2022.10.30 プレミアリーグ観戦記2022-23プレミアリーグ観戦記
【Liverpool×Leeds】消極的な守備で激痛の決勝ゴール…チャンスを逃し続けたリヴァプール、連敗!
前節は、最下位のノッティンガム・フォレストに1-0の敗戦。プレミアリーグ8位に沈んだリヴァプールは、4連敗中のリーズにアンフィールドで負けるわけにはいきません。クロップ監督は、チャンピオンズリーグのアヤックス戦と同様に、サラーとダルウィン・ヌニェスを2トップとして機能させるのでしょうか。
GKアリソン、DFアーノルド、ジョー・ゴメス、ファン・ダイク、ロバートソン、MFエリオット、ファビーニョ、チアゴ・アルカンタラ、FWサラー、フィルミーノ、ダルウィン・ヌニェス。キックオフから30秒、アリソンのロングフィードを追ったサラーがクーパーのバックパスをさらい、左からクロスを浮かしますが、ニアでクリアされました。
レッズの最終ラインにミスが出たのは4分。右サイドでアーロンソンから奪ったジョー・ゴメスは、ノールックのバックパスをアリソンのいないコースに蹴ってしまいました。中央に詰めて、無人のゴールに突き刺したロドリゴは、今季プレミアリーグ6発めです。
11分のリーズの速攻は、右から上がったジャック・ハリソンのミドルがファーポストの外。レッズのアタックは、早いタイミングでプレスにつかまるシーンが目立ち、危険な形を作られています。13分、ロバートソンのグラウンダーをスルーしたフィルミーノが、ダルウィン・ヌニェスのスルーパスでGKメリエと1対1。角度がなかったフィニッシュは、GKにブロックされました。
ホームチームが追いついたのは14分、CKからの二次攻撃。サラーの落としを受けたアーノルドのクロスがファーに流れ、ロバートソンが折り返すと、フリーになっていたサラーの左足ボレーがメリエの手を弾いてネットを揺らしました。1-1となった17分、ジャック・ハリソンが中央をドリブルで切り裂くと、必死に戻った赤いシャツは4人がかりでカットしました。
さらに20分、ニッセンのアーリークロスに飛び込んだのはアーロンソン。決定的なボレーがクロスバーを叩いたのを見た7番は、頭を抱えて叫んでいます。1分後の速攻は、レッズ守備陣のマークがずれており、右から走り込んだジャック・ハリソンがフリー。追ってきたファン・ダイクを気にしたのか、右足のシュートはコースが甘く、アリソンが落ち着いてセーブしています。
30分、ダルウィン・ヌニェスのヘッドで裏に抜け出しかけたサラーは、クリステンセンがぎりぎりのスライディングでカット。直後、アーノルドのロングフィード1発でメリエの前に躍り出たダルウィン・ヌニェスは、タッチがわずかに大きくなり、コースを塞いだ守護神にブロックされてしまいました。
39分にサラーとヌニェスで仕掛けた中央突破は、11番のミドルをメリエがキャッチ。45分、左サイドで2人抜いたロバートソンのクロスがDFにヒットし、ファーポストへ。メリエは棒立ちで、枠にいけばゴールでしたが、ポストをかすめたボールはゴールラインの外に落下しました。前半は1-1。シュート数は6対9で、リーズが上回っています。
後半開始からしばらくは、リヴァプールのポゼッション。再三の右からのアタックは、クロスが味方に通りません。負傷したロドリゴが52分にバンフォードに代わると、サイドを攻めるリーズがきわどいシーンを作り始めます。クロップ監督は、60分にエリオットとファビーニョを下げ、カーティス・ジョーンズとヘンダーソンを投入しました。
交代の直後、シュートのこぼれ球を左に展開したアタックは、ロバートソンの強烈なダイレクトショットをメリエがセーブ。左にまわったジャック・ハリソンがアーノルドを制圧しており、ジョー・ゴメスとファン・ダイクが忙しい展開が続いています。
65分、最前線のサラーがクーパーの2度の空振りを見逃さず、奪ったボールを左に転がすと、メリエと1対1になったダルウィン・ヌニェスが、またしてもGKに当ててしまいました。右サイドでカーティス・ジョーンズに預けたサラーが、中にまわってリターンをもらったのは70分。左足のシュートは足元に入ったコッホにヒットし、スコアは動きません。
78分、ロバートソンの落としを受けたダルウィン・ヌニェスのコントロールショットは、メリエが上に弾き出すビッグセーブ。クロップ監督がアーノルドをミルナーに代えた直後、今季プレミアリーグ最多のビッグチャンスミス8回を記録しているバンフォードが、フリーのチャンスでトラップをミスしてしまいました。
86分の速攻で左から上がったサラーのシュートも、ファーに反応したメリエがセーブ。2分後、ミルナーのサイドチェンジをロバートソンが頭で折り返すと、フィルミーノのヘディングも守護神が押さえています。そして90分、左サイドから仕掛けたニョントを囲んで奪えなかったのが、最悪の結果につながりました。
ニアに入ったグラウンダーをバンフォードが脇に転がすと、右隅に決めたのはサマーヴィル!ファン・ダイクもチアゴもジョー・ゴメスも、何もできませんでした。1-2、まさかのアップセット。プレミアリーグ最下位に敗れたのは敵地でしたが、18位に足をすくわれたのはアンフィールドです。
ニョントの前には、ミルナーとカーティス・ジョーンズがいました。中央はひとり余っていました。しかし誰も、足を出せず…消極的なディフェンスによって喫した決勝ゴール。いや、その前に、いくつかのビッグチャンスのうち、ひとつ決めれば結果は逆になっていたでしょう。
2度の1対1を活かせなかったダルウィン・ヌニェス。直近の公式戦5試合で4ゴールのストライカーは、メリエの引き立て役になってしまいました。ボールウォッチャ―になるシーンが増えたファン・ダイクと、ビルドアップ時に味方を窮屈にするパスが多いジョー・ゴメスは2失点の元凶となり、クロスの精度を欠いたアーノルドは未だアシストゼロです。
CLでは5戦15発のチームは、プレミアリーグになるとプレッシャーがかかってしまうように見えます。直近の4試合で3ゴールのチームは、強かった頃のスピーディーなプレスとアタックのテンポを取り戻すことができるでしょうか。4-3-1-2でサラーの動きはよくなりましたが、中盤とサイドの攻守は課題を抱えています。
マインツとドルトムントに別れを告げた7年め。名将にとって鬼門のシーズンをクリアする打ち手は、まだ見出せていません。
GKアリソン、DFアーノルド、ジョー・ゴメス、ファン・ダイク、ロバートソン、MFエリオット、ファビーニョ、チアゴ・アルカンタラ、FWサラー、フィルミーノ、ダルウィン・ヌニェス。キックオフから30秒、アリソンのロングフィードを追ったサラーがクーパーのバックパスをさらい、左からクロスを浮かしますが、ニアでクリアされました。
レッズの最終ラインにミスが出たのは4分。右サイドでアーロンソンから奪ったジョー・ゴメスは、ノールックのバックパスをアリソンのいないコースに蹴ってしまいました。中央に詰めて、無人のゴールに突き刺したロドリゴは、今季プレミアリーグ6発めです。
11分のリーズの速攻は、右から上がったジャック・ハリソンのミドルがファーポストの外。レッズのアタックは、早いタイミングでプレスにつかまるシーンが目立ち、危険な形を作られています。13分、ロバートソンのグラウンダーをスルーしたフィルミーノが、ダルウィン・ヌニェスのスルーパスでGKメリエと1対1。角度がなかったフィニッシュは、GKにブロックされました。
ホームチームが追いついたのは14分、CKからの二次攻撃。サラーの落としを受けたアーノルドのクロスがファーに流れ、ロバートソンが折り返すと、フリーになっていたサラーの左足ボレーがメリエの手を弾いてネットを揺らしました。1-1となった17分、ジャック・ハリソンが中央をドリブルで切り裂くと、必死に戻った赤いシャツは4人がかりでカットしました。
さらに20分、ニッセンのアーリークロスに飛び込んだのはアーロンソン。決定的なボレーがクロスバーを叩いたのを見た7番は、頭を抱えて叫んでいます。1分後の速攻は、レッズ守備陣のマークがずれており、右から走り込んだジャック・ハリソンがフリー。追ってきたファン・ダイクを気にしたのか、右足のシュートはコースが甘く、アリソンが落ち着いてセーブしています。
30分、ダルウィン・ヌニェスのヘッドで裏に抜け出しかけたサラーは、クリステンセンがぎりぎりのスライディングでカット。直後、アーノルドのロングフィード1発でメリエの前に躍り出たダルウィン・ヌニェスは、タッチがわずかに大きくなり、コースを塞いだ守護神にブロックされてしまいました。
39分にサラーとヌニェスで仕掛けた中央突破は、11番のミドルをメリエがキャッチ。45分、左サイドで2人抜いたロバートソンのクロスがDFにヒットし、ファーポストへ。メリエは棒立ちで、枠にいけばゴールでしたが、ポストをかすめたボールはゴールラインの外に落下しました。前半は1-1。シュート数は6対9で、リーズが上回っています。
後半開始からしばらくは、リヴァプールのポゼッション。再三の右からのアタックは、クロスが味方に通りません。負傷したロドリゴが52分にバンフォードに代わると、サイドを攻めるリーズがきわどいシーンを作り始めます。クロップ監督は、60分にエリオットとファビーニョを下げ、カーティス・ジョーンズとヘンダーソンを投入しました。
交代の直後、シュートのこぼれ球を左に展開したアタックは、ロバートソンの強烈なダイレクトショットをメリエがセーブ。左にまわったジャック・ハリソンがアーノルドを制圧しており、ジョー・ゴメスとファン・ダイクが忙しい展開が続いています。
65分、最前線のサラーがクーパーの2度の空振りを見逃さず、奪ったボールを左に転がすと、メリエと1対1になったダルウィン・ヌニェスが、またしてもGKに当ててしまいました。右サイドでカーティス・ジョーンズに預けたサラーが、中にまわってリターンをもらったのは70分。左足のシュートは足元に入ったコッホにヒットし、スコアは動きません。
78分、ロバートソンの落としを受けたダルウィン・ヌニェスのコントロールショットは、メリエが上に弾き出すビッグセーブ。クロップ監督がアーノルドをミルナーに代えた直後、今季プレミアリーグ最多のビッグチャンスミス8回を記録しているバンフォードが、フリーのチャンスでトラップをミスしてしまいました。
86分の速攻で左から上がったサラーのシュートも、ファーに反応したメリエがセーブ。2分後、ミルナーのサイドチェンジをロバートソンが頭で折り返すと、フィルミーノのヘディングも守護神が押さえています。そして90分、左サイドから仕掛けたニョントを囲んで奪えなかったのが、最悪の結果につながりました。
ニアに入ったグラウンダーをバンフォードが脇に転がすと、右隅に決めたのはサマーヴィル!ファン・ダイクもチアゴもジョー・ゴメスも、何もできませんでした。1-2、まさかのアップセット。プレミアリーグ最下位に敗れたのは敵地でしたが、18位に足をすくわれたのはアンフィールドです。
ニョントの前には、ミルナーとカーティス・ジョーンズがいました。中央はひとり余っていました。しかし誰も、足を出せず…消極的なディフェンスによって喫した決勝ゴール。いや、その前に、いくつかのビッグチャンスのうち、ひとつ決めれば結果は逆になっていたでしょう。
2度の1対1を活かせなかったダルウィン・ヌニェス。直近の公式戦5試合で4ゴールのストライカーは、メリエの引き立て役になってしまいました。ボールウォッチャ―になるシーンが増えたファン・ダイクと、ビルドアップ時に味方を窮屈にするパスが多いジョー・ゴメスは2失点の元凶となり、クロスの精度を欠いたアーノルドは未だアシストゼロです。
CLでは5戦15発のチームは、プレミアリーグになるとプレッシャーがかかってしまうように見えます。直近の4試合で3ゴールのチームは、強かった頃のスピーディーなプレスとアタックのテンポを取り戻すことができるでしょうか。4-3-1-2でサラーの動きはよくなりましたが、中盤とサイドの攻守は課題を抱えています。
マインツとドルトムントに別れを告げた7年め。名将にとって鬼門のシーズンをクリアする打ち手は、まだ見出せていません。
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