イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Liverpool×Bournemouth】速攻炸裂!サラーとマネが決めたリヴァプールが、逆転でホーム22連勝!

ヘンダーソンは太腿のケガが癒えず、アリソンは股関節負傷で3週間のリタイア。プレミアリーグ29節、アンフィールドで戦うボーンマス戦のピッチには、ロバートソンの姿もありません。前節のワトフォード戦で3-0という信じられないスコアで完敗を喫したリヴァプールは、堅守と前線の爆発力を取り戻せるでしょうか。クロップ監督の最大の希望は、今季プレミアリーグで36ゴールの3トップが揃っていることです。GKアドリアン、DFアーノルド、ジョー・ゴメス、ファン・ダイク、ミルナー、MFファビーニョ、ワイナルドゥム、チェンバレン、FWサラー、フィルミーノ、マネ。キックオフからポゼッションを取るホームチームは、中盤にボールをつなげられず、ファン・ダイクのロングフィードも打開策になりません。

最初のチャンスは6分。ボックスに走り込んだアーノルドを確認したチェンバレンが浮き球を通すと、ニアに上げたクロスはサラーに届かず。9分、縦パスを追ったカラム・ウィルソンがジョー・ゴメスを弾き飛ばしてキープし、右から走り込んだビリングにパスを通すと、さらに外から上がったレルマに絶妙な縦パス。グラウンダーを受けたカラム・ウィルソンはノーマークで、無人のゴールに流し込むだけでした。14分、ライアン・フレイザーのCKをファン・ダイクが触れず、ナタン・アケがジャストミートしたヘッドはアドリアンがかろうじてセーブ。強かった頃のレッズに見られなかったピンチが続き、1失点で収まるとは思えません。

15分ℳ、アーノルドが右足アウトにかけた縦パスをラインの裏に通すと、スティーヴ・クックをかわしたフィルミーノは、右足のフィニッシュをラムズデールにぶつけてしまいます。19分。スティーヴ・クックが負傷でリタイアし、ジャック・シンプソンにスイッチ。25分には、入ったばかりのシンプソンがビルドアップが乱れたところをマネに奪われ、ゴール前で2対1の形になってしまいます。ラストパスを受けたサラーが、レルマの股間を通すシュートを右隅に決めて1-1。レッズが一方的に押す展開となり、28分にはファン・ダイクの浮き球を持ち込んだアーノルドの高速グラウンダーが中央に入りますが、シンプソンがマネの前に入って外に掻き出しました。

33分、センターサークルでインターセプトしたファン・ダイクが完璧なスルーパスをマネに通し、ラムズデールのポジションを確認した10番が右隅に流し込んで2-1。27分、サラーのロングクロスが逆サイドのミルナーに合うと、右足のボレーはGKの正面。39分のボーンマスのカウンターは、左から中に斬り込んだスタニスラスの強烈な一撃をアドリアンがセーブします。レッズの1点リードでハーフタイム。後半もリヴァプールがポゼッションを主張し、ボーンマスは全員が自陣にこもっています。

周囲の選手との連携が今ひとつのアーノルドは、いい形でクロスを入れられず、左サイドからのアタックは、ニアで受けるマネやフィルミーノがシュートに持ち込めません。61分、ミルナーの
裏に走ったライアン・フレイザーにビリングの縦パスが通り、飛び出したアドリアンの頭上を越すループシュートがゴールに向かうと、ダッシュで戻ったミルナーがぎりぎりでクリア。66分のCKに競り勝ったファン・ダイクのヘッドは、ラムズデールの正面。72分にサラーを走らせたフィルミーノの浮き球をナタン・アケがカットすると、猛然とスプリントした9番がボックス右から速いクロスを入れまずが、ファーにいたマネは触れませんでした。

74分、マネの強烈なミドルは右のポストにヒット。77分にチェンバレンのパスがボックス右コーナーのサラーに出ると、ニアを狙ったシュートはラムズデールが左手で弾きます。1分後、右サイドで奪ったサラーがドリブルで持ち込み、外からフォローしたミルナーに預けたチャンスは、フリーで蹴った高速グラインダーがニアでブロックされ、追加点を奪えません。84分、チェンバレンが下がってララナ。終盤は押されたレッズですが、91分のショートカウンターは決定機。サラーに預けてゴール前に入ったフィルミーノは、リターンをもらって放ったフリーのボレーを打ち上げてしまいました。

追加タイムをボールをキープして過ごしたリヴァプールは、プレミアリーグレコードのホーム22連勝を達成。3ポイントをゲットしてCLに臨めるのはいいのですが、最終ラインの裏を再三突かれていたのが気になりました。一方、攻撃面では、前で奪って一気にゴール前に運ぶレッズらしいショートカウンターが戻ってきたのが好材料。ミッドウィークのアトレティコ・マドリード戦では、1ヵ月半もゴールから遠ざかっているフィルミーノの1発に期待しましょう。プレミアリーグ初制覇まで、あと3勝。欧州連覇に集中できる状況が整っています。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“【Liverpool×Bournemouth】速攻炸裂!サラーとマネが決めたリヴァプールが、逆転でホーム22連勝!” への1件のコメント

  1. Macki より:

    早速の更新ご苦労様です。
    早々の失点でどうなるかと思いましたが、前半のうちに逆転で逃げ切る事ができてほっとしております。
    勝利が必要だったゲームをモノにしたのは大きいですが、
    やはり裏を取られるところはCLまで改善されるか気になりますね。アトレティコ戦はアンフィールドですから良い感じで入れると思います。期待してます!

コメントを残す