2023.11.07 プレミアリーグ観戦記2023-24プレミアリーグ観戦記
【Luton×Liverpool】決定機でミス連発…ああ、ダルィン・ヌニェス!リヴァプールは痛恨のドロー!
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今季プレミアリーグで18位に沈んでいたルートン・タウンは、本拠地ケニルワース・ロードに11265人しか入らない小さなクラブ。町の主要産業が帽子の製造であることから、ハッターズというわかりやすい愛称で親しまれています。プレミアリーグが創設される直前の1991-92シーズンに降格の憂き目に遭い、以来31年はフットボールリーグで昇格と降格を繰り返していました。
晴れてトップリーグ復帰となった2023-24シーズンは、開幕から4連敗。夏の補強の目玉は、フリーで獲れたロス・バークリーとタウンゼント、ローンから完全移籍に切り替えたヴィラのナカンバ、マン・ユナイテッドから引き入れたタヒス・チョンと、アーセナルからローン移籍のサンビ・ロコンガ。プレミアリーグ経験者は、近年のモヤモヤを払拭したい選手ばかりです。
8節のトッテナム戦で、0-1と健闘していたチームではあるものの、今季プレミアリーグで全試合ゴールを決めているレッズが勝ち点を落とすとは思えませんでした。5分のロス・バークリーのミドルをアリソンがキャッチすると、そこからは完全なるレッズペース。中央に斬り込んできわどいミドルを放ったダルウィン・ヌニェスは、好調をキープしているように見えました。
アウェイチームの最初の決定機は13分。自陣にいたアーノルドの素晴らしいフィードがボックス右に入ると、逆サイドから流れてきた9番がワントラップボレー。インパクトの瞬間まで完璧だったのですが、ボールはクロスバーを叩いてゴール裏に消えていきました。フラーフェンベルフのパスを受けて右隅に打った16分のミドルは、カミンスキが外に弾き出しました。
サラーが珍しく右足で上げたハイクロスを叩いた24分のヘッドは、クロスバーの上。アリソン、ジョー・ゴメス、フラーフェンベルフと左でつながった33分のチャンスは、中央に持ち込んだMFのラストパスでジョッタがフリーになるも、左隅を狙った一撃はカミンスキのビッグセーブに阻まれました。前半だけで12本を浴びせたレッズは、後半も当然のように攻勢です。
50分まで耐えていたルートンは、徐々にサイドからカウンターを仕掛けるようになり、65分に決定機を創りました。左サイドから上がったのはオグベネ。夏にフリーで加わったアタッカーは、アーノルドとコナテを一気に抜き去り、ゴール前に迫ります。アリソンを引き付けて出したラストパスがファン・ダイクに当たらなければ、カールトン・モリスが決めていたでしょう。
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72分、右サイドのサラーが斜めのパスをボックスに転がすと、汚名返上のチャンスを得たストライカーの強烈なシュートはカミンスキがセーブ。79分のフラーフェンベルフの左足ミドルも、好調の守護神が左に弾き出しています。ルートンの先制は80分。CKの混戦のクリアからロス・バークリーがドリブルで上がり、3対3のカウンターが発動しました。
右サイドでパスをもらったカボレは迷わずアーリークロス。フリーで走り込んだタヒス・チョンが左足で合わせ、アリソンの脇を抜きました。FAカップやカラバオカップでよく見る典型的なアップセットのパターンにはまったレッズは、8分の追加タイムが残り3分になるまでノーゴールでした。
敗戦を覚悟していたチームを救ったのは、右から最高のボールをファーに送ったエリオットです。カボレに競り勝って肩で押し込んだのは、復帰初戦のルイス・ディアス。あれだけチャンスを活かせなければ、1-1のドローはやむなしでしょう。ダルウィン・ヌニェスは、シュート9本、ビッグチャンスミス3回、クロスバーに1発という悔しい数字を残しています。
90分あたりのシュート数5.7本、ビッグチャンスミス1.8回、ポスト&バーがトータル4本で三冠独占。豪快なミドルを右隅に集めることができるのに、フリーの一撃をなぜあんなに外すのか。先日の記事で「ため息が漏れる鮮やかなゴールと、言葉を失うやらかしを、それぞれ堪能させていただければ」と書いたのですが、目撃したのは無念のやらかしだけでした。
気持ちとしては、リスペクト85%、いじりが15%だったのですが…。51分に1回のビッグチャンス逃しは、さすがに多いですね。それでもエリオットとルイス・ディアスのおかげで何とか3位に浮上し、マン・シティに3ポイント差という好位置をキープしているので、エティハドで行われる月末のシックスポインターでチャラにしてください。マジで頼んます!
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