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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Wolves×Brighton】「BBC」「スカイスポーツ」のMVP!三笘薫の圧巻の独走と優しいアシストに絶叫!

「BBC」のファン投票による採点も、「スカイスポーツ」のリチャード・モーガン記者も、三笘薫がマン・オブ・ザ・マッチ。2ゴールを決めたソリー・マーチより1ゴール1アシストの日本代表が高評価だったのは、絡んだ2発が先制と2点めという重要なシーンであるとともに、15分の一撃があまりにも鮮烈だったからでしょう。

プレミアリーグ2節、モリニューで開催されたウルヴスVSブライトン。ハーフラインを越えたあたりにいた三笘が、エストゥピニャンからパスを受けたとき、周囲には黄色いシャツが4人いました。セメドと勝負せず、横に進路を取った瞬間は、数秒後の恍惚は想像できませんでした。

次のタッチを斜めに出し、左肩をつかんできたセメドを抜き去った三笘は、一気にアクセル全開。エンシーソを気にしながら見ていたドーソンと、カバーしなければならなかったジョアン・ゴメスは、完全に振り切られました。最後の砦だったキルマンもワンタッチでかわされ、後ろからシャツをつかむという抵抗に効果はありませんでした。

倒れ込みながらジョゼ・サの脇を抜くと、ボールは右のサイドネットへ。スタンドの絶叫に耳を傾けるパフォーマンスを披露したのは、自らのベストゴールという感触があったからでしょう。40メートルの独走からの1発は、プレミアリーグ2023-24のゴール・オブ・ザ・シーズンにノミネートされるのではないでしょうか。

前半を0-1で終えたブライトンは、後半が始まって40秒という早い時間に決定的な2点めをゲットしました。右サイドに張っていたソリー・マーチが、ラインの裏に走り込んだウェルベックに絶妙な浮き球をフィード。ボックスの右手前で追いついたベテランストライカーは、ダイレクトでGKジョゼ・サの左を狙いました。

ウルヴスの守護神が弾いたボールが、逆サイドからスプリントした三笘の前へ。強引に打てる状況でしたが、ジョゼ・サがニアのコースをつぶそうとするのを見たウインガーは、脇でフリーだったエストゥピニャンに優しいボールを転がしました。左SBががゴール右に流し込むと、ウルヴスの守備陣は完全に切れてしまいました。

51分、左サイドにいたエンシーソがビリー・ギルモアのロングフィードで上がり、右足アウトのグラウンダーがゴール前へ。中央から走り込んだソリー・マーチが左足でプッシュしました。さらに55分、ドリブルで上がったウェルベックが右のエンシーソにつなぐと、丁寧なグラウンダーがソリー・マーチの足元に届き、コースを変えたボールが左のポストの内側を叩きました。

61分のCKから、ファン・ヒチャンのヘッドが決まって1-4となるも、ウルヴスは追加点を奪えず。ブライトンは2戦連続の4ゴールで、プレミアリーグの首位に立ちました。カイセドとマック・アリスターを失ったデ・ゼルビ監督が、先発起用した新戦力はミルナーのみ。ジョアン・ペドロ、イゴール、ダフードをベンチに置いて圧勝するとは…!

ソリー・マーチは2戦3発で、三笘は1ゴール2アシスト。今やリーグNo.1のウインガーコンビは、負傷さえなければ前年のレベルを超えてきそうです。TOP4をめざすプレミアリーグとヨーロッパリーグが、俄然楽しみになってきました。最後に、三笘についてもうひとつだけ。自陣でのボール奪取やシュートコースを消す動きなど、守備も素晴らしいですね!


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