イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Chelsea×Wolves】メイソン・マウント、2アシスト!中盤からのパスが冴えたチェルシーが完勝!

グレアム・ポッター監督は、チェルシーに来てからプレミアリーグ2戦め。対するウルヴズは、先週の日曜日にブルーノ・ラージ監督を解任したばかりです。戦い方が明確になるまでに、時間がかかりそうなチームの対決は、どちらが制するのでしょうか。おお、ウルヴズの最前線は、34歳になったジエゴ・コスタです。

ホームで迎え撃つブルーズの指揮官は、今日もケパ・アリサバラガにゴールマウスを託しています。最終ラインはクリバリ、トレヴォ・チャロバー、アスピリクエタ、ククレジャ、中盤にロフタス=チーク、ジョルジーニョ、コナー・ギャラガー。3トップにメイソン・マウント、プリシッチ、カイ・ハヴェルツという不安な布陣です。

3人合わせて今季プレミアリーグ1ゴールの前線は、果たして機能するのか。開始2分、押していたチェルシーにいきなり決定機が到来。右サイドからのパスをボックス内で受けたメイソン・マウントが、脇にいたギャラガーに流すと、ノーステップのシュートは左に切れていきました。

5分に左からFKを蹴ったのは、ゴンサロ・ゲデス。ニアにいたポデンスのヘッドは、左のポストの脇を抜けていきます。8分に敵陣で奪ったギャラガーが右から突破を図り、速い折り返しがカイ・ハヴェルツの足元に入りますが、振り向きざまの左足シュートは明らかなミスキックです。

アスピリクエタが右からオーバーラップしたのは16分。ボックス右手前のギャラガーがニアぎりぎりに放ったダイレクトショットは、名手ジョゼ・サのビッグセーブに阻まれます。2分後、プリシッチの縦パスで左から抜けたメイソン・マウントのシュートは、ニアにアウト。23分に中央から狙ったジョアン・モウティーニョのFKは、ケパが素晴らしい反応で左に弾き出しました。

25分、スルーパスで抜け出したカイ・ハヴェルツがジョゼ・サをボックス左に釣り出し、後ろからスプリントしてきたメイソン・マウントにラストパス。GKがいないゴールに黄色いシャツが必死で戻り、コースを失ったMFはアダマ・トラオレに奪われてしまいました。ゴール前に飛び込むタイミングは抜群のプリシッチは、シュートをことごとく打ち上げています。

31分に左からカットインしたプリシッチのコントロールショットは、またもジョゼ・サがセーブ。40分に右サイドのアダマ・トラオレに展開したマテウス・ヌネスは、ニアに走り込んでクロスに競り勝つも、枠にコントロールできません。

0-0で終わるかと思われた前半終了間際、CKからの流れで右にいたメイソン・マウントが絶妙なクロスを中央に入れました。セメドに競り勝ったカイ・ハヴェルツのヘッドは、ふわりと浮いてゴールイン。シュート15本を放ち、ようやく先制したホームチームは、後半開始から4分続いたウルヴスの波状攻撃をしのぎました。

推されていたチェルシーがカウンターを仕掛けたのは50分。メイソン・マウントが右からスプリントしたギャラガーに預けると、GKが触れないコースに上げたきわどいクロスがカイ・ハヴェルツの頭に届きました。決まったかと腰が浮いた瞬間、ボールはクロスバーの上。ようやく落ち着いたホームチームが2点めをゲットしたのは、53分でした。

左からドリブルで仕掛けたプリシッチが脇にいたメイソン・マウントに預け、縦のリターンをもらうと、前にいるのはジョゼ・サだけ。左足のチップキックはパーフェクトでした。58分に左からラインの裏に出たカイ・ハヴェルツのループシュートは、GKが手を伸ばしてセーブ。ボリ、コーディー、サイスがいなくなったウルヴスは、以前のような堅守のチームではありません。

66分、ロフタス=チークに代わってコヴァチッチ。72分にプリシッチとメイソン・マウントが下がり、リース・ジェームズとアルマンド・ブロヤがピッチに入りました。チェルシーのパスワークは余裕があり、ウルヴスに逆転できそうな雰囲気はありません。80分のギャラガーのミドルは、高く浮いてしまいました。

86分にカイ・ハヴェルツとギャラガーがお役御免となり、チュクエメカとツィエク。90分にコヴァチッチの縦パスを受けたアルマンド・ブロヤは、フェイントでマークをずらして文句なしの一撃を右隅に決めました。チェルシー、3-0圧勝。開幕から9試合連続で後半にノーゴールというウルヴスの記録は、プレミアリーグワーストだそうです。

メイソン・マウントは2アシストとチャンスクリエイト5回、コナー・ギャラガ―が演出したチャンスは3回。クリエイティブなMFのお膳立てで前線が結果を出し、クリバリを中心とした最終ラインがゼロに抑えるという最高の結末でした。プレミアリーグの次節はアストン・ヴィラ、12節はブレントフォード。上位のシックスポインターが続くなか、差を詰めるチャンスです。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す