2023.10.23 プレミアリーグ観戦記2023-24プレミアリーグ観戦記
【MAN.CITY×Brighton】三笘が躍動の後半はピンチ…何とか連敗を止めたマン・シティは復調途上?
ペップ・グアルディオラはプレミアリーグ3連敗が一度もなく、ハーランドは入団してから3戦連続ノーゴールはゼロ。ホームで20連勝中の昨季王者に対して、ブライトンはエティハドで2分11敗と勝利なし。マンチェスター・シティVSブライトンは、過去のデータを裏切ることなく、連敗中だったホームチームが2-1で制しました。しかし…。
「ロドリが復帰し、強いマン・シティが戻ってきた」といえるほど、彼ららしい勝利ではありませんでした。7分にジェレミー・ドクがボックス左でパスカル・グロスを抜き去り、ニアで空いていたフリアン・アルバレスに絶妙なラストパスを通して先制。21歳のニューフェイスが左サイドを蹂躙していた序盤は、ゴールラッシュが期待できるパフォーマンスでした。
19分には右サイドのベルナルド・シウヴァがバレバから奪い、パスをもらってカットインしたハーランドが右隅に決めて2-0。プレミアリーグ通算44試合45ゴールのストライカーは、打つタイミングを間違えないと痛感した追加点でした。ここまではOK。しかし26分にドクのシュートが右ポストの脇を抜けると、マン・シティはシュートチャンスを創れなくなります。
8節までリーグ最多の21ゴールと、攻撃力が強みのブライトンは、降格ゾーンの3クラブの次に失点が多いチームです。プレミアリーグ4試合めのバレバと、8試合めのアディングラがいるドクのサイドは、好調時なら制圧していたでしょう。ところが、61分にフォーデンのクロスをGKスティールが弾くまで、オープンプレーからのシュートゼロ。好調時の彼らにはない奇妙な空白でした。
67分にフォーデンが左から仕掛けたカウンターは、逆サイドで浮き球をキープしたハーランドがイゴールをかわして強烈なシュート。スティールがセーブしたシーンは、後半で唯一の決定機でした。この直後から、三笘薫が躍動。アンス・ファティが浮かしたラストパスでオルテガと1対1になると、高さが中途半端だったシュートはGKが体を張ってブロックしました。
さらに71分、右からのCKにファーで競り勝った三笘のヘッドは、ニアポストの外。73分のゴールも、チャンスメイクは日本代表FWです。ボックスの外に飛び出したスティールがクリアしきれず、フリアン・アルバレスがGK不在の枠を狙うと、ゴールラインの前で止めたルイス・ダンクが左に展開してカウンター返しが発動しました。
アンス・ファティが左サイドの三笘につなぐと、ドリブルでカイル・ウォーカーを振り回した22番はボックス左からグラウンダーをフィード。アカンジは足を出して触るのが精一杯で、こぼれ球を直接叩いたファティの一撃がネットを揺らしました。2-1となり、ブライトンのアタックを受けたホームチームは、何とかシュートを打たせずタイムアップに辿り着きました。
ペップのチームを見ていて気になるのは、最終ラインと前線の距離が空いてしまうシーンが多く、パスワークではなく前線の個力で崩そうとする傾向が強まっていることです。CBを4人並べるケースもある最終ラインは、オーバーラップよりウイングのサポートにまわる姿が目立っており、守備力が高いSBがいるチームとのゲームは苦戦しています。
7節までの平均シュート数は18.1本、しかしアーセナル戦は4本、この日は10本。最初の6戦は1試合あたり5.2本だったハーランドは、その後の3戦でトータル3本しか打てていません。陣形の間延びが目立つ最強チームは、速いパスワークと得点力を取り戻せるのか。次節はマンチェスターダービー。11月にはチェルシー、リヴァプール、トッテナムの難敵3連戦が待ち構えています。
「ロドリが復帰し、強いマン・シティが戻ってきた」といえるほど、彼ららしい勝利ではありませんでした。7分にジェレミー・ドクがボックス左でパスカル・グロスを抜き去り、ニアで空いていたフリアン・アルバレスに絶妙なラストパスを通して先制。21歳のニューフェイスが左サイドを蹂躙していた序盤は、ゴールラッシュが期待できるパフォーマンスでした。
19分には右サイドのベルナルド・シウヴァがバレバから奪い、パスをもらってカットインしたハーランドが右隅に決めて2-0。プレミアリーグ通算44試合45ゴールのストライカーは、打つタイミングを間違えないと痛感した追加点でした。ここまではOK。しかし26分にドクのシュートが右ポストの脇を抜けると、マン・シティはシュートチャンスを創れなくなります。
8節までリーグ最多の21ゴールと、攻撃力が強みのブライトンは、降格ゾーンの3クラブの次に失点が多いチームです。プレミアリーグ4試合めのバレバと、8試合めのアディングラがいるドクのサイドは、好調時なら制圧していたでしょう。ところが、61分にフォーデンのクロスをGKスティールが弾くまで、オープンプレーからのシュートゼロ。好調時の彼らにはない奇妙な空白でした。
67分にフォーデンが左から仕掛けたカウンターは、逆サイドで浮き球をキープしたハーランドがイゴールをかわして強烈なシュート。スティールがセーブしたシーンは、後半で唯一の決定機でした。この直後から、三笘薫が躍動。アンス・ファティが浮かしたラストパスでオルテガと1対1になると、高さが中途半端だったシュートはGKが体を張ってブロックしました。
さらに71分、右からのCKにファーで競り勝った三笘のヘッドは、ニアポストの外。73分のゴールも、チャンスメイクは日本代表FWです。ボックスの外に飛び出したスティールがクリアしきれず、フリアン・アルバレスがGK不在の枠を狙うと、ゴールラインの前で止めたルイス・ダンクが左に展開してカウンター返しが発動しました。
アンス・ファティが左サイドの三笘につなぐと、ドリブルでカイル・ウォーカーを振り回した22番はボックス左からグラウンダーをフィード。アカンジは足を出して触るのが精一杯で、こぼれ球を直接叩いたファティの一撃がネットを揺らしました。2-1となり、ブライトンのアタックを受けたホームチームは、何とかシュートを打たせずタイムアップに辿り着きました。
ペップのチームを見ていて気になるのは、最終ラインと前線の距離が空いてしまうシーンが多く、パスワークではなく前線の個力で崩そうとする傾向が強まっていることです。CBを4人並べるケースもある最終ラインは、オーバーラップよりウイングのサポートにまわる姿が目立っており、守備力が高いSBがいるチームとのゲームは苦戦しています。
7節までの平均シュート数は18.1本、しかしアーセナル戦は4本、この日は10本。最初の6戦は1試合あたり5.2本だったハーランドは、その後の3戦でトータル3本しか打てていません。陣形の間延びが目立つ最強チームは、速いパスワークと得点力を取り戻せるのか。次節はマンチェスターダービー。11月にはチェルシー、リヴァプール、トッテナムの難敵3連戦が待ち構えています。
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