2023.05.07 プレミアリーグ観戦記2022-23プレミアリーグ観戦記
【Liverpool×Brentford】サラーの決勝ゴールで6連勝のリヴァプール、暫定ながら4位と1ポイント差!
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開始4分、珍しく後ろからスライディングでチャージしたファン・ダイクにイエローカード。レッズの前線の4人は、目まぐるしくポジションを変えています。7分にロバートソンが左からFKを蹴ると、ファーにいたファン・ダイクは打ち切れず、ヒッキーがクリア。直後、CKのクリアを拾ったサラーのミドルは、GKラジャの正面です。
サラーとアーノルドは右、ジョッタとカーティス・ジョーンズは左、ダルウィン・ヌニェスは最前線にいます。12分にサラーが左足アウトにかけたクロスを入れると、ダルウィン・ヌニェスは触れず。先制は13分、CKからの波状攻撃で、ファビーニョの浮き球が起点でした。ボックス左にいたファン・ダイクがヘッドで折り返すと、飛び込んだサラーが強引に押し込みました。
3月に入って調子を上げたエースは、プレミアリーグ12戦11発と量産モード。リードしたレッズは、速攻が目立ち始めています。20分のカーティス・ジョーンズのミドルは、GKの守備範囲。22分にファン・ダイクが遠めから放ったシュートは、右に切れていきます。29分にジョッタが中央から仕掛けると、駆けっこに負けなかったヒッキーが体をぶつけてシュートを阻止しました。
30分、中央にポジションを変えたアーノルドがゴール前に浮き球をフィード。フリーだったダルウィン・ヌニェスはハーフボレーをコントロールできず、左に外しました。ガクポはセカンドストライカーではなく、右のインサイドと見るべきでしょう。39分のイヴァン・トニーのFKは、右のポストぎりぎりを抜けていきました。
ファン・ダイクの裏を取って決めた40分のエンベウモは、VARがオフサイドとジャッジ。終盤はブレントフォードの速攻に苦しめられたレッズは、1-0でハーフタイムを迎えました。ポゼッションは59%対41%、シュートは8対3、オンターゲットは3対1。後半の立ち上がりは、執拗にサイドアタックを狙うブレントフォードのペースです。
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劣勢が続くレッズ、65分にダルウィン・ヌニェスと代わったのはルイス・ディアス。72分にジョッタが下がり、ヘンダーソンが中盤の右に入りました。右サイドに戻らされるシーンが増えたアーノルドは、守備で貢献しつつ、攻撃時もボックスに迫っています。78分の強烈なミドルは、ラジャが左に飛ぶビッグセーブでCKに逃れました。
81分、カーティス・ジョーンズとロバートソンに代わって、ミルナーとツィミカス。84分にヒッキーのクリアミスをカットしたガクポは、右足のワントラップボレーを右に外してしまいました。ガクポとルイス・ディアスが最後まで前線で追い回し、インサイドMFとSBでサイドを封じたレッズは、プレミアリーグ6連勝。アリソンは入団以来、100回めのクリーンシートです。
決勝ゴールはファビーニョからファン・ダイク、サラーですが、MVPは守護神ではないでしょうか。劣勢の時間帯はフィードを急がず最終ラインを落ち着かせ、意図的にパントを入れて相手のラインを下げるなど、クレバーな判断が目を引きました。クロスや前線へのフィードへの対応も完璧で、イエローをもらっていたCBコンビとアンカーにリスキーなプレイをさせませんでした。
暫定ながら、4位マンチェスター・ユナイテッドとは1ポイント差で、3位ニューカッスルには3ポイント差に迫っています。今日のゲームで、ウェストハムとアーセナルが彼らを止めてくれれば、逆転でCL出場権獲得の可能性が高まります。怒涛の追い込みは間に合うのか、遅すぎたのか。一時は決着した感があったTOP4争いも、最後まで目が離せません。
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