2023.05.08 プレミアリーグ観戦記2022-23プレミアリーグ観戦記
【Newcastle×Arsenal】圧巻だったポープVSラムズデール!今季最高の激闘を制したのはアーセナル!
首位マンチェスター・シティと4ポイント差。再逆転でプレミアリーグを制覇したければ、セント・ジェームズ・パークのニューカッスル戦は必勝です。アーセナルは可能性を残すのか、ここで力尽きるのか。アルテタ監督はトーマスをベンチに置いて、ジョルジーニョを起用しています。
GKラムズデール、DFベン・ホワイト、キヴィオル、ガブリエウ、ジンチェンコ、MFジョルジーニョ、ウーデゴーア、ジャカ、FWサカ、ジェズス、マルティネッリ。開始2分、左から突破を図ったウィロックがファーに折り返すと、ジェイコブ・マーフィーの左足シュートが逆サイドのポストを叩きました。
1分後、ジョエリントンのパスを左で受けたイサクのシュートは、ベン・ホワイトがブロック。大歓声のセント・ジェームズ・パークに威圧されているアーセナルは、自分たちのペースを取り戻さなければなりません。7分のショートコーナーからグラウンダーが中央に転がり、ボックス手前にいたブルーノ・ギマランイスがフリーで打つと、キヴィオルがハンドを取られました。
VARは太腿に当たった瞬間を映し出しており、PKは取り消し。鳴りやまない怒号とチャントのなかで、落ち着けるアウェイチームはどれだけあるのでしょうか。13分、左からFKを蹴ったのはウーデゴーア。クリアを拾ってから右サイドで詰まり、サカ、ジョルジーニョ、ウーデゴーアと中央に戻ると、キャプテンの素晴らしいミドルシュートが右隅に突き刺さりました。
0-1となっても、スタジアムの空気は変わりません。押しているのはニューカッスル。CKを取るだけで、ゴールが決まったかのような歓声が挙がっています。20分、ウーデゴーアが縦に出したスルーパスで、右にまわっていたマルティネッリがポープと1対1。工夫のないシュートをブロックした守護神は、リバウンドを取ったウーデゴーアのシュートもセーブしています。
24分のジャカの縦パスで、中央から上がったサカがラインの裏へ。左足のシュートは、ポープが仁王立ちではね返しました。ブルーノ・ギマランイスの高速の楔が、カラム・ウィルソンに入ったのは27分。脇にいたウィロックがフリーで打った決定的なシュートは、ラムズデールが左足を投げ出すビッグセーブで阻んでいます。
不利なジャッジには即座にブーイング、ラインの裏にボールが出ただけで拍手喝采。アウェイチームは、常に数的不利の状態で戦っているように見えます。33分に左からカットインしたマルティネッリは打てず、左に出したヒールパスもジェズスに通らず。40分にウーデゴーアが敵陣で奪ったショートカウンターは、ボックス左でラストパスを受けた11番が右に外しました。
追加タイム2分、ハーフライン付近からのFKに競り勝ったボトマンのヘッドはGKがキャッチ。座り込んだジャカは、内転筋を痛めたのでしょうか。サカが敵陣左で奪ったのは追加タイム7分。マルティネッリ、ウーデゴーアとつながり、ボトマンをかわしてフリーになった8番のフィニッシュは、またしてもポープが足でブロックしました。
前半は0-1。ジャカは後半もピッチにいます。48分に右から仕掛けたジェイコブ・マーフィーがニアに浮かすと、走り込んだイサクのヘッドは右のポストにヒットしました。トリッピアーのCKをシェアがヘッドで合わせると、ラムズデールが右に反応して超絶ビッグセーブ!51分にボックス左でジェズスのパスを受けたマルティネッリは、巧みなショットをバーに当ててしまいました。
56分、マルティネッリのグラウンダーを収めたジェズスのシュートは、シェアがブロック。ゴールに向かうサカのCKは、ポープがぎりぎりで触って外に送っています。左から上がったダン・バーンが縦に出したスルーパスが、イサクに通ったのは58分。ニアで空いたウィロックの一撃は、ジャカが足元に滑り込んで止めています。
アルテタ監督は61分にジンチェンコを下げ、ティアニーを投入。65分にジェイコブ・マーフィーが下がり、怖いアルミロンが登場です。サカが起点となった69分のショートカウンターは、右からニアを狙ったジェズスのシュートをポープが止めました。70分に左から上がったマルティネッリは、ボックスに入る前にスローダウンしたのですが…。
味方の上がりを待った11番は、思い返したように縦に持ち出し、高速のグラウンダーをフィード。足を出したシェアは、ネットを揺らしたボールを見てがっくりと頭を垂れています。0-2となり、ひたすら攻めるしかないニューカッスル。スタンドの歓声とチャントは、前半よりもボリュームが落ちているように感じられます。
エディ・ハフの勝負のカードは、アントニー・ゴードンとサン=マクシマン。前線で奮闘したカラム・ウィルソンとウィロックは、ゴールだけが足りませんでした。アルテタ監督は、80分にマルティネッリとジョルジーニョをトロサールとトーマスにチェンジ。86分にはジェズスとサカを下げ、ネルソンとエンケティアにチェイシングを託しました。
89分のシェアのミドルはクロスバー越え。ハーフコートマッチを続けるホームチームには、追加タイムが6分あります。91分に左から打ったサン=マクシマンの鋭いミドルは、ラムズデールがセーブ。今季プレミアリーグで最高の激闘を制したのは、1年前にこの地でTOP4フィニッシュの希望を打ち砕かれたアーセナルでした。
ポゼッションは54%対46%、シュート数は12対10、オンターゲットは5対6、バーとポストに阻まれたシュートは2対1。両者は全くの互角で、「ニューカッスルは決定力を欠いた」とはいいたくありません。チームを勝利に導いたMVPはビッグセーブ連発のラムズデールですが、勝負をおもしろくしたMVPとしてニック・ポープも加えたくなる一戦でした。
気迫あふれる守備を見せたジャカ、最後まで冷静だったベン・ホワイト、素晴らしいミドルを決めたウーデゴーア、決定的なオウンゴールを誘発したマルティネッリに拍手を送るとなれば、決定機を創ったイサクやウィロック、アタックの起点となったブルーノ・ギマランイスにもよく戦ったと声をかけたくなります。
勝ったアーセナルは、残り3つを勝ち切ってマン・シティの結果待ち。敗れたニューカッスルは、リーズ、ブライトン、レスター、チェルシーに3勝1敗ならTOP4で終われるでしょう。もう一度、いいたいと思います。今季プレミアリーグで最高の激闘。ボトマンの股間を射抜いたあのミドルがずれていれば…そんなことをいいたくなるぐらいのわずかな差で決まった勝負でした。
GKラムズデール、DFベン・ホワイト、キヴィオル、ガブリエウ、ジンチェンコ、MFジョルジーニョ、ウーデゴーア、ジャカ、FWサカ、ジェズス、マルティネッリ。開始2分、左から突破を図ったウィロックがファーに折り返すと、ジェイコブ・マーフィーの左足シュートが逆サイドのポストを叩きました。
1分後、ジョエリントンのパスを左で受けたイサクのシュートは、ベン・ホワイトがブロック。大歓声のセント・ジェームズ・パークに威圧されているアーセナルは、自分たちのペースを取り戻さなければなりません。7分のショートコーナーからグラウンダーが中央に転がり、ボックス手前にいたブルーノ・ギマランイスがフリーで打つと、キヴィオルがハンドを取られました。
VARは太腿に当たった瞬間を映し出しており、PKは取り消し。鳴りやまない怒号とチャントのなかで、落ち着けるアウェイチームはどれだけあるのでしょうか。13分、左からFKを蹴ったのはウーデゴーア。クリアを拾ってから右サイドで詰まり、サカ、ジョルジーニョ、ウーデゴーアと中央に戻ると、キャプテンの素晴らしいミドルシュートが右隅に突き刺さりました。
0-1となっても、スタジアムの空気は変わりません。押しているのはニューカッスル。CKを取るだけで、ゴールが決まったかのような歓声が挙がっています。20分、ウーデゴーアが縦に出したスルーパスで、右にまわっていたマルティネッリがポープと1対1。工夫のないシュートをブロックした守護神は、リバウンドを取ったウーデゴーアのシュートもセーブしています。
24分のジャカの縦パスで、中央から上がったサカがラインの裏へ。左足のシュートは、ポープが仁王立ちではね返しました。ブルーノ・ギマランイスの高速の楔が、カラム・ウィルソンに入ったのは27分。脇にいたウィロックがフリーで打った決定的なシュートは、ラムズデールが左足を投げ出すビッグセーブで阻んでいます。
不利なジャッジには即座にブーイング、ラインの裏にボールが出ただけで拍手喝采。アウェイチームは、常に数的不利の状態で戦っているように見えます。33分に左からカットインしたマルティネッリは打てず、左に出したヒールパスもジェズスに通らず。40分にウーデゴーアが敵陣で奪ったショートカウンターは、ボックス左でラストパスを受けた11番が右に外しました。
追加タイム2分、ハーフライン付近からのFKに競り勝ったボトマンのヘッドはGKがキャッチ。座り込んだジャカは、内転筋を痛めたのでしょうか。サカが敵陣左で奪ったのは追加タイム7分。マルティネッリ、ウーデゴーアとつながり、ボトマンをかわしてフリーになった8番のフィニッシュは、またしてもポープが足でブロックしました。
前半は0-1。ジャカは後半もピッチにいます。48分に右から仕掛けたジェイコブ・マーフィーがニアに浮かすと、走り込んだイサクのヘッドは右のポストにヒットしました。トリッピアーのCKをシェアがヘッドで合わせると、ラムズデールが右に反応して超絶ビッグセーブ!51分にボックス左でジェズスのパスを受けたマルティネッリは、巧みなショットをバーに当ててしまいました。
56分、マルティネッリのグラウンダーを収めたジェズスのシュートは、シェアがブロック。ゴールに向かうサカのCKは、ポープがぎりぎりで触って外に送っています。左から上がったダン・バーンが縦に出したスルーパスが、イサクに通ったのは58分。ニアで空いたウィロックの一撃は、ジャカが足元に滑り込んで止めています。
アルテタ監督は61分にジンチェンコを下げ、ティアニーを投入。65分にジェイコブ・マーフィーが下がり、怖いアルミロンが登場です。サカが起点となった69分のショートカウンターは、右からニアを狙ったジェズスのシュートをポープが止めました。70分に左から上がったマルティネッリは、ボックスに入る前にスローダウンしたのですが…。
味方の上がりを待った11番は、思い返したように縦に持ち出し、高速のグラウンダーをフィード。足を出したシェアは、ネットを揺らしたボールを見てがっくりと頭を垂れています。0-2となり、ひたすら攻めるしかないニューカッスル。スタンドの歓声とチャントは、前半よりもボリュームが落ちているように感じられます。
エディ・ハフの勝負のカードは、アントニー・ゴードンとサン=マクシマン。前線で奮闘したカラム・ウィルソンとウィロックは、ゴールだけが足りませんでした。アルテタ監督は、80分にマルティネッリとジョルジーニョをトロサールとトーマスにチェンジ。86分にはジェズスとサカを下げ、ネルソンとエンケティアにチェイシングを託しました。
89分のシェアのミドルはクロスバー越え。ハーフコートマッチを続けるホームチームには、追加タイムが6分あります。91分に左から打ったサン=マクシマンの鋭いミドルは、ラムズデールがセーブ。今季プレミアリーグで最高の激闘を制したのは、1年前にこの地でTOP4フィニッシュの希望を打ち砕かれたアーセナルでした。
ポゼッションは54%対46%、シュート数は12対10、オンターゲットは5対6、バーとポストに阻まれたシュートは2対1。両者は全くの互角で、「ニューカッスルは決定力を欠いた」とはいいたくありません。チームを勝利に導いたMVPはビッグセーブ連発のラムズデールですが、勝負をおもしろくしたMVPとしてニック・ポープも加えたくなる一戦でした。
気迫あふれる守備を見せたジャカ、最後まで冷静だったベン・ホワイト、素晴らしいミドルを決めたウーデゴーア、決定的なオウンゴールを誘発したマルティネッリに拍手を送るとなれば、決定機を創ったイサクやウィロック、アタックの起点となったブルーノ・ギマランイスにもよく戦ったと声をかけたくなります。
勝ったアーセナルは、残り3つを勝ち切ってマン・シティの結果待ち。敗れたニューカッスルは、リーズ、ブライトン、レスター、チェルシーに3勝1敗ならTOP4で終われるでしょう。もう一度、いいたいと思います。今季プレミアリーグで最高の激闘。ボトマンの股間を射抜いたあのミドルがずれていれば…そんなことをいいたくなるぐらいのわずかな差で決まった勝負でした。
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グーナーなのでフラットな目線で見るのは無理ですが、おっしゃる通りまさに最高の激闘だったと思います。
勝ったから言えることですが今期最も興奮したゲームでした。
リバプール戦やハマーズ戦でこの集中力があれば・・・・!!
とも思ってしまいます。