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【Brentford×MAN.UTD】前半4失点!戦術不明確のマン・ユナイテッド、ショッキングな連敗!

プレミアリーグ2022-23シーズンの開幕戦は、オールド・トラフォードでブライトンに1-2完敗。テン・ハフ監督率いるマンチェスター・ユナイテッドは、2試合連続で勝ち点を落とすわけにはいきません。最前線にCR7を復帰させた指揮官は、ブルーノとエリクセンを並べる攻撃的な布陣を採用しています。さっそく、先発の11人を紹介しましょう。

GKデ・ヘア、DFダロト、マグワイア、リサンドロ・マルティネス、ルーク・ショー。MFフレッジ、ブルーノ・フェルナンデス、エリクセン、前線にラシュフォード、クリスティアーノ・ロナウド、ジェイドン・サンチョ。立ち上がりから押しているマンチェスター・ユナイテッドは、エリクセンが深い位置に下がってボールを散らしています。

3分のロナウドのロングシュートは、GKラヤの正面。5分にロングスローから混戦に持ち込んだブレントフォードは、CKのクリアを叩いたヘンリーのダイレクトショットがクロスバーを越えていきます。スコアが動いたのは、10分。自陣でのスローインからロナウドが奪われ、イエンセンのパスで右に流れたジョシュ・ダシルヴァがニアを狙うと、キャッチしたかに見えたデ・ヘアが後ろに逸らしてしまいました。

すかさず反撃するアウェイチーム。11分の速攻は、右でパスを受けたサンチョの落としをブルーノ・フェルナンデスが打ち上げました。16分、ビルドアップからエリクセンがパスをカットされ、ボックス手前で強引に止めたマグワイアにイエローカード。イエンセンのFKは、バーすれすれを越えていきました。

このゴールキックから、デ・ヘアがエリクセンにつなごうとすると、強烈なプレスをかけたイエンセンがインターセプト。左をケアした守護神は、逆サイドに飛んだボールを呆然と見送るしかありませんでした、イージーなミスから2失点。テン・ハフ監督は、険しい表情で首を振っています。

24分、速攻からの二次攻撃で、右のダロトにボールが渡りますが、ミドルはうまくヒットせずラヤがキャッチ。マン・ユナイテッドは自陣でファールを繰り返し、セットピースからきわどいシーンが続いています。3点めは、30分のCK。右からのボールをファーのイヴァン・トニーがヘッドで折り返すと、ゴール前にいたベン・ミーがリサンドロ・マルティネスに競り勝ち、頭で押し込みました。

35分、ボックス内でサンチョが奪われ、ロングフィード1発でカウンターが発動。左でキープしたイヴァン・トニーが中央にラストパスを入れると、ルーク・ショーを振り切ったエンベウモがデ・ヘアと1対1になり、悠々とゴール左に流し込みました。前半で4-0!38分に左からラインの裏に出たラシュフォードは、勇敢に飛び出してクリアしたラヤと接触し、ピッチに転倒しています。

44分のブルーノのミドルは、枠にいかず。いいところがなかった前半がようやく終わりました。ハーフタイムにフレッジ、ルーク・ショー、リサンドロ・マルティネスが下がり、ヴァラン、タイレル・マルシア、マクトミネイ。勝利をめざすというより、止血処理と表現したくなる采配です。

50分のCKから、ボックス右でトラップしたヒッキーがニアを狙うと、デ・ヘアが足でストップ。52分、ダロトのクロスで競り勝ったロナウドのヘッドは、ラヤの頭上を越えていきます。60分、サンチョに代わってエランガ。67分に右に流れたラシュフォードが中央に折り返すと、エリクセンのヘッドはラヤが冷静にキャッチしました。

ブレントフォードのボックスを包囲するマンチェスター・ユナイテッドは、サイドで優位に立つものの、ラストパスが味方に通りません。81分にマラシアのグラウンダーをセーレンセンが処理しきれず、エリクセンの左足バイシクルが右隅に飛びますが、惜しくもポストの外に抜けていきました。87分、エリクセンが下がってファン・デ・ベーク。アウェイチームは、決定機を創れずにタイムアップを迎えました。

昨季の最終盤から、プレミアリーグのTOP4以外のチームに4連敗。この間、オープンプレーからのゴールはなく、オウンゴールをひとつもらっただけです。エリクセンのパスセンスとブルーノの得点力を活かす形を創れず、厚みも連携もないサイドアタックは凡庸なクロスを上げるのみに留まりました。

デ・ヘアのエラーと無謀なパスもさることながら、背の低いCBが競り負けた3点めと、体が重いSBがちぎられた4点めはショッキングでした。ヴァランとタイレル・マラシアを頭から起用しなかったのは、指揮官の判断ミスでしょう。CBの連携の悪さに加えて、セットピースの守備の脆さも気になりました。早期に改善しなければ、下位クラブに狙われてしまいます。

昨季はアーセナルが3連敗スタートでしたが、2つはチェルシーとマン・シティです。9位と13位に連敗したマンチェスター・ユナイテッドは、より重症でしょう。次節はリヴァプール。攻守ともに戦術が不明確なチームは、何点獲られるかわからない試合を繰り返すのでしょうか。収穫なきゲームを終えた今は、「気持ちで負けないでほしい」としかいえません。


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“【Brentford×MAN.UTD】前半4失点!戦術不明確のマン・ユナイテッド、ショッキングな連敗!” への2件のフィードバック

  1. ASAP より:

    元のメンバーに戦術を仕込むのにも苦戦しているようですし、復活すると言われていたファン・デ・ベークの現状の扱い、リサンドロ・マルティネスの仕上がりをみると、テン・ハフ監督にとって頼みの綱に思えるアヤックスブランドにも信が置けず、なかなか苦しいですね。

    とくにリサンドロ・マルティネスは、スクラブル状態や流れのなかでならいざしらず、プレミアで常時CBを張るにはまずもって小柄すぎる(公称175cm)ように思われます。ヴァランは監督からするとボールのデリバリーがよくないのでしょうか(それとも利き足の問題?)。

  2. ぎぐ爺 より:

    まず、フルタイム見れた人(自分含めて)に拍手ですね。
    それぐらい酷かった。

    とりあえずマクトミネイ使うのやめてくれ。
    少し寄せられただけでミス連発だし、毎試合、退場しそうになるし
    PLのTOP10のチームのベンチレベルですらない。

    左サイドの二人はプレーの幅が狭すぎるし、諸々がアバウトで雑すぎ。
    前はエリクセンorガルナチョ、後ろはマラシアに変えて欲しい。
    あとマルティネスはアンカーもしくは、エリクセンと二人で三列目で。

    次戦は更に厳しいだろうけど、結果はどうあれ
    「PLで戦える布陣」で挑んで欲しいものです。

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