2022.11.14 プレミアリーグ観戦記2022-23プレミアリーグ観戦記
【Fulham×MAN.UTD】93分に劇的ゴール!エリクセンが来てくれてよかった…と幸せをかみしめた夜。
ブルーノ・フェルナンデスが戻ってきた今日は、3-1完敗のヴィラ戦のような展開にはならないと信じましょう。プレミアリーグ16節、フラムVSマンチェスターユナイテッド。テン・ハフ監督は、ワールドカップ前の最終戦に現状のベストメンバーを揃えています。
GKデ・ヘア、DFマラシア、リンデロフ、リサンドロ・マルティネス、ルーク・ショー、2センターはカゼミーロ&エリクセン。2列めはエランガ、ブルーノ・フェルナンデス、ラシュフォード、最前線はプレミアリーグ6戦3発と好調のマルシアルです。
キックオフから厳しいプレスをかけるフラムに対して、前に進めないマンチェスター・ユナイテッド。ウィリアンのサイドからの突破には、希望が感じられます。4分にカルロス・ヴィニシウスが左から放ったシュートは、マラシアに当たってコースが変わりますが、デ・ヘアが足でブロックしました。
ルーク・ショーが縦に出したロングフィードが、ラシュフォードに通ったのは8分。ボックス左手前でキープした10番が脇に転がすと、一瞬フリーになったマルシアルのシュートはディオプが足に当ててCKです。マンチェスター・ユナイテッドの先制は14分。センターサークルで奪ったエリクセンが起点でした。
縦パスを受けて前を向いたマルシアルが左に流すと、ブルーノ・フェルナンデスのラストパスが逆サイドへ。走り込んだエリクセンのスライディングが間に合い、ボールは右のサイドネットに転がりました。20分のウィリアンのミドルは、クロスバーの上にアウト。ミトロヴィッチというターゲットを欠いたフラムは、アタックのスピードを上げられません。
25分に縦パスを受けたアンドレアス・ペレイラは、ニアのハリー・ウィルソンにアーリークロスを通すもオフサイド。強烈なボレーをデ・ヘアが足で弾く危険なシーンでした。28分にハリー・ウィルソンが左足で曲げたミドルは、デ・ヘアがパンチ。30分にブルーノとのパス交換でラインを突破したマルシアルは、左足のフィニッシュをレノのビッグセーブに阻まれました。
ウィリアンとロビンソンに、自陣の右サイドを突破されているマン・ユナイテッド。CBがクロスをクリアできているうちに、改善を図りたいところです。左サイドのラシュフォードがルーク・ショーに戻し、クロスが上がったのは40分。ジャストミートだったマルシアルのヘッドは、レノの頭上を越えていきました。
45分、リサンドロ・マルティネスのロングフィードがボックス右のエランガへ。落としをもらったブルーノが中央に転がすと、フリーだったエリクセンのボレーは左のポストすれすれに外れました。前半は0-1、ポゼッションは52%対48%、シュート数は4対7。後半が始まってすぐのフラムのCKは、クリアを叩いたケアニーのボレーがバーを越えていきました。
48分、左サイドに出たブルーノの素晴らしいフィードで、エランガが左から抜け出しますが、ニアを狙った左足シュートはレノがセーブ。こぼれ球に先着したラシュフォードのシュートも、左に弾き出されてしまいました。
52分、ボックス右でキープしたハリー・ウィルソンのクロスが逆サイドへ。DFを背負ったカルロス・ヴィニシウスの振り向きざまの一撃は、デ・ヘアが素晴らしい反応でセーブしました。直後のCKで競り勝ったリームのヘッドも、プレミアリーグ屈指のショットストッパーがビッグセーブ。テン・ハフ監督は55分にエランガを諦め、マクトミネイを投入しています。
58分、右サイドでカットしたボールを、ブルーノが前線にフィード。ラシュフォードに通って決定機かと思われたシーンは、飛び出したレノのクリアで終わりました。フラムの同点ゴールは、61分のカウンター。ドリブルで運んだウィリアンが左のロビンソンに預け、グラウンダーが中央に入ると、代わったばかりのダニエル・ジェームズが右足で押し込みました。
ラシュフォード、エリクセン、ブルーノが2列めとなっても、マンチェスター・ユナイテッドの劣勢は変わらず。71分のCKからパリ―ニャが打ったオーバーヘッドは、デ・ヘアが右に弾き出しました。72分、マルシアルに代わってガルナチョ。左サイドに入った18歳の再三のチャレンジは、ボビー・リードが冷静に対応して止めています。
83分、マクトミネイのサイドチェンジがガルナチョに通り、外から追い越したルーク・ショーがニアにクロス。長い距離をスプリントしてきたマクトミネイは、フリーのヘッドを浮かしてしまいました。眉をひそめて戦況を見守るテン・ハフ監督。マルシアル、エリクセン、エランガ、ラシュフォード、マクトミネイが決めていれば…90分を過ぎても、スコアはイーブンです。
3分と表示された追加タイムも、残り1分。エリクセンが左サイドのガルナチョに預けたときは、何でもないシーンに見えました。ドリブルで上がったウインガーは、並走していたエリクセンにパス。プレーメイカーが縦に出したワンツーのリターンは完璧でした。ボビー・リードの内側に入り込んだガルナチョの左足のラストショットが、レノの指先を抜けて右隅に決まりました。
苦しんだマンチェスター・ユナイテッドが劇的なゴールで3ポイントをゲット!ポストの脇を抜けていった決定的なシュートも、フリーで打ち上げたヘディングも、苦しかった右サイドの守備も、最後の1発ですべて吹っ飛びました。先制したゲームは11戦全勝。連敗スタートだったことを思い出せば、1試合消化が多いスパーズに3ポイントの5位は、悪くないポジションです。
プレミアリーグ初ゴールおめでとう、ガルナチョ!エリクセンが来てくれてよかった…!1ゴール1アシストの天才プレーメイカーの素晴らしさをかみしめた一戦。中盤からのパスのクオリティは確実に高まっており、ストライカーが決めてくれる試合が増えれば、おのずとCL出場権に届くでしょう。休み明けの3試合は、18位、最下位、14位。ロケットリスタートを期待しましょう。(アレハンドロ・ガルナチョ 写真著作者/Ardfern)
GKデ・ヘア、DFマラシア、リンデロフ、リサンドロ・マルティネス、ルーク・ショー、2センターはカゼミーロ&エリクセン。2列めはエランガ、ブルーノ・フェルナンデス、ラシュフォード、最前線はプレミアリーグ6戦3発と好調のマルシアルです。
キックオフから厳しいプレスをかけるフラムに対して、前に進めないマンチェスター・ユナイテッド。ウィリアンのサイドからの突破には、希望が感じられます。4分にカルロス・ヴィニシウスが左から放ったシュートは、マラシアに当たってコースが変わりますが、デ・ヘアが足でブロックしました。
ルーク・ショーが縦に出したロングフィードが、ラシュフォードに通ったのは8分。ボックス左手前でキープした10番が脇に転がすと、一瞬フリーになったマルシアルのシュートはディオプが足に当ててCKです。マンチェスター・ユナイテッドの先制は14分。センターサークルで奪ったエリクセンが起点でした。
縦パスを受けて前を向いたマルシアルが左に流すと、ブルーノ・フェルナンデスのラストパスが逆サイドへ。走り込んだエリクセンのスライディングが間に合い、ボールは右のサイドネットに転がりました。20分のウィリアンのミドルは、クロスバーの上にアウト。ミトロヴィッチというターゲットを欠いたフラムは、アタックのスピードを上げられません。
25分に縦パスを受けたアンドレアス・ペレイラは、ニアのハリー・ウィルソンにアーリークロスを通すもオフサイド。強烈なボレーをデ・ヘアが足で弾く危険なシーンでした。28分にハリー・ウィルソンが左足で曲げたミドルは、デ・ヘアがパンチ。30分にブルーノとのパス交換でラインを突破したマルシアルは、左足のフィニッシュをレノのビッグセーブに阻まれました。
ウィリアンとロビンソンに、自陣の右サイドを突破されているマン・ユナイテッド。CBがクロスをクリアできているうちに、改善を図りたいところです。左サイドのラシュフォードがルーク・ショーに戻し、クロスが上がったのは40分。ジャストミートだったマルシアルのヘッドは、レノの頭上を越えていきました。
45分、リサンドロ・マルティネスのロングフィードがボックス右のエランガへ。落としをもらったブルーノが中央に転がすと、フリーだったエリクセンのボレーは左のポストすれすれに外れました。前半は0-1、ポゼッションは52%対48%、シュート数は4対7。後半が始まってすぐのフラムのCKは、クリアを叩いたケアニーのボレーがバーを越えていきました。
48分、左サイドに出たブルーノの素晴らしいフィードで、エランガが左から抜け出しますが、ニアを狙った左足シュートはレノがセーブ。こぼれ球に先着したラシュフォードのシュートも、左に弾き出されてしまいました。
52分、ボックス右でキープしたハリー・ウィルソンのクロスが逆サイドへ。DFを背負ったカルロス・ヴィニシウスの振り向きざまの一撃は、デ・ヘアが素晴らしい反応でセーブしました。直後のCKで競り勝ったリームのヘッドも、プレミアリーグ屈指のショットストッパーがビッグセーブ。テン・ハフ監督は55分にエランガを諦め、マクトミネイを投入しています。
58分、右サイドでカットしたボールを、ブルーノが前線にフィード。ラシュフォードに通って決定機かと思われたシーンは、飛び出したレノのクリアで終わりました。フラムの同点ゴールは、61分のカウンター。ドリブルで運んだウィリアンが左のロビンソンに預け、グラウンダーが中央に入ると、代わったばかりのダニエル・ジェームズが右足で押し込みました。
ラシュフォード、エリクセン、ブルーノが2列めとなっても、マンチェスター・ユナイテッドの劣勢は変わらず。71分のCKからパリ―ニャが打ったオーバーヘッドは、デ・ヘアが右に弾き出しました。72分、マルシアルに代わってガルナチョ。左サイドに入った18歳の再三のチャレンジは、ボビー・リードが冷静に対応して止めています。
83分、マクトミネイのサイドチェンジがガルナチョに通り、外から追い越したルーク・ショーがニアにクロス。長い距離をスプリントしてきたマクトミネイは、フリーのヘッドを浮かしてしまいました。眉をひそめて戦況を見守るテン・ハフ監督。マルシアル、エリクセン、エランガ、ラシュフォード、マクトミネイが決めていれば…90分を過ぎても、スコアはイーブンです。
3分と表示された追加タイムも、残り1分。エリクセンが左サイドのガルナチョに預けたときは、何でもないシーンに見えました。ドリブルで上がったウインガーは、並走していたエリクセンにパス。プレーメイカーが縦に出したワンツーのリターンは完璧でした。ボビー・リードの内側に入り込んだガルナチョの左足のラストショットが、レノの指先を抜けて右隅に決まりました。
苦しんだマンチェスター・ユナイテッドが劇的なゴールで3ポイントをゲット!ポストの脇を抜けていった決定的なシュートも、フリーで打ち上げたヘディングも、苦しかった右サイドの守備も、最後の1発ですべて吹っ飛びました。先制したゲームは11戦全勝。連敗スタートだったことを思い出せば、1試合消化が多いスパーズに3ポイントの5位は、悪くないポジションです。
プレミアリーグ初ゴールおめでとう、ガルナチョ!エリクセンが来てくれてよかった…!1ゴール1アシストの天才プレーメイカーの素晴らしさをかみしめた一戦。中盤からのパスのクオリティは確実に高まっており、ストライカーが決めてくれる試合が増えれば、おのずとCL出場権に届くでしょう。休み明けの3試合は、18位、最下位、14位。ロケットリスタートを期待しましょう。(アレハンドロ・ガルナチョ 写真著作者/Ardfern)
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いつも更新ありがとうございます。
エリクセン最高です。
ユナイテッドがムバッペ獲る可能性って0でしょうか。いくつも難しい問題があるのは承知の上で勝手なことを言いますが、ハーランドと直接ぶつかるマンチェスターダービーを観たいです。商業的にはロナウド対メッシのクラシコくらいの可能性を感じます。PLにとっては最高の話ですが…