの勝ち越しゴールは45分。自陣でのパスカットからロ・チェルソとハリー・ウィンクスがパス交換をかわし、ベルフワイン、デル・アリと中央でつなぐと、ラストパスがボックス右角のセルジュ・オーリエへ。切り返しから左足で放った美しいシュートに名手ルイ・パトリシオも反応できず、ボールは左のサイドネットを揺らしました。
後半に入って49分、モウティーニョが右から蹴ったFKに頭ひとつ出たジョッタのヘッドはクロスバー越え。ここから攻め続けていたスパーズは、56分に痛恨の失点を喫してしまいます。ルベン・ネヴェスが中央にいたアダマ・トラオレにつなぐと、タンガンガに激突しながら強引に突破したドリブラーがラウル・ヒメネスに縦パス。右からボックスに入ってきたドハーティにパスが通り、グラウンダーが中央に入ると、押し込んだのは絶好調のジョッタでした。ELのエスパニョール戦でハットトリックを達成した18番は、公式戦4戦6発と確変中。2-2となったゲームは、激しい競り合いでピッチに倒れ込む選手が続出し、どちらが勝ってもおかしくない展開になりつつあります。
単調なクロスに終始したスパーズが、逆転ゴールを許したのは73分。左サイドでセルジュ・オーリエを抜き去ったジョッタが中央に進路を取り、右で待っていたラウル・ヒメネスにラストパス。キックフェイントでタンガンガを腰砕けにしたエースが、今季プレミアリーグ13発めを冷静に左隅に収めました。74分にアダマ・トラオレが下がり、19歳のネトが前線へ。モウリーニョ監督が77分にタンガンガをエンドンベレに代えると、ヌーノ監督はジョッタをデンドンケルにスイッチして守備を固めます。82分にセルジュ・オーリエをジェドソン・フェルナンデスに代えた名将は、5バックにシフトしたウルヴスの堅陣を崩すに至りませんでした。猛攻をしのいだアウェイチームがライバルを引きずり下ろし、プレミアリーグ6位に順位を上げました。
チャンピオンズリーグとプレミアリーグで連敗し、テコ入れを図ったモウリーニョ監督の最終ライン刷新が裏目に出た一戦。すべての失点に絡んでしまったタンガンガは、今でも憂鬱なのではないでしょうか。いつものメンバーで戦ったウルヴスの手数をかけない速攻は破壊力抜群で、スパーズの守備陣は冷静に対応することができませんでした。
7位に落ちたスパーズの次節は、しぶといバーンリー。何とか3ポイントをゲットし、ライプツィヒ、マンチェスター・ユナイテッドと続く重要な連戦をいい形で迎えたいところです。モウリーニョ監督は、直近のプレミアリーグ3試合で7失点の守備を立て直すことができるでしょうか。チェルシーと5ポイント差のチームにとって、今こそが正念場です。
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