2022.10.02 プレミアリーグ観戦記2022-23プレミアリーグ観戦記
【Arsenal×Tottenham】ゲームを支配したのはトーマス!ジェズスの決勝ゴールでアーセナル快勝!
いやー、素晴らしい!クルゼフスキのポジションにリシャルリソンなら、両チームともベストメンバーといっていいでしょう。プレミアリーグ9節、アーセナルVSトッテナム。イングランドのフットボールの歴史上は192回め、プレミアリーグでは61回めとなるノースロンドンダービーです。
ホームのガナーズから、スタメンを紹介しましょう。GKラムズデール、DFベン・ホワイト、ウィリアム・サリバ、ガブリエウ、ティアニー。中盤センターはトーマスと好調ジャカ、2列めはサカ、ウーデゴーア、マルティネッリ。最前線はもちろんガブリエウ・ジェズスです。
対するスパーズは、いつもの3-4-2-1でしょう。ロリス、クリスティアン・ロメロ、エリック・ダイアー、ラングレ、エメルソン、ペリシッチ、ホイビュルク、ベンタンクール、リシャルリソン、ハリー・ケイン、ソン・フンミン。キックオフから、アーセナルのラッシュが続いています。
開始3分、右からのクロスを受けたマルティネッリがニアを狙ったシュートは、ロリスが触ってポストにヒット。1分後、右にいたサカがファーに浮かすと、ジャカの強引なヒールキックは左に外れました。ジンチェンコはやはり、中盤センターでトーマスをフォロー。スパーズの最終ラインはプレスを嫌がり、アバウトなロングフィードが目立ちます。
14分に右でもらったスパーズのセットピースは、ソン・フンミンが浮かしたFKをリシャルリソンがプッシュするも、ラムズデールが冷静にセーブ。直後のガナーズの速攻は、ウーデゴーアのミドルがロリスの正面です。17分、トーマスのパスを受けたジャカが、左に流れながらクロスにシュート。GKが触れなかったボールは、惜しくもポストの脇を抜けていきました。
プレミアリーグの首位チームが先制したのは20分。右サイドのサカのパスを脇で受けたベン・ホワイトが、すかさずトーマスの足元に転がしました。ボックス手前からのダイレクトショットは、右のポストをかすめてネットへ。リードしたホームチームは円陣を組み、ジャカの大きな声にうなずいています。
28分、中央のソン・フンミンが左にいたペリシッチに預けると、縦に持って放ったシュートはポストの左。30分にボックス右に抜けたリシャルリソンは、ラムズデールが詰めて苦しいクロスを上げさせますが、クリアを拾ったジャカが奪われ、ドリブルで仕掛けたリシャルリソンをガブリエウが引っかけてしまいました。
ハリー・ケインがど真ん中にPKを決めて同点。ノースロンドンダービーを得意としているエースは、自身のレコードを16戦14発に伸ばしています。38分のカウンターは、ペリシッチのクロスにハリー・ケインが頭を突き出しますが、ラムズデールが右に倒れてキャッチしました。
43分、ウーデゴーアのパスを左で受けたジェズスは、エメルソンとロメロを抜いて打ったフィニッシュをロリスにぶつけてしまいました。前半は1-1。シュート数は9対4でガナーズが上回っていますが、オンターゲットは4対3と拮抗しています。
後半最初のチャンスはスパーズ。46分、右からスプリントしたロメロがボックス右でフリーになりますが、追いついたサリバがさらってクリアしました。ガナーズの勝ち越しゴールは50分。カットインしたサカの左足シュートをロリスが弾くと、ロメロが触ったボールをジェズスが奪い、無人のゴールに流し込みました。
マン・シティ時代にジェススが決めたプレミアリーグは、47勝3分。歴史は繰り返すなら、アーセナルの勝ち点は1か3です。52分、ボックス右手前でサカがキープし、オーバーラップしたベン・ホワイトが縦パスで突破。クロスに反応したジェズスはフリーでしたが、力んだヘディングは左に逸れていきました。
59分、右からのリシャルリソンの折り返しはミスキック。しかしアーセナル守備陣は誰も反応できず、ホイビュルクのダイレクトショットが右ポストの外を抜けていきます。アクシデントが発生したのは62分、マルティネッリの足首をスパイクの裏で削ったエメルソンにレッドカード!66分のサカのミドルは、ファーポストの外に切れていきました。
ガナーズの3点めは、67分。トーマスのパスを収めたマルティネッリが中央に斬り込み、スイッチして受けたジャカがノーマークです。ロリスの右脇を抜く左足の一撃はパーフェクト。エメルソンが退場した後、マルティネッリを自由にしてしまったのは、コンテ監督にとっては痛恨でしょう。
71分、ラングレ、ペリシッチ、ソン・フンミン、リシャルリソンが下がり、ダヴィンソン・サンチェス、イヴ・ビスマ、セセニョン、ドハーティ。コンテ監督の4枚代えは、将棋でいえば投了でしょう。敵将が攻撃のタレントを諦めた直後、アルテタ監督はトーマスとジンチェンコをティアニー&サンビ・ロコンガ。負傷明けだった2人のチェンジは、勝利宣言のようです。
79分、ベンチに戻ったウーデゴーアとジェズスにスタンディングオベーション。エンケティアとファビオ・ヴィエイラは、さらなるゴールを積めるでしょうか。無理をしないガナーズ、前に通せないスパーズ。89分にベン・ホワイトが下がり、冨安健洋が拍手で送りだされました。
90分のティアニーのミドルは、左に飛んだロリスがビッグセーブ。悠々とポゼッションを取ったアーセナルが、3-1快勝でプレミアリーグの首位をキープしました。MVPは、文句なしでトーマス・パーティーでしょう。先制ゴール、チャンスクリエイト4回、パス成功率95%、ファイナルサードへのフィード16本、インターセプト成功3回。ゲームをコントロールしたセントラルMFは、2点めは右のサカ、3点めは前にいたマルティネッリを巧みに使いました。
スパーズの最大の敗因は、左サイドのソン・フンミンとペリシッチがサカのケアに終始し、前に出られなかったことでしょう。エメルソンの退場は激痛でしたが、11人でも厳しい戦いを強いられていたはずです。エミレーツで決めた試合は勝利なしのハリー・ケインと、プレミアリーグで決めれば負けなしのジェズスは、それぞれのジンクスをキープしました。
勝ったアーセナルの次節は、エミレーツでリヴァプール。今の彼らなら、昨季チャンピオンズリーグのファイナリストを押し込めるかもしれません。レンジャースと戦うCLのメンバーを落とせないクロップと、サブの選手でELのボデ/グリムト戦に臨むアルテタ。半年前にブックメーカーに突っ込めといわれれば、迷わずレッズだったのですが…!
ホームのガナーズから、スタメンを紹介しましょう。GKラムズデール、DFベン・ホワイト、ウィリアム・サリバ、ガブリエウ、ティアニー。中盤センターはトーマスと好調ジャカ、2列めはサカ、ウーデゴーア、マルティネッリ。最前線はもちろんガブリエウ・ジェズスです。
対するスパーズは、いつもの3-4-2-1でしょう。ロリス、クリスティアン・ロメロ、エリック・ダイアー、ラングレ、エメルソン、ペリシッチ、ホイビュルク、ベンタンクール、リシャルリソン、ハリー・ケイン、ソン・フンミン。キックオフから、アーセナルのラッシュが続いています。
開始3分、右からのクロスを受けたマルティネッリがニアを狙ったシュートは、ロリスが触ってポストにヒット。1分後、右にいたサカがファーに浮かすと、ジャカの強引なヒールキックは左に外れました。ジンチェンコはやはり、中盤センターでトーマスをフォロー。スパーズの最終ラインはプレスを嫌がり、アバウトなロングフィードが目立ちます。
14分に右でもらったスパーズのセットピースは、ソン・フンミンが浮かしたFKをリシャルリソンがプッシュするも、ラムズデールが冷静にセーブ。直後のガナーズの速攻は、ウーデゴーアのミドルがロリスの正面です。17分、トーマスのパスを受けたジャカが、左に流れながらクロスにシュート。GKが触れなかったボールは、惜しくもポストの脇を抜けていきました。
プレミアリーグの首位チームが先制したのは20分。右サイドのサカのパスを脇で受けたベン・ホワイトが、すかさずトーマスの足元に転がしました。ボックス手前からのダイレクトショットは、右のポストをかすめてネットへ。リードしたホームチームは円陣を組み、ジャカの大きな声にうなずいています。
28分、中央のソン・フンミンが左にいたペリシッチに預けると、縦に持って放ったシュートはポストの左。30分にボックス右に抜けたリシャルリソンは、ラムズデールが詰めて苦しいクロスを上げさせますが、クリアを拾ったジャカが奪われ、ドリブルで仕掛けたリシャルリソンをガブリエウが引っかけてしまいました。
ハリー・ケインがど真ん中にPKを決めて同点。ノースロンドンダービーを得意としているエースは、自身のレコードを16戦14発に伸ばしています。38分のカウンターは、ペリシッチのクロスにハリー・ケインが頭を突き出しますが、ラムズデールが右に倒れてキャッチしました。
43分、ウーデゴーアのパスを左で受けたジェズスは、エメルソンとロメロを抜いて打ったフィニッシュをロリスにぶつけてしまいました。前半は1-1。シュート数は9対4でガナーズが上回っていますが、オンターゲットは4対3と拮抗しています。
後半最初のチャンスはスパーズ。46分、右からスプリントしたロメロがボックス右でフリーになりますが、追いついたサリバがさらってクリアしました。ガナーズの勝ち越しゴールは50分。カットインしたサカの左足シュートをロリスが弾くと、ロメロが触ったボールをジェズスが奪い、無人のゴールに流し込みました。
マン・シティ時代にジェススが決めたプレミアリーグは、47勝3分。歴史は繰り返すなら、アーセナルの勝ち点は1か3です。52分、ボックス右手前でサカがキープし、オーバーラップしたベン・ホワイトが縦パスで突破。クロスに反応したジェズスはフリーでしたが、力んだヘディングは左に逸れていきました。
59分、右からのリシャルリソンの折り返しはミスキック。しかしアーセナル守備陣は誰も反応できず、ホイビュルクのダイレクトショットが右ポストの外を抜けていきます。アクシデントが発生したのは62分、マルティネッリの足首をスパイクの裏で削ったエメルソンにレッドカード!66分のサカのミドルは、ファーポストの外に切れていきました。
ガナーズの3点めは、67分。トーマスのパスを収めたマルティネッリが中央に斬り込み、スイッチして受けたジャカがノーマークです。ロリスの右脇を抜く左足の一撃はパーフェクト。エメルソンが退場した後、マルティネッリを自由にしてしまったのは、コンテ監督にとっては痛恨でしょう。
71分、ラングレ、ペリシッチ、ソン・フンミン、リシャルリソンが下がり、ダヴィンソン・サンチェス、イヴ・ビスマ、セセニョン、ドハーティ。コンテ監督の4枚代えは、将棋でいえば投了でしょう。敵将が攻撃のタレントを諦めた直後、アルテタ監督はトーマスとジンチェンコをティアニー&サンビ・ロコンガ。負傷明けだった2人のチェンジは、勝利宣言のようです。
79分、ベンチに戻ったウーデゴーアとジェズスにスタンディングオベーション。エンケティアとファビオ・ヴィエイラは、さらなるゴールを積めるでしょうか。無理をしないガナーズ、前に通せないスパーズ。89分にベン・ホワイトが下がり、冨安健洋が拍手で送りだされました。
90分のティアニーのミドルは、左に飛んだロリスがビッグセーブ。悠々とポゼッションを取ったアーセナルが、3-1快勝でプレミアリーグの首位をキープしました。MVPは、文句なしでトーマス・パーティーでしょう。先制ゴール、チャンスクリエイト4回、パス成功率95%、ファイナルサードへのフィード16本、インターセプト成功3回。ゲームをコントロールしたセントラルMFは、2点めは右のサカ、3点めは前にいたマルティネッリを巧みに使いました。
スパーズの最大の敗因は、左サイドのソン・フンミンとペリシッチがサカのケアに終始し、前に出られなかったことでしょう。エメルソンの退場は激痛でしたが、11人でも厳しい戦いを強いられていたはずです。エミレーツで決めた試合は勝利なしのハリー・ケインと、プレミアリーグで決めれば負けなしのジェズスは、それぞれのジンクスをキープしました。
勝ったアーセナルの次節は、エミレーツでリヴァプール。今の彼らなら、昨季チャンピオンズリーグのファイナリストを押し込めるかもしれません。レンジャースと戦うCLのメンバーを落とせないクロップと、サブの選手でELのボデ/グリムト戦に臨むアルテタ。半年前にブックメーカーに突っ込めといわれれば、迷わずレッズだったのですが…!
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
相手が退場者を出したこともあり、アーセナルが試合を支配し圧倒した試合でしたね。特にジャカとトーマスの中盤の二人が効いていましたね。細かいデータを交えて丁寧に説明されているブロブで分かりやすかったです。字の色を変えるのもわかりやすいですね。