2023.10.29 プレミアリーグ観戦記2023-24プレミアリーグ観戦記
【Chelsea×Brentford】失点後は前線が分断、交代策は空回り…チェルシー、ホームで必然の敗戦!
直近のプレミアリーグ3試合は2勝1分。アーセナルとのロンドンダービーを2-2で終えたチェルシーは、上位に戻ってこられるでしょうか。スタンフォード・ブリッジで開催される10節の相手は、14位のブレントフォード。エンソ・フェルナンデスとムドリクを欠いたポチェッティーノ監督は、カイセドとコナー・ギャラガ―を中盤に並べています。
GKロベルト・サンチェス、DFディサシ、チアゴ・シウヴァ、コルウィル、ククレジャ。センターはカイセドとコナー・ギャラガー、2列めにノニ・マドゥエケ、コール・パルマー、スターリング、最前線にニコラス・ジャクソンの4-2-3-1です。チェルシーの最初のチャンスは4分。イェンセンのロングスローから、エンベウモが放ったシュートをブロックした直後のカウンターです。
一斉にスプリントしたのは、ニコラス・ジャクソン、スターリング、コール・パルマー。右から上がってスターリングのパスを受けたコール・パルマーは、左足でラインの裏に浮かしたラストパスが合いません。7分に左からカットインしたニコラス・ジャクソンのシュートは、右に逸れていきました。
9分には、コナー・ギャラガーのロングフィードが右のノニ・マドゥエケへ。ボックスに侵入し、ネイサン・コリンズを抜かずに左足を振り抜くと、ボールはクロスバーを直撃しました。ニコラス・ジャクソンの強引なシュートがブロックされた12分、コナー・ギャラガーが右から打ったミドルは、GKフレッケンが右に弾き出しています。
前線で奪われた後の寄せが速く、再三ショートカウンターを仕掛けているチェルシーは、ラストパスの精度を高めなければなりません。19分に右のコール・パルマーが中央にクロスを入れると、フリーだったククレジャのボレーはGKの正面。1分後、コール・パルマーのパスをオフサイドラインぎりぎりで受けたスターリングは、右足のシュートがアウトにかかってしまいました。
ハイテンポなパスワークで前線の隙を窺うホームチーム。クロスが上がる際の枚数不足という課題は解消したようです。中央に人数を揃えるアウェイチームは、シュートを許さず耐えていますが、縦パスがことごとく通らず守備を強いられています。38分に左のククレジャが中央に浮かすと、クリアを叩いたノニ・マドゥエケのボレーはヒッキーが体に当ててCKです。
44分、コール・パルマーのFKはクロスバーの上。シュート数10対2と圧倒したチェルシーは、ゴールレスのままでハーフタイムを迎えました。後半立ち上がりの48分、コール・パルマーがふわりと浮かしたボールに走り込んだククレジャは、ボックス左からのクロスをカットされました。徐々に攻める時間を増やしていたブレントフォードは、50分に決定機を創ります。
右サイドのローアスリウが、ボックスに入ったアイエルに斜めのパス。折り返しがフリーのヤネルトに届き、ダイレクトショットはロベルト・サンチェスが左腕に当てました。58分、右からファーにクロスを上げたのはエンベウモ。外から入ってきたピノックはノーマークで、完璧なヘッドがネットを揺らしました。
64分、ボックス内でコール・パーマーに奪われたピノックは、打たれる寸前に足を出してCKに逃れました。ポチェッティーノ監督が動いたのは66分。ディサシとノニ・マドゥエケに代わってリース・ジェームズとマートセンです。チェルシーがシュートを打てなくなったのは、スターリングが引き気味になり、ニコラス・ジャクソンが孤立しているからでしょう。
サイドに張り付いているスターリングにパスが入ると、複数のマークが着いてカットインをケアしています。ホームチームのポゼッションが70%を超えたのは75分。しかし失点を喫してからは、シュートがありません。不穏な空気が漂うスタンフォード・ブリッジ。80分にカイセドとククレジャが下がり、19歳のウゴチュクと18歳のデイヴィッド・ワシントンが入っています。
86分のCKをニアで合わせたチアゴ・シウヴァのヘッドは、左にアウト。2分後、チアゴ・シウヴァがリース・ジェームズを走らせ、折り返しがコール・パーマーに届きますが、左足のワンタッチは外に流れてしまいました。89分のブレントフォードのカウンターは4対1。エンベウモのラストパスを受けたヤルモリュクの一撃は、ロベルト・サンチェスが体を張ってセーブしました。
直後、モペイの高速グラウンダーに飛び込んだエンベウモは、決定的なボレーを右に外して頭を抱えています。追加タイムは6分。交代策が機能しなかったブルーズの目標は1ポイントです。96分のCKをクリアされた瞬間、ロベルト・サンチェスは相手のゴール前に上がっていました。モペイとエンベウモのカウンターを止めるべき青いシャツとGKは、後ろから追いかけています。
モペイに追いついたロベルト・サンチェスが足で触ってこぼれたボールを、エンベウモが無人のゴールに流し込んで0-2。序盤は前線の3人が連携していたホームチームは、失点をきっかけにアタッカーたちが分断されてしまい、コール・パルマーのミスキック以外にシュートはありませんでした。負傷者10人、サスペンデッド1人という状況で、選択肢が限られていたのは確かですが…。
ドリブル成功4回と好調だったスターリングがゴールから遠ざかってしまい、マートセンとデイヴィッド・ワシントンは前線で連携できず。ポチェッティーノ監督の策は空回りしました。シュート数は17対7、しかしオンターゲットは2対5。90分以降に3回の決定機を許せば、追加点は必至です。ブレントフォードには、スタンフォード・ブリッジのプレミアリーグで3連敗となりました。
今季のホームゲームは1勝2分3敗。ノッティンガム・フォレスト、アストン・ヴィラ、ブレントフォードに喫した3つの敗戦はすべてノーゴールです。ポチェッティーノ監督は、得点力不足という課題を解決できるのでしょうか。次節から、スパーズ、マン・シティ、ニューカッスル、ブライトン、マン・ユナイテッドの難敵5連戦。エンクンクの復帰は、早くてもマグパイズ戦です。
GKロベルト・サンチェス、DFディサシ、チアゴ・シウヴァ、コルウィル、ククレジャ。センターはカイセドとコナー・ギャラガー、2列めにノニ・マドゥエケ、コール・パルマー、スターリング、最前線にニコラス・ジャクソンの4-2-3-1です。チェルシーの最初のチャンスは4分。イェンセンのロングスローから、エンベウモが放ったシュートをブロックした直後のカウンターです。
一斉にスプリントしたのは、ニコラス・ジャクソン、スターリング、コール・パルマー。右から上がってスターリングのパスを受けたコール・パルマーは、左足でラインの裏に浮かしたラストパスが合いません。7分に左からカットインしたニコラス・ジャクソンのシュートは、右に逸れていきました。
9分には、コナー・ギャラガーのロングフィードが右のノニ・マドゥエケへ。ボックスに侵入し、ネイサン・コリンズを抜かずに左足を振り抜くと、ボールはクロスバーを直撃しました。ニコラス・ジャクソンの強引なシュートがブロックされた12分、コナー・ギャラガーが右から打ったミドルは、GKフレッケンが右に弾き出しています。
前線で奪われた後の寄せが速く、再三ショートカウンターを仕掛けているチェルシーは、ラストパスの精度を高めなければなりません。19分に右のコール・パルマーが中央にクロスを入れると、フリーだったククレジャのボレーはGKの正面。1分後、コール・パルマーのパスをオフサイドラインぎりぎりで受けたスターリングは、右足のシュートがアウトにかかってしまいました。
ハイテンポなパスワークで前線の隙を窺うホームチーム。クロスが上がる際の枚数不足という課題は解消したようです。中央に人数を揃えるアウェイチームは、シュートを許さず耐えていますが、縦パスがことごとく通らず守備を強いられています。38分に左のククレジャが中央に浮かすと、クリアを叩いたノニ・マドゥエケのボレーはヒッキーが体に当ててCKです。
44分、コール・パルマーのFKはクロスバーの上。シュート数10対2と圧倒したチェルシーは、ゴールレスのままでハーフタイムを迎えました。後半立ち上がりの48分、コール・パルマーがふわりと浮かしたボールに走り込んだククレジャは、ボックス左からのクロスをカットされました。徐々に攻める時間を増やしていたブレントフォードは、50分に決定機を創ります。
右サイドのローアスリウが、ボックスに入ったアイエルに斜めのパス。折り返しがフリーのヤネルトに届き、ダイレクトショットはロベルト・サンチェスが左腕に当てました。58分、右からファーにクロスを上げたのはエンベウモ。外から入ってきたピノックはノーマークで、完璧なヘッドがネットを揺らしました。
64分、ボックス内でコール・パーマーに奪われたピノックは、打たれる寸前に足を出してCKに逃れました。ポチェッティーノ監督が動いたのは66分。ディサシとノニ・マドゥエケに代わってリース・ジェームズとマートセンです。チェルシーがシュートを打てなくなったのは、スターリングが引き気味になり、ニコラス・ジャクソンが孤立しているからでしょう。
サイドに張り付いているスターリングにパスが入ると、複数のマークが着いてカットインをケアしています。ホームチームのポゼッションが70%を超えたのは75分。しかし失点を喫してからは、シュートがありません。不穏な空気が漂うスタンフォード・ブリッジ。80分にカイセドとククレジャが下がり、19歳のウゴチュクと18歳のデイヴィッド・ワシントンが入っています。
86分のCKをニアで合わせたチアゴ・シウヴァのヘッドは、左にアウト。2分後、チアゴ・シウヴァがリース・ジェームズを走らせ、折り返しがコール・パーマーに届きますが、左足のワンタッチは外に流れてしまいました。89分のブレントフォードのカウンターは4対1。エンベウモのラストパスを受けたヤルモリュクの一撃は、ロベルト・サンチェスが体を張ってセーブしました。
直後、モペイの高速グラウンダーに飛び込んだエンベウモは、決定的なボレーを右に外して頭を抱えています。追加タイムは6分。交代策が機能しなかったブルーズの目標は1ポイントです。96分のCKをクリアされた瞬間、ロベルト・サンチェスは相手のゴール前に上がっていました。モペイとエンベウモのカウンターを止めるべき青いシャツとGKは、後ろから追いかけています。
モペイに追いついたロベルト・サンチェスが足で触ってこぼれたボールを、エンベウモが無人のゴールに流し込んで0-2。序盤は前線の3人が連携していたホームチームは、失点をきっかけにアタッカーたちが分断されてしまい、コール・パルマーのミスキック以外にシュートはありませんでした。負傷者10人、サスペンデッド1人という状況で、選択肢が限られていたのは確かですが…。
ドリブル成功4回と好調だったスターリングがゴールから遠ざかってしまい、マートセンとデイヴィッド・ワシントンは前線で連携できず。ポチェッティーノ監督の策は空回りしました。シュート数は17対7、しかしオンターゲットは2対5。90分以降に3回の決定機を許せば、追加点は必至です。ブレントフォードには、スタンフォード・ブリッジのプレミアリーグで3連敗となりました。
今季のホームゲームは1勝2分3敗。ノッティンガム・フォレスト、アストン・ヴィラ、ブレントフォードに喫した3つの敗戦はすべてノーゴールです。ポチェッティーノ監督は、得点力不足という課題を解決できるのでしょうか。次節から、スパーズ、マン・シティ、ニューカッスル、ブライトン、マン・ユナイテッドの難敵5連戦。エンクンクの復帰は、早くてもマグパイズ戦です。
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