2024.04.15 プレミアリーグ観戦記2023-24プレミアリーグ観戦記
【Arsenal×Aston Villa】前半のチャンスを活かせなかったアーセナル、終盤の2失点で激痛の敗戦!
マンチェスター・シティが勝ち、リヴァプールが敗れたため、アーセナルは勝てば単独首位で、ドロー以下なら2位に転落。チャンピオンズリーグのバイエルン戦をチラ見することなく、エミレーツに乗り込んできたアストン・ヴィラののバトルに集中しなければなりません。アルテタ監督は、カイ・ハヴェルツを左のインサイドに配し、最前線にガブリエウ・ジェズスを配しています。
さっそく、プレミアリーグ首位チームのスタメンを確認しましょう。GKラヤ、DFベン・ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ジンチェンコ、MFデクラン・ライス、ウーデゴーア、カイ・ハヴェルツ、FWサカ、ジェズス、トロサール。開始1分、ロングスローのクリアを叩いたマッギンのボレーはトロサールがブロックし、オリー・ワトキンスのヘッドはバーを越えていきました。
ブバカル・カマラは前十字靭帯断裂でシーズンアウト、ジェイコブ・ラムジーも負傷リタイアで、ドゥグラス・ルイスはサスペンデッド。マッギン、モーガン・ロジャース、ティーレマンス、ザニオーロの中盤は、守備に不安を抱えています。右サイドから再三仕掛けるサカは、クロスが味方に通らず。ヴィラの前線のプレスは、パスコースを切ることに集中しています。
11分、左サイドのトロサールがボックスに斜めのスルーパス。走り込んできたカイ・ハヴェルツのダイレクトショットは、エミ・マルティネスがセーブしました。左からデクラン・ライスが上がった17分のアタックは、ウーデゴーア、サカとつながり、ファーにクロス。マークを外していたジェズスのヘッドは、左のポスト際に外れました。
ウーデゴーアの縦のスルーパスが、ボックス右に入ったサカに通ったのは20分。ニアポストすれすれを狙ったシュートは、枠に収まりません。24分のウーデゴーア、サカ、ジェズス、ベン・ホワイトのパスワークは、見応え充分。右に流れたジェズスが中央に持ち込み、左足で放ったシュートはディーニュが足に当てています。
29分、ウーデゴーアの浮き球でラインの裏に出たカイ・ハヴェルツは、ジエゴ・カルロスにチャージされてCK。序盤はプレスの強度を上げていなかったアーセナルは、ビルドアップを5人で追いかけまわしています。38分の波状攻撃から、ウーデゴーアが縦パスでカイ・ハヴェルツを走らせると、左からのクロスに競り勝ったサカのヘッドは浮いてしまいました。
39分、ガブリエウのパスがジンチェンコの背中に当たり、カットしたオリー・ワトキンスが右から持ち込んでシュート。ボールは左のポストに当たり、逆サイドに転がっていきます。直後、ウーデゴーアのシュートのこぼれ球が、右にいたジェズスへ。高速クロスに走り込んだトロサールの決定的なワンタッチは、エミ・マルティネスのビッグセーブに阻まれました。
41分に右からオーバーラップしたベン・ホワイトは、サカのパスをキープしてリターン。得意の位置から左隅を狙った7番の一撃は、ポストすれすれを抜けていきました。追加タイム1分のディーニュのFKは壁にヒット。マッギンが左から逆サイドに浮かしたFKは、コンサがうまくさばけませんでした。前半は0-0。シュート数は14対6、オンターゲットは3対0でアーセナルが優勢です。
後半立ち上がりの48分、カイ・ハヴェルツがドリブルで仕掛けたカウンター。右に流れて縦パスを追ったジェズスは、ジエゴ・カルロスと競り合って転倒するも笛は鳴りません。51分のウーデゴーアのFKは、壁に入っていたコンサが頭でブロック。54分、オリー・ワトキンスが左から上がったザニオーロにパスを通すと、強引なシュートはガブリエウがブロックしました。
61分にムサ・ディアビが下がり、前線にレオン・ベイリー。1分後、CKのクリアを拾ったジンチェンコが自陣ボックス右脇でティーレマンスに奪われてしまい、右足の一撃がファーポストを叩きました。カイ・ハヴェルツからジェズス、サカとつながった64分の速攻は、サカが流したボールに反応したジェズスのシュートをエミ・マルティネスが左に弾き出しました。
アルテタ監督の最初のカードは67分、トロサールとベン・ホワイトに代えてマルティネッリと冨安健洋。78分にはウーデゴーアとジェズスが下がり、ジョルジーニョとスミス・ロウです。前線と中盤の距離が間延びし始めたガナーズは、ヴィラにポゼッションを明け渡しています。残り時間は10分。交代策は、機能しているとはいえません。
84分、ヴィラのショートコーナーからの二次攻撃。ディーニュのクロスにニアのパウ・トーレスは触れず、背後に寄っていたラヤはボールを見ずに手を振るだけでした。ファーで空いていたレオン・ベイリーがダイレクトで押し込み0-1。3分後、ジョルジーニョがティーレマンスに縦パスをカットされ、ロングフィードでオリー・ワトキンスが抜け出します。
追いすがるスミス・ロウを押さえ、ラヤと向き合ったストライカーがループシュートを左隅に落として勝負あり。最初の失点で、既に下を向く選手が多かったチームは、敗者の表情を浮かべています。追加タイムのシュートは、右に逸れていったデクラン・ライスのミドルのみ。ウナイ・エメリのチームは、180分をノーゴールに抑えてダブル達成です。
前半はシュート14本、後半は4本。マルティネッリもスミス・ロウも、最後に入ったエンケティアもシュートゼロで、交代策は空転しました。サイドを制圧する原動力となったトロサールと、サカとのコンビネーションが素晴らしいベン・ホワイトを欠いてからヴィラにサイドを突かれるようになり、最終ラインと前線の間に入り込むスペースが生じてしまいました。
オフ・ザ・ボールのクオリティが高かったウーデゴーアの離脱も、ヴィラが元気になった原因のひとつでしょう。サイドを制圧していた前半に、敵陣で奪ったチャンスを活かしていれば、結果は逆になっていたはずです。必死の守備で失点を回避したマッギン&ジエゴ・カルロスと、ビッグセーブでチームを救ったエミ・マルティネスも、ゴールを決めた2人に劣らないMVP候補です。
ブライトン、ノッティンガム・フォレスト、ウルヴス、フラム、ウェストハム、トッテナム。好調のマン・シティが、この顔ぶれに敗れるとは思えません。ヴィラに4-1で圧勝したチームが、ホームで0-2で屈したチームの上にいるのは自然なことのように思えます。アーセナルはひたすら勝ち続け、ライバルのミスを願うよりほかはありません。
さっそく、プレミアリーグ首位チームのスタメンを確認しましょう。GKラヤ、DFベン・ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ジンチェンコ、MFデクラン・ライス、ウーデゴーア、カイ・ハヴェルツ、FWサカ、ジェズス、トロサール。開始1分、ロングスローのクリアを叩いたマッギンのボレーはトロサールがブロックし、オリー・ワトキンスのヘッドはバーを越えていきました。
ブバカル・カマラは前十字靭帯断裂でシーズンアウト、ジェイコブ・ラムジーも負傷リタイアで、ドゥグラス・ルイスはサスペンデッド。マッギン、モーガン・ロジャース、ティーレマンス、ザニオーロの中盤は、守備に不安を抱えています。右サイドから再三仕掛けるサカは、クロスが味方に通らず。ヴィラの前線のプレスは、パスコースを切ることに集中しています。
11分、左サイドのトロサールがボックスに斜めのスルーパス。走り込んできたカイ・ハヴェルツのダイレクトショットは、エミ・マルティネスがセーブしました。左からデクラン・ライスが上がった17分のアタックは、ウーデゴーア、サカとつながり、ファーにクロス。マークを外していたジェズスのヘッドは、左のポスト際に外れました。
ウーデゴーアの縦のスルーパスが、ボックス右に入ったサカに通ったのは20分。ニアポストすれすれを狙ったシュートは、枠に収まりません。24分のウーデゴーア、サカ、ジェズス、ベン・ホワイトのパスワークは、見応え充分。右に流れたジェズスが中央に持ち込み、左足で放ったシュートはディーニュが足に当てています。
29分、ウーデゴーアの浮き球でラインの裏に出たカイ・ハヴェルツは、ジエゴ・カルロスにチャージされてCK。序盤はプレスの強度を上げていなかったアーセナルは、ビルドアップを5人で追いかけまわしています。38分の波状攻撃から、ウーデゴーアが縦パスでカイ・ハヴェルツを走らせると、左からのクロスに競り勝ったサカのヘッドは浮いてしまいました。
39分、ガブリエウのパスがジンチェンコの背中に当たり、カットしたオリー・ワトキンスが右から持ち込んでシュート。ボールは左のポストに当たり、逆サイドに転がっていきます。直後、ウーデゴーアのシュートのこぼれ球が、右にいたジェズスへ。高速クロスに走り込んだトロサールの決定的なワンタッチは、エミ・マルティネスのビッグセーブに阻まれました。
41分に右からオーバーラップしたベン・ホワイトは、サカのパスをキープしてリターン。得意の位置から左隅を狙った7番の一撃は、ポストすれすれを抜けていきました。追加タイム1分のディーニュのFKは壁にヒット。マッギンが左から逆サイドに浮かしたFKは、コンサがうまくさばけませんでした。前半は0-0。シュート数は14対6、オンターゲットは3対0でアーセナルが優勢です。
後半立ち上がりの48分、カイ・ハヴェルツがドリブルで仕掛けたカウンター。右に流れて縦パスを追ったジェズスは、ジエゴ・カルロスと競り合って転倒するも笛は鳴りません。51分のウーデゴーアのFKは、壁に入っていたコンサが頭でブロック。54分、オリー・ワトキンスが左から上がったザニオーロにパスを通すと、強引なシュートはガブリエウがブロックしました。
61分にムサ・ディアビが下がり、前線にレオン・ベイリー。1分後、CKのクリアを拾ったジンチェンコが自陣ボックス右脇でティーレマンスに奪われてしまい、右足の一撃がファーポストを叩きました。カイ・ハヴェルツからジェズス、サカとつながった64分の速攻は、サカが流したボールに反応したジェズスのシュートをエミ・マルティネスが左に弾き出しました。
アルテタ監督の最初のカードは67分、トロサールとベン・ホワイトに代えてマルティネッリと冨安健洋。78分にはウーデゴーアとジェズスが下がり、ジョルジーニョとスミス・ロウです。前線と中盤の距離が間延びし始めたガナーズは、ヴィラにポゼッションを明け渡しています。残り時間は10分。交代策は、機能しているとはいえません。
84分、ヴィラのショートコーナーからの二次攻撃。ディーニュのクロスにニアのパウ・トーレスは触れず、背後に寄っていたラヤはボールを見ずに手を振るだけでした。ファーで空いていたレオン・ベイリーがダイレクトで押し込み0-1。3分後、ジョルジーニョがティーレマンスに縦パスをカットされ、ロングフィードでオリー・ワトキンスが抜け出します。
追いすがるスミス・ロウを押さえ、ラヤと向き合ったストライカーがループシュートを左隅に落として勝負あり。最初の失点で、既に下を向く選手が多かったチームは、敗者の表情を浮かべています。追加タイムのシュートは、右に逸れていったデクラン・ライスのミドルのみ。ウナイ・エメリのチームは、180分をノーゴールに抑えてダブル達成です。
前半はシュート14本、後半は4本。マルティネッリもスミス・ロウも、最後に入ったエンケティアもシュートゼロで、交代策は空転しました。サイドを制圧する原動力となったトロサールと、サカとのコンビネーションが素晴らしいベン・ホワイトを欠いてからヴィラにサイドを突かれるようになり、最終ラインと前線の間に入り込むスペースが生じてしまいました。
オフ・ザ・ボールのクオリティが高かったウーデゴーアの離脱も、ヴィラが元気になった原因のひとつでしょう。サイドを制圧していた前半に、敵陣で奪ったチャンスを活かしていれば、結果は逆になっていたはずです。必死の守備で失点を回避したマッギン&ジエゴ・カルロスと、ビッグセーブでチームを救ったエミ・マルティネスも、ゴールを決めた2人に劣らないMVP候補です。
ブライトン、ノッティンガム・フォレスト、ウルヴス、フラム、ウェストハム、トッテナム。好調のマン・シティが、この顔ぶれに敗れるとは思えません。ヴィラに4-1で圧勝したチームが、ホームで0-2で屈したチームの上にいるのは自然なことのように思えます。アーセナルはひたすら勝ち続け、ライバルのミスを願うよりほかはありません。
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