2022.09.04 プレミアリーグ観戦記
【Everton×Liverpool】ボックス内から20発でノーゴール…決められないレッズ、無念のドロー!
プレミアリーグ6節のランチタイムキックオフは、グディソンパークのマージーサイドダービー。リヴァプールは2勝2分1敗で6位、エヴァートンは3分2敗で17位と絶不調です。ランパード監督は、獲得したばかりのモペイを最前線に抜擢。クロップ監督は、3試合の出場停止処分を喰らったダルウィン・ヌニェスを復帰させています。
プレミアリーグ制覇をめざすアウェイチームのスタメンをチェックしておきましょう。GKアリソン、DFアーノルド、ジョー・ゴメス、ファン・ダイク、ツィミカス、中盤にはファビーニョ、エリオット、ファビオ・カルヴァーリョ、フロントスリーにサラー、ダルウィン・ヌニェス、ルイス・ディアス。キックオフから3分が過ぎ、リヴァプールが一方的に攻める展開が続いています。
エヴァートンの前線に入ったモペイは、しきりに裏を狙っています。敵陣で奪った8分のショートカウンターは、右から上がったデマライ・グレイがボックス右のモペイを使い、グラウンダーが逆サイドへ。アンソニー・ゴードンが追いついていれば先制というチャンスでした。
15分、アーノルドが縦に出したロングフィードで、ルイス・ディアスがボックス右にスプリント。頭に当ててピックフォードをかわしたウインガーは、シュートを打てる形に持ち込めません。23分、CKのクリアに走り込んだアンソニー・ゴードンのシュートは、アリソンが左に反応してキャッチ。27分に左からのFKをツィミカスがニアに浮かすと、ルイス・ディアスは惜しくも触れず、ピックフォードが懐に収めました。
32分のエヴァートンの波状攻撃は、右からのクロスを収めたモペイのシュートがファン・ダイクに阻まれ、フォローしたトム・デイヴィスの一撃は左のポストにヒット。40分の左からのFKが逆サイドに流れると、クロスに競り勝ったダルウィン・ヌニェスのヘッドは枠を越えてしまいました。
43分、ファビーニョのロングフィードをボックス右で胸で落としたのはダルウィン・ヌニェス。淀みない動きで放ったボレーは、ピックフォードが指先で触り、左のポストを叩きました。拾ったルイス・ディアスがすかさずカットインして右足を振り抜くと、右隅に飛んだボールは、またしてもポストに直撃しました。
前半のシュートは6本ずつ、オンターゲットも1対1のイーブン。明らかに運動量が少ないレッズは、ビルドアップから縦に出せず、セーフティーなパスワークが続くシーンが目立っています。ハーフタイムにファビオ・カルヴァーリョが下がり、プレミアリーグ4戦3発3アシストのフィルミーノが前線に加わりました。
後半開始直後の47分、左からドリブルで突破したルイス・ディアスがニアにグラウンダーを入れると、ダルウィン・ヌニェスの左足ボレーはミスキックです。さらに49分、左からのクロスをボックス右で受けたエリオットは、シュート性のボールをゴール前へ。こぼれ球が左サイドに出ると、ツィミカスのダイレクトショットは逆サイドに流れていきました。
54分にクリアに反応したダルウィン・ヌニェスが、強烈なボレーをピックフォードに押さえられた後、57分にイオビが放った強引なミドルは右にアウト。クロップ監督は、59分にツィミカスとアーノルドを下げ、ロバートソンとミルナーを入れています。63分にアンソニー・ゴードンが右から仕掛け、ニアに走り込んだパターソンがダイレクトショットを放つと、ファン・ダイクが体に当ててCKに逃れました。
1分後、ミルナーのフィードをルイス・ディアスが頭でつなぎ、ダルウィン・ヌニェスがフィルミーノに落とすと、右から打った決定的な一撃はピックフォードが指先で外に弾くビッグセーブ。CKからのフィルミーノのヘッドも、トフィーズの守護神が冷静にセーブしました。65分、CKをカットしてからのトフィーズのカウンター。デマライ・グレイの折り返しを受けたモペイはフリーでしたが、コースを消したアリソンが冷静にセーブしました。
70分、デマライ・グレイのクロスを左のモペイが巧みにトラップし、右のポスト際を狙ったボールをコーディーがプッシュしますが、VARを通したジャッジはオフサイド。前を厚くしたレッズは、中盤のサイドのスペースを使われ、何度も速攻を喰らっています。クロップ監督の4-2-3-1は失敗か。75分にオナナの足首を踏んでしまったファン・ダイクは、レッドではなくイエローです。
80分にエリオットとダルウィン・ヌニェスが下がり、ジョッタとマティプがピッチへ。84分に右サイドでレッズ守備陣を振り回したマクニールは、左足で巻いたコントロールショットをファーに放ちますが、ミルナーに当たった難しいボールはアリソンが上に弾き出しました。
87分、サラーが右足アウトにかけた絶妙なクロス。フィルミーノのボレーは、ピックフォードが右に飛んで外にプッシュしました。追加タイムはレッズが優勢。95分、左からスプリントしたロバートソンが中央のルイス・ディアスに預け、右に出たラストパスをサラーがシュート。決まるかと思われた瞬間、ピックフォードがぎりぎりで触り、ボールはニアポストに当たりました。
0-0という結果に、トフィーズサポーターは大喝采。レッズにとっては悔しい勝ち点ロストです。MVPは、文句なしでピックフォードでしょう。シュート数23本、ボックスの中から20本、オンターゲット8本、バー&ポストが3本。サラー、フィルミーノ、ダルウィン・ヌニェスは決定的なフィニッシュをすべてセーブされ、ルイス・ディアスは得意のカットインからのシュートを枠に収められませんでした。
ゴールレスで終わったレッズは、サイドから崩されるシーンが多かったのも気になりました。最終ラインは、全員が本調子ではなさそうです。負傷者は未だ8人。ナポリ、ウルヴス、アヤックス、チェルシーというタイトな日程を乗り切れるのでしょうか。アーセナルがマンチェスター・ユナイテッドに勝てば、その差は9ポイントに開きます。(ジョーダン・ピックフォード 写真著作者/Кирилл Венедиктов)
プレミアリーグ制覇をめざすアウェイチームのスタメンをチェックしておきましょう。GKアリソン、DFアーノルド、ジョー・ゴメス、ファン・ダイク、ツィミカス、中盤にはファビーニョ、エリオット、ファビオ・カルヴァーリョ、フロントスリーにサラー、ダルウィン・ヌニェス、ルイス・ディアス。キックオフから3分が過ぎ、リヴァプールが一方的に攻める展開が続いています。
エヴァートンの前線に入ったモペイは、しきりに裏を狙っています。敵陣で奪った8分のショートカウンターは、右から上がったデマライ・グレイがボックス右のモペイを使い、グラウンダーが逆サイドへ。アンソニー・ゴードンが追いついていれば先制というチャンスでした。
15分、アーノルドが縦に出したロングフィードで、ルイス・ディアスがボックス右にスプリント。頭に当ててピックフォードをかわしたウインガーは、シュートを打てる形に持ち込めません。23分、CKのクリアに走り込んだアンソニー・ゴードンのシュートは、アリソンが左に反応してキャッチ。27分に左からのFKをツィミカスがニアに浮かすと、ルイス・ディアスは惜しくも触れず、ピックフォードが懐に収めました。
32分のエヴァートンの波状攻撃は、右からのクロスを収めたモペイのシュートがファン・ダイクに阻まれ、フォローしたトム・デイヴィスの一撃は左のポストにヒット。40分の左からのFKが逆サイドに流れると、クロスに競り勝ったダルウィン・ヌニェスのヘッドは枠を越えてしまいました。
43分、ファビーニョのロングフィードをボックス右で胸で落としたのはダルウィン・ヌニェス。淀みない動きで放ったボレーは、ピックフォードが指先で触り、左のポストを叩きました。拾ったルイス・ディアスがすかさずカットインして右足を振り抜くと、右隅に飛んだボールは、またしてもポストに直撃しました。
前半のシュートは6本ずつ、オンターゲットも1対1のイーブン。明らかに運動量が少ないレッズは、ビルドアップから縦に出せず、セーフティーなパスワークが続くシーンが目立っています。ハーフタイムにファビオ・カルヴァーリョが下がり、プレミアリーグ4戦3発3アシストのフィルミーノが前線に加わりました。
後半開始直後の47分、左からドリブルで突破したルイス・ディアスがニアにグラウンダーを入れると、ダルウィン・ヌニェスの左足ボレーはミスキックです。さらに49分、左からのクロスをボックス右で受けたエリオットは、シュート性のボールをゴール前へ。こぼれ球が左サイドに出ると、ツィミカスのダイレクトショットは逆サイドに流れていきました。
54分にクリアに反応したダルウィン・ヌニェスが、強烈なボレーをピックフォードに押さえられた後、57分にイオビが放った強引なミドルは右にアウト。クロップ監督は、59分にツィミカスとアーノルドを下げ、ロバートソンとミルナーを入れています。63分にアンソニー・ゴードンが右から仕掛け、ニアに走り込んだパターソンがダイレクトショットを放つと、ファン・ダイクが体に当ててCKに逃れました。
1分後、ミルナーのフィードをルイス・ディアスが頭でつなぎ、ダルウィン・ヌニェスがフィルミーノに落とすと、右から打った決定的な一撃はピックフォードが指先で外に弾くビッグセーブ。CKからのフィルミーノのヘッドも、トフィーズの守護神が冷静にセーブしました。65分、CKをカットしてからのトフィーズのカウンター。デマライ・グレイの折り返しを受けたモペイはフリーでしたが、コースを消したアリソンが冷静にセーブしました。
70分、デマライ・グレイのクロスを左のモペイが巧みにトラップし、右のポスト際を狙ったボールをコーディーがプッシュしますが、VARを通したジャッジはオフサイド。前を厚くしたレッズは、中盤のサイドのスペースを使われ、何度も速攻を喰らっています。クロップ監督の4-2-3-1は失敗か。75分にオナナの足首を踏んでしまったファン・ダイクは、レッドではなくイエローです。
80分にエリオットとダルウィン・ヌニェスが下がり、ジョッタとマティプがピッチへ。84分に右サイドでレッズ守備陣を振り回したマクニールは、左足で巻いたコントロールショットをファーに放ちますが、ミルナーに当たった難しいボールはアリソンが上に弾き出しました。
87分、サラーが右足アウトにかけた絶妙なクロス。フィルミーノのボレーは、ピックフォードが右に飛んで外にプッシュしました。追加タイムはレッズが優勢。95分、左からスプリントしたロバートソンが中央のルイス・ディアスに預け、右に出たラストパスをサラーがシュート。決まるかと思われた瞬間、ピックフォードがぎりぎりで触り、ボールはニアポストに当たりました。
0-0という結果に、トフィーズサポーターは大喝采。レッズにとっては悔しい勝ち点ロストです。MVPは、文句なしでピックフォードでしょう。シュート数23本、ボックスの中から20本、オンターゲット8本、バー&ポストが3本。サラー、フィルミーノ、ダルウィン・ヌニェスは決定的なフィニッシュをすべてセーブされ、ルイス・ディアスは得意のカットインからのシュートを枠に収められませんでした。
ゴールレスで終わったレッズは、サイドから崩されるシーンが多かったのも気になりました。最終ラインは、全員が本調子ではなさそうです。負傷者は未だ8人。ナポリ、ウルヴス、アヤックス、チェルシーというタイトな日程を乗り切れるのでしょうか。アーセナルがマンチェスター・ユナイテッドに勝てば、その差は9ポイントに開きます。(ジョーダン・ピックフォード 写真著作者/Кирилл Венедиктов)
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