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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Bournemouth×Tottenham】CK19本のスパーズ、追加タイムの1発でようやく逆転!

「この試合に負けたら、どんな気分になるかなんて考えたくない。正直にいうけど、前半を終えたとき、私の気持ちはポジティブだった。選手たちに求めたのは、パーソナリティを発揮し、責任を持つことだ」

「後半に入って2つめの失点を喫したけど、相手を痛めつけようとする意志と意欲を持って、意地の悪いプレイをするようになったと思う。ただボールを動かして、『見て見て、僕らはいいでしょ』とアピールするのではなく、効果的なやり方で戦えた。ゴールにつながるチャンスを数多く創ることができたと思う。ボーンマスは本当にいいチーム。難しいスタジアムで勝てたね」

プレミアリーグ14節、ボーンマスVSトッテナム。2-0から逆転したアントニオ・コンテ監督は、「プレミアリーグで連敗したわれわれにとって、この勝利は非常に重要だった」と振り返っています。22分に先制ゴールを決めたのは、キーファー・ムーア。キャリアの大半をチャンピオンシップとリーグ1で過ごした30歳のストライカーは、開幕戦以来11試合連続でノーゴールでした。

ハーフラインを越えたあたりで縦パスを受けたソランケが、右サイドのアダム・スミスを走らせ、カウンターがスタート。スパーズの守備陣は、全員がドリブラーに寄ってしまい、中央からスプリントしたフィニッシャーはフリーでした。優しいグラウンダーが届き、ダイレクトショットはロリスの右。1-0で折り返したホームチームは、後半開始直後に追加点を決めました。

右サイドでキープしたソランケがアダム・スミスに落とすと、ダイレクトのクロスがゴール前へ。エメルソン・ロイヤルの前に走り込んでヘッドで合わせたのは、またもキーファー・ムーアでした。先制ゴールと同じトリオで2-0。バイタリティ・スタジアムに集まった多くのサポーターが、勝てると信じていたはずです。

ポゼッションを取っていたスパーズが、1点差に詰め寄ったのは57分。セセニョンのスプリントを見逃さなかったホイビュルクのスルーパスも、右のポストの内側に当てたシュートもパーフェクトでした。同点ゴールは73分。右からCKを蹴ったのは、10分前にエメルソン・ロイヤルと代わったばかりのペリシッチです。

ファーに上がったボールに飛び出そうとしたGKトラヴァースは、想像以上に伸びたボールに触れませんでした。ヘディングで押し込んだのはベン・デイヴィス。再三のCKをクリアし続けてきたボーンマスのミッションは、1ポイント死守に切り替わりました。

2-2のままで、追加タイム2分。左からのCKはソン・フンミンです。右足で巻いたボールをベンタンクールがヘッドで合わせると、幸運だったキーファー・ムーアに当たったボールがベンタンク―ルの足元という不運な場所に落下しました。右足インサイドのボレーがゴールのど真ん中に突き刺さり、スパーズ逆転!よく守っていたボーンマスの敗因は、19本も与えたCKでした。

ハリー・ケインとソン・フンミンがオンターゲットゼロに抑えられた苦しい一戦。何とか勝ったスパーズは、いい雰囲気でマルセイユに向かえるのではないでしょうか。コンテ監督が決勝戦と称するCL最終節は、勝てばノックアウトラウンド進出、敗れればELプレーオフとなる大事なゲーム。プレミアリーグ屈指の2トップの爆発に期待しましょう。


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