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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Leeds×Liverpool】ガクポ、サラー、ジョッタ…今季3度めの怒涛のゴールラッシュでレッズ圧勝!

「偏愛的プレミアリーグ見聞録」を長く読んでくださっている方々には、私がいかにクロップ監督のチームを好きかをご理解いただけているのではないかと思います。しかし、あの日以来、彼らが怒涛のゴールラッシュを始めると、胸がバクバクするようになってしまいました。

継続性が課題となっている今季のリヴァプールは、「オレたちの強さを忘れるな」と釘を刺すかのように、時折ゴール祭りを開催します。4節のボーンマス戦は9-0、27節はアンフィールドでマンチェスター・ユナイテッドを叩きまくって7-0。先ほど終わった31節のリーズ戦は、公式戦5試合勝利なしの鬱憤を晴らす1-6の圧勝でした。

今回のお祭りの会場は、敵地エランド・ロード。キックオフから30分はホームチームのほうがチャンスが多く、シュート数は6対3でした。リヴァプールの最初のオンターゲットは35分。フィルポが蹴ったボールを腕でブロックしたアーノルドに、笛は鳴りませんでした。

こぼれ球をキープしたサラーが、外から追い越していったSBに縦パスを通すと、ゴール前に入ったガクポがグラウンダーを無人のゴールにプッシュ。チャンスをものにしたレッズは、4分後に追加点をゲットします。自陣でジョッタがボールを奪取し、カウンター発動。ドリブルで上がった20番が左に流れたサラーにラストパスを転がすと、左足の一撃がニアに突き刺さりました。

ハーフタイムは0-2。セカンドハーフの開始早々にコナテがシニステラに奪われ、アリソンとの1対1からゴールを決められますが、スイッチが入っていたレッズは52分にリードを2点に戻します。アーノルドのスローインがハーフラインに届き、ガクポの裏にいたカーティス・ジョーンズがキープするまでは、何でもないシーンでした。

右足のワンタッチでフィリポを抜いた17番が、ラインの裏に絶妙なスルーパスを通すまで4秒。走り込んだジョッタが、間合いを詰めてきたメリエの脇を抜きました。アーノルドのFKから、カーティス・ジョーンズが決めたゴールがオフサイドで取り消された後、勝負を決する4点めは64分。起点となったのは、ワンタッチでコッホをかわして左サイドを疾走したロバートソンでした。

左からのクロスを中央でトラップしたガクポは、自分が打つより右で空いていたサラーのほうが確度が高いと判断。ラストパスを左足の前に置いたエースは、冷静にファーのサイドネットに流し込みました。圧巻だったのは、73分の5点めです。右のヘンダーソンがボックス手前にクロスを入れた瞬間は、決定的なシーンには見えなかったのですが…。

ワンバウンドしたボールはジョッタへ。迷いなく右足を振り抜いたダイレクトショットは、左のポストの内側を叩きました。締めのゴールは90分、中央からドリブルで上がったアーノルドがラインの裏に浮き球を通すと、9分前に入ったばかりのダルウィン・ヌニェスが胸トラップから左足で押し込みました。

シュート数は13対13、オンターゲットは3対7。1-6とは思えないスタッツです。ラインの裏を狙ったボールと丁寧なクロスが次々と決まった圧勝劇。47ポイントのレッズは、1試合消化が多い5位スパーズと6ポイント差です。EL出場権は視界に入っているのですが、4位ニューカッスルとの差は9。ひたすら勝ち続け、スパーズ、ガナーズ、ブルーズにがんばってもらうしかありません。

3回のゴール祭りを除くと、得点34&失点35。年明けのプレミアリーグ14試合のうち、ノーゴールが6試合もあります。ようやく主力が揃ったレッズは、昨季までの安定感を取り戻すことができるでしょうか。次節はアンフィールドでノッティンガム・フォレスト。復帰したルイス・ディアスのゴールを期待しているのですが、トラウマになりつつあるゴールラッシュは避けていただければ…。


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