2022.10.03 プレミアリーグ観戦記2022-23プレミアリーグ観戦記
【MAN.CITY×MAN.UTD】ハーランドもフォーデンも3発…発展途上のテン・ハフ、必然の惨敗!
プレミアリーグ9節、エティハドで開催されるマンチェスターダービー。テン・ハウ監督は守備的な戦術を選ぶと予想していたのですが、堂々のベストメンバーです。デ・ヘア、ダロト、ヴァラン、リサンドロ・マルティネス、タイレル・マラシア、エリクセン、マクトミネイ、アントニー、ブルーノ・フェルナンデス、ジェイドン・サンチョ、ラシュフォード。カゼミーロのプレミアリーグ初先発は、お預けとなっています。
一方、ペップのリストを見ると、ルベン・ディアスとラポルテがベンチスタート。エデルソンの前に並ぶ4バックは、カイル・ウォーカー、アカンジ、ナタン・アケ、ジョアン・カンセロです。中盤はデブライネ、ギュンドアン、ベルナルド・シウヴァ、前線はフォーデン、ハーランド、グリーリッシュ。ロドリの欠場も気になるポイントです。
日本時間で2日22時キックオフ。マン・シティの最初の決定機は3分でした。左サイドを突破したのはベルナルド・シウヴァ。ハーランドのヘッドはマクトミネイが足に当て、こぼれ球に先着したデブライネのシュートをデ・ヘアがセーブすると、ベルナルド・シウヴァの3発めは再びマクトミネイがブロックしました。
左サイドを攻め続けていたプレミアリーグ王者は、8分にあっさり先制します。右からまわってきたボールが、左サイドで空いていたベルナルド・シウヴァに通り、鋭いグラウンダーがニアへ。フリーだったフォーデンの左足ボレーに、デ・ヘアは反応できませんでした。10分を過ぎても、マン・シティのハーフコートマッチが続いています。
ブルーノの縦へのフィードで、ラシュフォードが抜け出しかけたのは13分。先に触れればチャンスでしたが、ボックスを飛び出したエデルソンが冷静にクリアしました。18分のギュンドアンのFKは、右のポストを直撃。21分にもベルナルド・シウヴァがボックス左に抜け出し、折り返しを受けたフォーデンがポストの左にきわどいシュートを放っています。
29分、ナタン・アケがドリブルで上がって左のグリーリッシュにパス。カットインした10番が脇にいたデブライネに預けると、右足のシュートはニアポストの外を抜けていきます。31分には、フォーデン、グリーリッシュ、ベルナルド・シウヴァが連打。ボックス内に集まった赤いシャツは、何とかすべてクリアしたのですが、直後のセットピースで追加点を許してしまいました。
デブライネのCKを頭で合わせたのは、アーリング・ハーランド。2-0としたホームチームが勝負を決めたのは3分後です。グリーリッシュが右のデブライネに預け、ドリブルで上がったプレーメイカーが絶妙なクロスをファーに落とすと、ハーランドのスライディングボレーがニアポスト際をすり抜けていきました。
ハーランドを2度もチラ見し、ケアしていたはずのヴァランに打つ手なし。エースは今季プレミアリーグで13発、ベルギーの司令塔も早くも8アシストです。2点めの直前に足をひねっていたヴァランはリンデロフにチェンジ。カイル・ウォーカーも負傷リタイアとなり、8月に加わったばかりのセルヒオ・ゴメスが左サイドに入りました。
さらに43分、ドリブルでカウンターを仕掛けたのはデブライネです。左に流れたハーランドがファーに完璧なグラウンダーを通すと、右から走り込んだフォーデンがスライディングで突き刺しました。前半だけでシュート15本&4ゴール。彼の地でシーズンチケットホルダーだったら、私もみなさんと同様に、ハーフタイムを待たずにパブに直行していたでしょう。
テン・ハフ監督は、絶対王者に呑まれていたマラシアを下げてルーク・ショーを投入。後半開始直後に右から突破したフォーデンのシュートは、デ・ヘアが右に反応してセーブしました。持っても勝負できないアントニー、いつになくミスパスが目立つエリクセン。前半はパス3本と何もできなかったラシュフォードは、不用意なパスでカウンターを許す原因となっています。
55分、エリクセンのサイドチェンジを受けたアントニーが、カットインから完璧なミドルを左隅へ。ガナーズ戦でプレミアリーグデビュー戦ゴールのウインガーは、2試合連続で結果を出しました。59分、ラシュフォードとマクトミネイが下がり、マルシアルとカゼミーロ。ハーランドのハットトリックにエティハドが沸いたのは、64分でした。
デブライネのパスを受けたセルヒオ・ゴメスが高速クロスをフィード。彼の凄さは、ワンタッチゴールを簡単に決めているように見せるところです。70分、サンチョに代わってフレッジ。72分に左のデブライネからグリーリッシュ、ハーランドと中につながったチャンスは、最終ラインと並んでいたフォーデンが左ポストの内側に叩き込んで、こちらもハットトリックです。
83分、エリクセンの美しいサイドチェンジがルーク・ショーへ。内から上がったフレッジにパスが出て強烈なシュート。エデルソンが弾いたボールをマルシアルが頭で押し込み、4点差に戻しました。90分にボックスで倒されたマルシアルが、自らPKを決めて6-3。残り15分のペップの4枚代えから、盛り上がるシーンを作らせていただいたことに感謝しましょう。
前線のプレスが緩く、中盤センターと最終ラインが連動せず、エリクセンとマクトミネイの裏のスペースを使われ、ダロトとマラシアが振り回され…。彼は3ゴール2アシストですか。デブライネのクロスのコースも、ヴァランの背後から走り込んでくるのもわかっていた3点めに絶句しました。プレミアリーグとチャンピオンズリーグで、ハーランドがゴールもアシストもない試合は未だありません。
ブックメーカーは、「10試合17ゴール3アシストのストライカーを止めるチーム」をベッティングのメニューに加えるのではないでしょうか。エリック・テン・ハフ、ベストメンバーで惨敗。タイムアップの笛を聞いた後、2日前に「BBC」が紹介していたダニー・マーフィーの言葉を思い出しました。
「テン・ハフがクリエイティブな選手をひとり外したら、ユナイテッドが負けたとき、なぜ勝っているチームを変えたのかと詰められるだろう。しかし、もし何も変えずに負けたら、同じように聞かれるはずだ。なぜこのような試合で、カゼミーロを起用しなかったのか」
カゼミーロが先発していたら、違う結果になったのでしょうか?いや、誰を使った、誰を外したという問題ではなかったように思います。今季の目標は、プレミアリーグのTOP4奪還。トロフィーが見えるようになるまでには、相当の時間がかかりそうです。ああ…。
一方、ペップのリストを見ると、ルベン・ディアスとラポルテがベンチスタート。エデルソンの前に並ぶ4バックは、カイル・ウォーカー、アカンジ、ナタン・アケ、ジョアン・カンセロです。中盤はデブライネ、ギュンドアン、ベルナルド・シウヴァ、前線はフォーデン、ハーランド、グリーリッシュ。ロドリの欠場も気になるポイントです。
日本時間で2日22時キックオフ。マン・シティの最初の決定機は3分でした。左サイドを突破したのはベルナルド・シウヴァ。ハーランドのヘッドはマクトミネイが足に当て、こぼれ球に先着したデブライネのシュートをデ・ヘアがセーブすると、ベルナルド・シウヴァの3発めは再びマクトミネイがブロックしました。
左サイドを攻め続けていたプレミアリーグ王者は、8分にあっさり先制します。右からまわってきたボールが、左サイドで空いていたベルナルド・シウヴァに通り、鋭いグラウンダーがニアへ。フリーだったフォーデンの左足ボレーに、デ・ヘアは反応できませんでした。10分を過ぎても、マン・シティのハーフコートマッチが続いています。
ブルーノの縦へのフィードで、ラシュフォードが抜け出しかけたのは13分。先に触れればチャンスでしたが、ボックスを飛び出したエデルソンが冷静にクリアしました。18分のギュンドアンのFKは、右のポストを直撃。21分にもベルナルド・シウヴァがボックス左に抜け出し、折り返しを受けたフォーデンがポストの左にきわどいシュートを放っています。
29分、ナタン・アケがドリブルで上がって左のグリーリッシュにパス。カットインした10番が脇にいたデブライネに預けると、右足のシュートはニアポストの外を抜けていきます。31分には、フォーデン、グリーリッシュ、ベルナルド・シウヴァが連打。ボックス内に集まった赤いシャツは、何とかすべてクリアしたのですが、直後のセットピースで追加点を許してしまいました。
デブライネのCKを頭で合わせたのは、アーリング・ハーランド。2-0としたホームチームが勝負を決めたのは3分後です。グリーリッシュが右のデブライネに預け、ドリブルで上がったプレーメイカーが絶妙なクロスをファーに落とすと、ハーランドのスライディングボレーがニアポスト際をすり抜けていきました。
ハーランドを2度もチラ見し、ケアしていたはずのヴァランに打つ手なし。エースは今季プレミアリーグで13発、ベルギーの司令塔も早くも8アシストです。2点めの直前に足をひねっていたヴァランはリンデロフにチェンジ。カイル・ウォーカーも負傷リタイアとなり、8月に加わったばかりのセルヒオ・ゴメスが左サイドに入りました。
さらに43分、ドリブルでカウンターを仕掛けたのはデブライネです。左に流れたハーランドがファーに完璧なグラウンダーを通すと、右から走り込んだフォーデンがスライディングで突き刺しました。前半だけでシュート15本&4ゴール。彼の地でシーズンチケットホルダーだったら、私もみなさんと同様に、ハーフタイムを待たずにパブに直行していたでしょう。
テン・ハフ監督は、絶対王者に呑まれていたマラシアを下げてルーク・ショーを投入。後半開始直後に右から突破したフォーデンのシュートは、デ・ヘアが右に反応してセーブしました。持っても勝負できないアントニー、いつになくミスパスが目立つエリクセン。前半はパス3本と何もできなかったラシュフォードは、不用意なパスでカウンターを許す原因となっています。
55分、エリクセンのサイドチェンジを受けたアントニーが、カットインから完璧なミドルを左隅へ。ガナーズ戦でプレミアリーグデビュー戦ゴールのウインガーは、2試合連続で結果を出しました。59分、ラシュフォードとマクトミネイが下がり、マルシアルとカゼミーロ。ハーランドのハットトリックにエティハドが沸いたのは、64分でした。
デブライネのパスを受けたセルヒオ・ゴメスが高速クロスをフィード。彼の凄さは、ワンタッチゴールを簡単に決めているように見せるところです。70分、サンチョに代わってフレッジ。72分に左のデブライネからグリーリッシュ、ハーランドと中につながったチャンスは、最終ラインと並んでいたフォーデンが左ポストの内側に叩き込んで、こちらもハットトリックです。
83分、エリクセンの美しいサイドチェンジがルーク・ショーへ。内から上がったフレッジにパスが出て強烈なシュート。エデルソンが弾いたボールをマルシアルが頭で押し込み、4点差に戻しました。90分にボックスで倒されたマルシアルが、自らPKを決めて6-3。残り15分のペップの4枚代えから、盛り上がるシーンを作らせていただいたことに感謝しましょう。
前線のプレスが緩く、中盤センターと最終ラインが連動せず、エリクセンとマクトミネイの裏のスペースを使われ、ダロトとマラシアが振り回され…。彼は3ゴール2アシストですか。デブライネのクロスのコースも、ヴァランの背後から走り込んでくるのもわかっていた3点めに絶句しました。プレミアリーグとチャンピオンズリーグで、ハーランドがゴールもアシストもない試合は未だありません。
ブックメーカーは、「10試合17ゴール3アシストのストライカーを止めるチーム」をベッティングのメニューに加えるのではないでしょうか。エリック・テン・ハフ、ベストメンバーで惨敗。タイムアップの笛を聞いた後、2日前に「BBC」が紹介していたダニー・マーフィーの言葉を思い出しました。
「テン・ハフがクリエイティブな選手をひとり外したら、ユナイテッドが負けたとき、なぜ勝っているチームを変えたのかと詰められるだろう。しかし、もし何も変えずに負けたら、同じように聞かれるはずだ。なぜこのような試合で、カゼミーロを起用しなかったのか」
カゼミーロが先発していたら、違う結果になったのでしょうか?いや、誰を使った、誰を外したという問題ではなかったように思います。今季の目標は、プレミアリーグのTOP4奪還。トロフィーが見えるようになるまでには、相当の時間がかかりそうです。ああ…。
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個人的にはポジティブな一戦だったと思います。唯一残念だったのは、下部組織上がりのラッシュフォードのテンション。
リーグ最強のチーム相手にいろいろ学べました。ユナイテッドはよくなってると思います