2024.03.05 プレミアリーグ観戦記2023-24プレミアリーグ観戦記
【Sheff.UTD×Arsenal】序盤からラッシュ、前半で5発!アーセナルの最強CFはカイ・ハヴェルツ?
リヴァプールとマン・シティが先に勝っており、ポイントを落とすわけにはいかないアーセナル。最下位シェフィールド・ユナイテッドとの一戦でゴールラッシュを決めれば、「アウェイで3試合連続5点差以上」というプレミアリーグレコードを達成することができます。アルテタ監督の11人は、ニューカッスルを4-1で撃破した現在のベストメンバーです。
GKラヤ、DFベン・ホワイト、サリバ、ガブリエウ、キヴィオル、MFジョルジーニョ、デクラン・ライス、ウーデゴーア、FWサカ、カイ・ハヴェルツ、マルティネッリ。ベンチにはトーマスとジェズスが戻ってきており、ファビオ・ヴィエイラとスミス・ロウも後半の出番を待っています。開始2分、いきなり決定機。ジョルジーニョのスルーパスでサカが抜け出しました。
右からの折り返しを受けたデクラン・ライスは打ち切れず、こぼれ球に先着したサカのボレーはバーにヒット。左に流れたボールをマルティネッリがダイレクトで叩くと、ゴールラインまで引いていたジャック・ロビンソンが何とかクリアしました。さらに5分、ウーデゴーアと絡んだベン・ホワイトがゴールライン際からグラウンダー。カイ・ハヴェルツが触れればゴールでした。
この直後、マルティネッリが縦に転がしたパスでデクラン・ライスがボックス左を突破し、中央に入れたグラウンダーをフリーのウーデゴーアがプッシュして0-1。リードしたアウェイチームは、追加点を求めて猛攻を続けています。中央に持ち込んでファーを狙った8分のウーデゴーアのミドルは、ポストの外。好調のキャプテンは11分にも、美しいサイドチェンジを通しています。
左でキープしたマルティネッリは、シンプルに中央のサカにラストパス。左足のシュートは、トラスティとジャック・ロビンソンの壁に阻まれました。13分の2点めは、右サイドでトラスティを抜き去ったサカのクロスで決まりです。ゴール前に戻ったボーグルは危険とわかっていても触るしかなく、足に当たったボールがネットを揺らしました。
15分の速攻の起点は、カイ・ハヴェルツから中央でもらったウーデゴーア。左から上がったマルティネッリが外のキヴィオルに預け、リターンを受けて左足を振り抜くと、アフメドジッチに触れたボールが左隅に飛び込みました。クリス・ワイルダー監督は、早くもノーウッドを下げてオズボーンを投入。ゲートに向かう年配のサポーターたちは、パブに直行でしょう。
早期の交代策は、空気を変える力はあったようです。攻め始めたホームチーム。しかしマカティのミドルが合図だったかのように、ガナーズの波状攻撃が再開します。21分、ウーデゴーアとのパス交換から放ったデクラン・ライスの強烈なミドルは、グルビッチがセーブ。25分に11番のシャツを引っ張って倒したアフメドジッチは、直後に残念なシーンを目撃することになります。
こぼれたボールをさらったカイ・ハヴェルツが左から持ち込み、右隅にきれいなフィニッシュ。アルテタ監督の戦術に完全にフィットしたレフティは、プレミアリーグで3試合連続ゴールです。右にいたウーデゴーアがジョルジーニョに預け、前線のマルティネッリに縦パスが入った36分のチャンスは、左足のシュートをジャック・ロビンソンがブロックしました。
プレミアリーグレコードの達成は39分。ウーデゴーアの縦パスからサカがボックス右を崩し、ニアに折り返すと、デクラン・ライスが冷静に左のサイドネットに収めました。まさか前半でレコードとは…!0-5の前半の追加タイムに、前線で奪われたボールを追いまわすベン・ホワイトを見て、このチームの強さのベースはここにあるのだと実感しました。
アルテタ監督はハーフタイムにサカを下げ、ファビオ・ヴィエイラを投入。クリス・ワイルダー監督はオスラ、バルドック、ブルックスと、前から後ろまで3枚を入れてペースを変えようとしています。前半のシュート数は1対16、オンターゲットは0対7。空席が目立つスタンドからは、ホームチームを鼓舞するチャントが聞こえています。
51分、デクラン・ライスが左サイドから蹴ったFKは、グルビッチがキャッチ。ガブリエウはインサイドMFのように、ボックス手前でボールを散らしています。58分、ジョルジーニョのきれいな浮き球が右に流れたカイ・ハヴェルツへ。落としを受けたベン・ホワイトが、左足でファーのサイドネットに突き刺しました。
62分にピッチに座り込んだマルティネッリは、足の甲を痛めたのでしょうか。右足をつけず、ジョルジーニョに支えられながらリタイアしました。代わって入ったのは、既に着替えていたジェズス。ジョルジーニョとベン・ホワイトもここでお役御免となり、トーマス・パーティーとセドリク・ソアレスが送り出されました。
73分、デクラン・ライスに代わってトロサール。カイ・ハヴェルツが左のインサイドに下がり、ジェズスがセンターにまわるようです。76分に縦パスでラインの裏に出たジェズスは、自ら打たずパスを選択。カイ・ハヴェルツが絶好調の今、得点力をアピールできなければ、ゲームチェンジャーに固定されそうです。
82分、カウンターからカイ・ハヴェルツのラストパスを左でもらったジェズスは、右足でコントロールショットを放つもグルビッチがセーブ。最後はスローに落としたアーセナルが0-6で圧勝しました。1ゴール1アシストのカイ・ハヴェルツはチャンスクリエイトも4つ記録しており、ウーデゴーアとともにチャンスを生み出す起点となりました。
序盤のゴールラッシュは、デクラン・ライスの獰猛な攻め上がりも貢献度大でした。さほど仕事がなかったように見えたサリバはパス成功169本、ガブリエウは139本を積み上げています。セントラルMFのようにボールを動かした彼らがいたからこそ、ウーデゴーア、デクラン・ライス、キヴィオル、ベン・ホワイトが前線で機能したのだと思います。
リヴァプールとの得失点差は6に開き、マン・シティとは10!年明けからプレミアリーグ7連勝で、31ゴールを稼いだガナーズは、ライバルとのシックスポインターで勝てれば、20年ぶりの戴冠に大きく近づきます。この勢いで、ブレントフォードとポルトを撃破し、月末の決戦に向けてしっかり準備していただければと思います。
最後に、プレミアリーグレコードをもうひとつ紹介しましょう。最下位に沈むシェフィールド・ユナイテッドは、1シーズンのホームゲームで5失点以上の敗戦が4回。本職がCBのトラスティをサカにぶつけるという策は、惨敗の原因となってしまいました。レコードにリーチがかかっていたチームが激突し、期待通り(あるいは不安が的中)の結末となった一戦というわけですね…。
GKラヤ、DFベン・ホワイト、サリバ、ガブリエウ、キヴィオル、MFジョルジーニョ、デクラン・ライス、ウーデゴーア、FWサカ、カイ・ハヴェルツ、マルティネッリ。ベンチにはトーマスとジェズスが戻ってきており、ファビオ・ヴィエイラとスミス・ロウも後半の出番を待っています。開始2分、いきなり決定機。ジョルジーニョのスルーパスでサカが抜け出しました。
右からの折り返しを受けたデクラン・ライスは打ち切れず、こぼれ球に先着したサカのボレーはバーにヒット。左に流れたボールをマルティネッリがダイレクトで叩くと、ゴールラインまで引いていたジャック・ロビンソンが何とかクリアしました。さらに5分、ウーデゴーアと絡んだベン・ホワイトがゴールライン際からグラウンダー。カイ・ハヴェルツが触れればゴールでした。
この直後、マルティネッリが縦に転がしたパスでデクラン・ライスがボックス左を突破し、中央に入れたグラウンダーをフリーのウーデゴーアがプッシュして0-1。リードしたアウェイチームは、追加点を求めて猛攻を続けています。中央に持ち込んでファーを狙った8分のウーデゴーアのミドルは、ポストの外。好調のキャプテンは11分にも、美しいサイドチェンジを通しています。
左でキープしたマルティネッリは、シンプルに中央のサカにラストパス。左足のシュートは、トラスティとジャック・ロビンソンの壁に阻まれました。13分の2点めは、右サイドでトラスティを抜き去ったサカのクロスで決まりです。ゴール前に戻ったボーグルは危険とわかっていても触るしかなく、足に当たったボールがネットを揺らしました。
15分の速攻の起点は、カイ・ハヴェルツから中央でもらったウーデゴーア。左から上がったマルティネッリが外のキヴィオルに預け、リターンを受けて左足を振り抜くと、アフメドジッチに触れたボールが左隅に飛び込みました。クリス・ワイルダー監督は、早くもノーウッドを下げてオズボーンを投入。ゲートに向かう年配のサポーターたちは、パブに直行でしょう。
早期の交代策は、空気を変える力はあったようです。攻め始めたホームチーム。しかしマカティのミドルが合図だったかのように、ガナーズの波状攻撃が再開します。21分、ウーデゴーアとのパス交換から放ったデクラン・ライスの強烈なミドルは、グルビッチがセーブ。25分に11番のシャツを引っ張って倒したアフメドジッチは、直後に残念なシーンを目撃することになります。
こぼれたボールをさらったカイ・ハヴェルツが左から持ち込み、右隅にきれいなフィニッシュ。アルテタ監督の戦術に完全にフィットしたレフティは、プレミアリーグで3試合連続ゴールです。右にいたウーデゴーアがジョルジーニョに預け、前線のマルティネッリに縦パスが入った36分のチャンスは、左足のシュートをジャック・ロビンソンがブロックしました。
プレミアリーグレコードの達成は39分。ウーデゴーアの縦パスからサカがボックス右を崩し、ニアに折り返すと、デクラン・ライスが冷静に左のサイドネットに収めました。まさか前半でレコードとは…!0-5の前半の追加タイムに、前線で奪われたボールを追いまわすベン・ホワイトを見て、このチームの強さのベースはここにあるのだと実感しました。
アルテタ監督はハーフタイムにサカを下げ、ファビオ・ヴィエイラを投入。クリス・ワイルダー監督はオスラ、バルドック、ブルックスと、前から後ろまで3枚を入れてペースを変えようとしています。前半のシュート数は1対16、オンターゲットは0対7。空席が目立つスタンドからは、ホームチームを鼓舞するチャントが聞こえています。
51分、デクラン・ライスが左サイドから蹴ったFKは、グルビッチがキャッチ。ガブリエウはインサイドMFのように、ボックス手前でボールを散らしています。58分、ジョルジーニョのきれいな浮き球が右に流れたカイ・ハヴェルツへ。落としを受けたベン・ホワイトが、左足でファーのサイドネットに突き刺しました。
62分にピッチに座り込んだマルティネッリは、足の甲を痛めたのでしょうか。右足をつけず、ジョルジーニョに支えられながらリタイアしました。代わって入ったのは、既に着替えていたジェズス。ジョルジーニョとベン・ホワイトもここでお役御免となり、トーマス・パーティーとセドリク・ソアレスが送り出されました。
73分、デクラン・ライスに代わってトロサール。カイ・ハヴェルツが左のインサイドに下がり、ジェズスがセンターにまわるようです。76分に縦パスでラインの裏に出たジェズスは、自ら打たずパスを選択。カイ・ハヴェルツが絶好調の今、得点力をアピールできなければ、ゲームチェンジャーに固定されそうです。
82分、カウンターからカイ・ハヴェルツのラストパスを左でもらったジェズスは、右足でコントロールショットを放つもグルビッチがセーブ。最後はスローに落としたアーセナルが0-6で圧勝しました。1ゴール1アシストのカイ・ハヴェルツはチャンスクリエイトも4つ記録しており、ウーデゴーアとともにチャンスを生み出す起点となりました。
序盤のゴールラッシュは、デクラン・ライスの獰猛な攻め上がりも貢献度大でした。さほど仕事がなかったように見えたサリバはパス成功169本、ガブリエウは139本を積み上げています。セントラルMFのようにボールを動かした彼らがいたからこそ、ウーデゴーア、デクラン・ライス、キヴィオル、ベン・ホワイトが前線で機能したのだと思います。
リヴァプールとの得失点差は6に開き、マン・シティとは10!年明けからプレミアリーグ7連勝で、31ゴールを稼いだガナーズは、ライバルとのシックスポインターで勝てれば、20年ぶりの戴冠に大きく近づきます。この勢いで、ブレントフォードとポルトを撃破し、月末の決戦に向けてしっかり準備していただければと思います。
最後に、プレミアリーグレコードをもうひとつ紹介しましょう。最下位に沈むシェフィールド・ユナイテッドは、1シーズンのホームゲームで5失点以上の敗戦が4回。本職がCBのトラスティをサカにぶつけるという策は、惨敗の原因となってしまいました。レコードにリーチがかかっていたチームが激突し、期待通り(あるいは不安が的中)の結末となった一戦というわけですね…。
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ポスト内のレコードについて
・アウェイ3試合連続5得点、では無く5点差以上の勝利ですね。
・最下位に沈むのはブレントフォードでは無くシェフィールドですね。
失礼しました。次節のブレントフォードをチラ見して書いてしまったのでしょう。
訂正させていただきました。ご指摘ありがとうございました。