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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Arsenal×West Ham】ラカゼット、意地の1発!アーセナルがウェストハムを下してプレミアリーグ3連勝!

4位チェルシーと8ポイント差のアーセナルがCL出場権獲得に希望をつなぐためには、プレミアリーグ16位のハマーズとのホームゲームを落とすわけにはいきません。ロンドンダービーに臨むアルテタ監督は、現在のベストメンバーを揃えています。GKレノ、DFパパスタソプーロス、ダヴィド・ルイス、パブロ・マリ、サカ。中盤センターはダニ・セバージョスとジャカ、2列めにニコラ・ペペ、エジル、オーバメヤン、最前線は今季プレミアリーグ4戦1発のエンケティアです。キックオフから1分40秒、ジャカの不用意なパスをカットしたボーウェンのシュートが右のポストを直撃。アーセナルが落ち着いたのは、5分を過ぎてから。8分のジャカのミドルは、クロスバーを越えていきました。

11分、フォルナルスが右に出した絶妙なパスをパブロ・マリがインターセプトできず、右サイドから上がったマイケル・アントニオはフリー。中央にはダヴィド・ルイスしかおらず、2対1の決定的な形でしたが、セバスチャン・アレへのラストパスがズレてしまい、ハマーズは先制できません。2分後、ジャカのクロスをオグボンナがクリア。拾ったエジルのボレーはファビアンスキがセーブし、こぼれ球を追ったエンケティアの折り返しはGKの正面です。19分に自陣でエンケティアが奪われ、ノーブルのラストパスがアレに入ると、レノが飛び出しでボールに触り、プレミアリーグ7ゴールのストライカーはシュートを打てずに終わりました。

22分、ガナーズのショートコーナー。ボックス右に上がったボールをニコラ・ペペが足元に収め、オーバメヤンが浮かしたボールをパパスタソプーロスが頭で合わせますが、ボールはクロスバーを叩き、ベテランDFは天を仰ぎます。直後にクレスウェルが直接打ったFKは、レノの頭上にアウト。31分のフォルナルスのミドルは、冷静な守護神が難なくキャッチします。37分に右から仕掛けたニコラ・ペペが2人をかわしてゴールに迫ると、デクラン・ライスがスライディングでクリア。アルテタ戦術にフィットしたレフティは、2分後にも3人に囲まれながらボックス手前まで持ち込みますが、縦パスに反応したエンケティアがオフサイドです。

41分、左からのCKでディオプが競り勝ち、フリーのマイケル・アントニオがレノの目の前でタッチしますが、右に外して先制ならず。前半終了のホイッスルとともに鳴ったブーイングは、直前のエンケティアの転倒にPKが与えられなかったことに対する抗議でしょう。0-0で後半に突入。48分に左右に振って隙を窺ったアーセナルのアタックは、ニコラ・ペペのクロスが浮いてしまい、オーバメヤンに合いません。51分、ノーブルをかわして中に入ったサカがエンケティアをフリーにする縦パスをフィード。GKの前に躍り出たストライカーは、左足のフィニッシュをセーブされてしまいました。

56分、デクラン・ライスが左のクレスウェルを使い、ニアでクロスを受けたアレが左足に引っかけてゴール前に浮かすと、ノーマークのマイケル・アントニオのヘッドはレノが右手で弾くビッグセーブ。アルテタ監督は、59分にエンケティアをラカゼットにスイッチします。66分、オーバメヤンの美しいクロスがファーのニコラ・ペペにピタリと合うも、左足のボレーはクレスウェルがブロック。69分にはニコラ・ペペが下がり、20歳のネルソンが右サイドに入ります。

78分、サカが中央に流したボールをオーバメヤンがシュート。浮いたボールがラインの裏に出たエジルに渡り、ヘディングの落としをラカゼットが左隅に叩き込みます。既にラインズマンの旗は上がっており、ガナーズの選手たちはVARの判定待ち。ラカゼットが両手を挙げ、チームメイトが駆け寄ったのは2分ほど経ってからでした。81分にソーチュクを送り出したモイーズ監督は、フェリペ・アンデルソン投入が87分と後手を踏みました。アルテタ監督の最後のカードは、89分にエジルをベジェリン。左からのクロスがファーに届くとピンチになっていたので、3バックにシフトしてパブロ・マリにケアさせたかったのでしょう。

ハマーズの反撃は及ばず、ガナーズがクリーンシートでプレミアリーグ3連勝。苦しい試合でしたが、プレイ選択を間違えなかったレノが再三のピンチを潰してくれました。ダニ・セバージョスのキープ力と配球、パブロ・マリの的確なパスワークが印象的だった一戦。クロスを競った後にマークがずれるという課題をクリアする必要があり、サイドにボールが入った際に中央に流動性をもたせてボールを引き出すなどの工夫もほしいところですが、次につながるいい勝利だったのではないかと思います。

ミッドウィークは、マンチェスター・シティとのアウェイゲーム。3ポイントをゲットできれば、一気に視界が鮮明になります。キーマンは、ニコラ・ペペとオーバメヤンではないでしょうか。国内では11戦連続無敗と立ち直りつつあるアルテタガナーズに、今季のベストバウトを期待しましょう。


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“【Arsenal×West Ham】ラカゼット、意地の1発!アーセナルがウェストハムを下してプレミアリーグ3連勝!” への1件のコメント

  1. エミリー より:

    我らが守護神レノ様のおかげで、今節も負けずに済みました(笑)
    オーバメヤンと同等の欠かせない選手です。

    何と言うか、自分達の時間を作れないんですよねぇ。
    やっぱり諸々の精度が低いんでしょうね。
    朝起きて、ハイライトを見返すと、そんなに悪くないような感じの編集になっていたけど、ハラハラし通しの大苦戦でしたからね。

    セバージョス、マリのレンタル組も活躍してました。
    もう、本契約していいのでは?
    てか、させて頂くって感じじゃないですか?
    とにかく勝てて良かったです!

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