2023.10.02 プレミアリーグ観戦記
【Wolves×MAN.CITY】大きかったロドリ不在の穴…速攻2発を許したマン・シティ、想定外の連敗!
シュート数3対23、オンターゲット1対8。どこからどう見ても、スタッツはアウェイチームが勝ったとしか思えません。しかし最終スコアは2-1。ウルヴスの本拠地モリニューに乗り込んだマンチェスター・シティは、今季プレミアリーグで初の敗戦を喫しました。
エヴァートンに1-0、ルートンに1-1。降格候補との対決でポイントを拾っただけで、16位に沈むチームが王者に勝つと予想した人はほとんどいなかったはずです。ネイサン・コリンズ、ルベン・ネヴェス、マテウス・ヌネス、モウティーニョ、ジエゴ・コスタ、アダマ・トラオレ、ポデンス…主力を大量に放出したウルヴスは、ベルガルド以外に即戦力を獲れませんでした。
キックオフから10分は、マン・シティのハーフコートマッチ。11分のアイ・ヌーリのクロスは、あっさりクリアされています。コヴァチッチとフォーデンのポジションが重なり、ペドロ・ネトがボールを奪取したのは12分。右サイドに逃げるようにドリブルを始めた7番は、ゴールを生み出すとは思えませんでした。
追いすがるフォーデンをかわした後、ナタン・アケをスピードで置き去りにしたペドロ・ネトは、ゴールライン際まで持ち込んで中央のマテウス・クーニャにラストパス。ニアをカバーしたルベン・ディアスが足に当てると、浮いたボールはエデルソンの逆を取る格好となり、ネットを揺らしました。
この後は再び、マン・シティペース。わがクラブがリードしても、マテウス・ヌネスが持つたびに鳴り響くブーイングのボリュームは変わりません。21分、ボックス左に斬り込んだジェレミー・ドクのシュートはファーポストの外。27分のFKをヘッドで合わせたナタン・アケは、セメドに当たって浮いたボールをバイシクルで狙うも、ジョゼ・サのビッグセーブに阻まれました。
2分後、敵陣ボックスでアイ・ヌーリから奪ったフォーデンは、トッティ・ゴメスのチャージでバランスを崩し、シュートに至らず。37分に右から仕掛けたペドロ・ネトは、グラウンダーをあっさりクリアされています。前半の追加タイム2分、カウンターでマテウス・クーニャのパスを受け、切り返しから右足を振り抜いたファン・ヒチャンの一撃はチーム初のシュートです。
前半は1-0、シュート数は1対12。ウルヴスがリードを守って折り返しても、大方の興味は「昨季プレミアリーグ王者がいつ逆転するか」だったのではないでしょうか。アウェイチームがマテイス・ヌネスをオスカー・ボブに代えたのは、スタンドに煽られながらプレイする状況を回避したかったからでしょうか。
51分、オスカー・ボブの縦パスを受けたハーランドが左足でファーを狙うも、ドーソンが足に当ててジョゼ・サがキャッチ。プレミアリーグ得点王は常に2人に監視されており、これが唯一のシュートです。マン・シティがようやく追いついたのは58分。左隅に蹴ったフリアン・アルバレスのFKは見事でした。
1-1となった瞬間、シティズンの多くは、ウルヴスの健闘もこれまでと思ったのではないでしょうか。65分のCKから、オスカー・ボブの浮き球をフォーデンが左足で合わせると、ゴールラインまで戻ったドーソンが必死のクリア。アカンジのミドルは、ジョゼ・サが左に飛んでセーブしました。セメドがドリブルで上がったのは、2つのピンチをしのいだ直後です。
右からの速いクロスをアカンジが頭に当てると、こぼれ球に走り込んだファン・ヒチャンのシュートはルベン・ディアスがブロック。ゴール前に転がったボールに先着したマテウス・クーニャは、エデルソンの動きを確認し、ファン・ヒチャンに打たせました。右足の渾身の一撃は、カイル・ウォーカーの頭にヒットし、サイドネットへ。この後、時間は20分以上あったのですが…。
2-1となってから、タイムアップまでにマン・シティが放ったシュートは5本。そのうち4本はミドルでした。カラバオカップのニューカッスル戦に続く連敗。ノッティンガム・フォレスト戦の後半開始直後に、ロドリが1発レッドをもらってから224分、彼らはオープンプレーからのゴールがありません。
中盤センターに入ったコヴァチッチは、ロドリほどボールに関与できず、優位に立てるサイドへの効果的なフィードはゼロ。途中出場のカルヴァン・フィリップスはミドル2本、クロス1本と奮闘したものの、ゲームチェンジャーにはなれませんでした。ロドリがいないプレミアリーグは敗れる確率が33%で、いれば7.5%。直近の3試合は、彼の存在がいかに大きいかを証明しました。
次節はアーセナル。ロドリに加えてデブライネ、ベルナルド・シウヴァを欠いたチームは、敵地エミレーツでライバルからポイントを奪えるのでしょうか。アウェイ4連戦の4つめ、CLはグループGで最も強いライプツィヒ、アーセナルは中4日でマン・シティは中3日と不利な要素ばかりが目立ちますが…。
エヴァートンに1-0、ルートンに1-1。降格候補との対決でポイントを拾っただけで、16位に沈むチームが王者に勝つと予想した人はほとんどいなかったはずです。ネイサン・コリンズ、ルベン・ネヴェス、マテウス・ヌネス、モウティーニョ、ジエゴ・コスタ、アダマ・トラオレ、ポデンス…主力を大量に放出したウルヴスは、ベルガルド以外に即戦力を獲れませんでした。
キックオフから10分は、マン・シティのハーフコートマッチ。11分のアイ・ヌーリのクロスは、あっさりクリアされています。コヴァチッチとフォーデンのポジションが重なり、ペドロ・ネトがボールを奪取したのは12分。右サイドに逃げるようにドリブルを始めた7番は、ゴールを生み出すとは思えませんでした。
追いすがるフォーデンをかわした後、ナタン・アケをスピードで置き去りにしたペドロ・ネトは、ゴールライン際まで持ち込んで中央のマテウス・クーニャにラストパス。ニアをカバーしたルベン・ディアスが足に当てると、浮いたボールはエデルソンの逆を取る格好となり、ネットを揺らしました。
この後は再び、マン・シティペース。わがクラブがリードしても、マテウス・ヌネスが持つたびに鳴り響くブーイングのボリュームは変わりません。21分、ボックス左に斬り込んだジェレミー・ドクのシュートはファーポストの外。27分のFKをヘッドで合わせたナタン・アケは、セメドに当たって浮いたボールをバイシクルで狙うも、ジョゼ・サのビッグセーブに阻まれました。
2分後、敵陣ボックスでアイ・ヌーリから奪ったフォーデンは、トッティ・ゴメスのチャージでバランスを崩し、シュートに至らず。37分に右から仕掛けたペドロ・ネトは、グラウンダーをあっさりクリアされています。前半の追加タイム2分、カウンターでマテウス・クーニャのパスを受け、切り返しから右足を振り抜いたファン・ヒチャンの一撃はチーム初のシュートです。
前半は1-0、シュート数は1対12。ウルヴスがリードを守って折り返しても、大方の興味は「昨季プレミアリーグ王者がいつ逆転するか」だったのではないでしょうか。アウェイチームがマテイス・ヌネスをオスカー・ボブに代えたのは、スタンドに煽られながらプレイする状況を回避したかったからでしょうか。
51分、オスカー・ボブの縦パスを受けたハーランドが左足でファーを狙うも、ドーソンが足に当ててジョゼ・サがキャッチ。プレミアリーグ得点王は常に2人に監視されており、これが唯一のシュートです。マン・シティがようやく追いついたのは58分。左隅に蹴ったフリアン・アルバレスのFKは見事でした。
1-1となった瞬間、シティズンの多くは、ウルヴスの健闘もこれまでと思ったのではないでしょうか。65分のCKから、オスカー・ボブの浮き球をフォーデンが左足で合わせると、ゴールラインまで戻ったドーソンが必死のクリア。アカンジのミドルは、ジョゼ・サが左に飛んでセーブしました。セメドがドリブルで上がったのは、2つのピンチをしのいだ直後です。
右からの速いクロスをアカンジが頭に当てると、こぼれ球に走り込んだファン・ヒチャンのシュートはルベン・ディアスがブロック。ゴール前に転がったボールに先着したマテウス・クーニャは、エデルソンの動きを確認し、ファン・ヒチャンに打たせました。右足の渾身の一撃は、カイル・ウォーカーの頭にヒットし、サイドネットへ。この後、時間は20分以上あったのですが…。
2-1となってから、タイムアップまでにマン・シティが放ったシュートは5本。そのうち4本はミドルでした。カラバオカップのニューカッスル戦に続く連敗。ノッティンガム・フォレスト戦の後半開始直後に、ロドリが1発レッドをもらってから224分、彼らはオープンプレーからのゴールがありません。
中盤センターに入ったコヴァチッチは、ロドリほどボールに関与できず、優位に立てるサイドへの効果的なフィードはゼロ。途中出場のカルヴァン・フィリップスはミドル2本、クロス1本と奮闘したものの、ゲームチェンジャーにはなれませんでした。ロドリがいないプレミアリーグは敗れる確率が33%で、いれば7.5%。直近の3試合は、彼の存在がいかに大きいかを証明しました。
次節はアーセナル。ロドリに加えてデブライネ、ベルナルド・シウヴァを欠いたチームは、敵地エミレーツでライバルからポイントを奪えるのでしょうか。アウェイ4連戦の4つめ、CLはグループGで最も強いライプツィヒ、アーセナルは中4日でマン・シティは中3日と不利な要素ばかりが目立ちますが…。
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主さんの分析が見事に当たってますね、恐れ入りました
しかし当初ロドリ大したことないと思ってた私は見る目がない・・・