2024.04.08 プレミアリーグ観戦記2023-24プレミアリーグ観戦記
【Sheff.UTD×Chelsea】ラスト1分の大逆転から3日、ラスト2分の激痛の失点で最下位にドロー!
前半のポゼッションは27%対73%、しかしオンターゲットは4対1。最下位シェフィールド・ユナイテッドの本拠地ブラモール・レーンに乗り込んだチェルシーは、苦しい展開を強いられています。11分のCKをチアゴ・シウヴァが右足で合わせ、あっさり先制。決まった瞬間、アウェイチームの圧勝かと思ったのですが…。
リードした後、ハーフタイムまでに放ったシュートは、DFにぶつけたコール・パルマーの1本のみ。トップ下に入ったコール・パルマーがいい形で持てるボールが出ず、ノニ・マドゥエケは自力で突破しなければなりません。一方、守備陣は不安定で、22分には右サイドで奪ったチアゴ・シウヴァがペトロヴィッチへのバックパスをさらわれてしまいます。
GKと向き合ったマクバーニーはコースを塞がれ、後ろのブレレトン・ディアスにパス。右足のダイレクトショットはカイセドが足に当て、失点を免れました。31分のハマーのミドルは、ペトロヴィッチが左に飛んでセーブ。同点ゴールを喫したのは、この直後です。右から上がったハマーがマクバーニーに預け、リターンをもらうと、絶妙な縦パスがボックス右に入りました。
ククレジャはボーグルに裏を取られ、チアゴ・シウヴァもニアに入ったブレレトン・ディアスをフリーにしてしまいました。ボーグルが蹴る瞬間、ペトロヴィッチがグラウンダーを押さえにいこうとしたのは、11番に通ったらやられると思ったからでしょう。GKが中をケアしていると見たボーグルは、ニアポスト際にシュート。足にヒットしたボールがネットを揺らしました。
リードした後、サイドを攻略されて追いつかれたのは不本意ですが、前節で最下位と戦ったリヴァプールも、58分のオウンゴールで1-1にされています。早い時間に勝ち越せば、焦らなくてすむでしょう。後半開始直後の46分、ボーグルからアルブラスターにつながり、ブレレトン・ディアスが右に流れて打つと、チアゴ・シウヴァが冷静にブロックしました。
54分、アルブラスターの落としをボックスの左手前で受けたハマーは、右足アウトにかけたミドルをニアポストの脇に外しました。残り30分のシュート数は8対3。ポゼッション7割のチェルシーは、シュートチャンスを創れずにいます。64分にエンソ・フェルナンデスとワンツーを交わし、打ち上げてしまったノニ・マドゥエケは、2分後にもカットインからシュートを狙いました。
トラスティをかわした後、あまりにも振りが速かった一撃は、グルビッチの読みを完全に外したスーパーショット。こんなに早くボールが来ると思わなかったGKは、左隅に曲げてくるコントロールショットを想定していたのでしょう。動かなければセーブできた可能性が高かったのですが、逆に反応してしまっては失点もやむなしです。
コール・パルマーの強烈なミドルを、グルビッチが上に弾き出したのは72分でした。この2分後に、レフティが下がってチュクエメカ。82分にノニ・マドゥエケと代わったのはムドリクです。ハーフライン過ぎからのFKを、アルブラスターがゴール前に放り込んだのは87分。ジャック・ロビンソンが右隅に浮かしたヘッダーは、ペトロヴィッチのビッグセーブに阻まれました。
ポチェッティーノ監督の最後のカードは93分。ニコラス・ジャクソンとククレジャを下げ、カザディとバディアシルを送り出したのは、1-2のままで終えたかったからでしょう。20秒後、クロスのクリアをヘディングで前線に起こったのはハマー。アーチャーがバックヘッドでゴール前に落とすと、バディアシルの裏に入ったマクバーニーはフリーでした。
右足のボレーがGKの脇を抜いて2-2。左脇にいたマカティが打っていたらオフサイドでしたが、その外にいたディサシによって同点ゴールが認められました。97分のカウンターは5対3で、マカティーとアーチャーがボールタッチをミスしなければ、3日前にマンチェスター・ユナイテッドに対してやったことを、そのままやられていたかもしれません。
ポゼッションは32%対68%、しかしシュートは11対6で、オンターゲット6対3、ビッグチャンスは3対1。「攻め切れず、守り切れず」だったチェルシーは、直近の7試合は無敗ですが、5試合連続で2失点以上を喫しています。集中力と継続性を欠き、試合ごとにクオリティが大きく変わるチームは、6位マンチェスター・ユナイテッドと伍するチャンスを逃してしまいました。
指揮官は、こういっています。「3日間で2つの大勝利を収めるには、選手たちは未熟すぎる」「異なる相手と多様な局面を戦い抜く強いメンタリティを得るのは、時間がかかる」。ならば、どうする…?新たなチームを率いて10ヵ月め。負傷者の多発、右SBの不在など、クオリティを高められない理由は多々あれど、試行錯誤の季節はそろそろ終えなければなりません。
リードした後、ハーフタイムまでに放ったシュートは、DFにぶつけたコール・パルマーの1本のみ。トップ下に入ったコール・パルマーがいい形で持てるボールが出ず、ノニ・マドゥエケは自力で突破しなければなりません。一方、守備陣は不安定で、22分には右サイドで奪ったチアゴ・シウヴァがペトロヴィッチへのバックパスをさらわれてしまいます。
GKと向き合ったマクバーニーはコースを塞がれ、後ろのブレレトン・ディアスにパス。右足のダイレクトショットはカイセドが足に当て、失点を免れました。31分のハマーのミドルは、ペトロヴィッチが左に飛んでセーブ。同点ゴールを喫したのは、この直後です。右から上がったハマーがマクバーニーに預け、リターンをもらうと、絶妙な縦パスがボックス右に入りました。
ククレジャはボーグルに裏を取られ、チアゴ・シウヴァもニアに入ったブレレトン・ディアスをフリーにしてしまいました。ボーグルが蹴る瞬間、ペトロヴィッチがグラウンダーを押さえにいこうとしたのは、11番に通ったらやられると思ったからでしょう。GKが中をケアしていると見たボーグルは、ニアポスト際にシュート。足にヒットしたボールがネットを揺らしました。
リードした後、サイドを攻略されて追いつかれたのは不本意ですが、前節で最下位と戦ったリヴァプールも、58分のオウンゴールで1-1にされています。早い時間に勝ち越せば、焦らなくてすむでしょう。後半開始直後の46分、ボーグルからアルブラスターにつながり、ブレレトン・ディアスが右に流れて打つと、チアゴ・シウヴァが冷静にブロックしました。
54分、アルブラスターの落としをボックスの左手前で受けたハマーは、右足アウトにかけたミドルをニアポストの脇に外しました。残り30分のシュート数は8対3。ポゼッション7割のチェルシーは、シュートチャンスを創れずにいます。64分にエンソ・フェルナンデスとワンツーを交わし、打ち上げてしまったノニ・マドゥエケは、2分後にもカットインからシュートを狙いました。
トラスティをかわした後、あまりにも振りが速かった一撃は、グルビッチの読みを完全に外したスーパーショット。こんなに早くボールが来ると思わなかったGKは、左隅に曲げてくるコントロールショットを想定していたのでしょう。動かなければセーブできた可能性が高かったのですが、逆に反応してしまっては失点もやむなしです。
コール・パルマーの強烈なミドルを、グルビッチが上に弾き出したのは72分でした。この2分後に、レフティが下がってチュクエメカ。82分にノニ・マドゥエケと代わったのはムドリクです。ハーフライン過ぎからのFKを、アルブラスターがゴール前に放り込んだのは87分。ジャック・ロビンソンが右隅に浮かしたヘッダーは、ペトロヴィッチのビッグセーブに阻まれました。
ポチェッティーノ監督の最後のカードは93分。ニコラス・ジャクソンとククレジャを下げ、カザディとバディアシルを送り出したのは、1-2のままで終えたかったからでしょう。20秒後、クロスのクリアをヘディングで前線に起こったのはハマー。アーチャーがバックヘッドでゴール前に落とすと、バディアシルの裏に入ったマクバーニーはフリーでした。
右足のボレーがGKの脇を抜いて2-2。左脇にいたマカティが打っていたらオフサイドでしたが、その外にいたディサシによって同点ゴールが認められました。97分のカウンターは5対3で、マカティーとアーチャーがボールタッチをミスしなければ、3日前にマンチェスター・ユナイテッドに対してやったことを、そのままやられていたかもしれません。
ポゼッションは32%対68%、しかしシュートは11対6で、オンターゲット6対3、ビッグチャンスは3対1。「攻め切れず、守り切れず」だったチェルシーは、直近の7試合は無敗ですが、5試合連続で2失点以上を喫しています。集中力と継続性を欠き、試合ごとにクオリティが大きく変わるチームは、6位マンチェスター・ユナイテッドと伍するチャンスを逃してしまいました。
指揮官は、こういっています。「3日間で2つの大勝利を収めるには、選手たちは未熟すぎる」「異なる相手と多様な局面を戦い抜く強いメンタリティを得るのは、時間がかかる」。ならば、どうする…?新たなチームを率いて10ヵ月め。負傷者の多発、右SBの不在など、クオリティを高められない理由は多々あれど、試行錯誤の季節はそろそろ終えなければなりません。
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