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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【MAN.UTD×Sheff.UTD】キャプテンの2ゴール1アシストで、マン・ユナイテッドは何とか勝利!

チャンピオンシップで8位のコヴェントリーに、3-3からPK戦に持ち込まれたチームゆえ、オールド・トラフォードでプレミアリーグ最下位と戦うといっても楽観的にはなれません。いやー、それにしても…。プレミアリーグ29節の延期試合、マンチェスター・ユナイテッドVSシェフィールド・ユナイテッド。CBはウェンブリーと変わらず、マグワイアとカゼミーロです。

SBはワン=ビサカとダロト、中盤センターはメイヌーとエリクソンという不安なコンビで、2列めはアントニー、ブルーノ・フェルナンデス、ガルナチョ。最前線は直近の公式戦で6試合ノーゴールのホイルンドです。ラシュフォードは負傷欠場で、ベンチにいるアタッカーはアマド・ディアロ、フォーソン、マクトミネイだけという心もとないスカッドです。

開始早々のダロトのミドルは、GKフォデリンガムがセーブ。ブルーノが裏に抜けた9分のカウンターは、オフサイドです。12分の左からのCKをニアで競り勝ったカゼミーロは打ち上げてしまい、ピッチを叩いて悔しがっています。マンチェスター・ユナイテッドの立ち上がりは上々といっていいでしょう。

ガルナチョがミスパスをカットされた14分のショートカウンターは、アーチャーのミドルが右にアウト。ホームチームの最初の決定機は22分でした。左からカットインしたガルナチョが、アントニーとのワンツーで2人を置き去りにし、一気にゴール前へ。フォデリンガムとの1対1はアイデアがなく、甘いコースに飛んだシュートをセーブされました。

エリクセンの鋭い縦パスで、ホイルンドが左から抜けたのは31分。厳しいアングルから放った左足シュートは、読んでいたGKが足でブロックしています。先制すればラクに勝てそうと思ったのですが…。オナナがやらかしたのは35分。カゼミーロからパスを受け、アーチャーに詰められた守護神は、ダロトに出したボールをボーグルにインターセプトされてしまいました。

右からゴールに迫った20番がガラ空きのニアに押し込み、0-1。39分のブルーノのミドルは、GKの守備範囲です。早い時間にイーブンに戻したかったホームチームが追いついたのは、42分。右からのブルーノのFKがクリアされた後、逆サイドで拾ったガルナチョがニアに浮かすと、マグワイアの巧みなヘッダーが右のサイドネットに吸い込まれました。

オナナのロングフィードが前線のダロトに届いた45分の速攻は、決定的でした。ダイレクトパスを右で受けたガルナチョは、なぜ空いていた右に打たなかったのか。シュートはGKの右手の高さに入ってしまい、前半は1-1のままで終了。後半最初のチャンスを活かしたのは、アウェイチームでした。ボックス左に走り込み、グスタボ・ハメルのパスを受けたのはオズボーンです。

縦に持った23番がワン=ビサカの股間を抜くグラウンダーを走らせると、ニアからスライディングボレーを決めたのはブレアトン。コヴェントリー戦の120分に、トープに押し込まれた幻の決勝ゴールを思い出させる形でした。プレミアリーグで4戦連続勝利なしのチームは、最下位にホームで負けるのか…?

60分、右からのCKはブルーノ。中央に上がったボールはマグワイアを倒したアフメドジッチにヒットし、ゴールの右で競ったダロトが足を伸ばして触ると、ヴィニシウス・ソウザに当たって枠に飛び込みました。同点かと思いきや、ジャッジはPK。ゴールを指し示して抗議するダロトは、「決まってるしPKちゃうやん!」といっているのだと思われます。

同点ゴールを相手のファールで取り消されたマン・ユナイテッドは、ブルーノがゴール左に蹴り込んで今度はオッケー。アントニーをアマド・ディアロにスイッチした指揮官は、64分にエリクセンをマクトミネイに代えています。68分、ブルーノのロングフィードで裏に出たマクトミネイは、飛び出したGKより先に触るのが精一杯でした。

ラスト10分まで2-2…ストレスを吹き飛ばしてくれたのは、再三ゴール前に飛び出していたブルーノでした。メイヌーの縦パスを受け、左足一閃。勝ち越しのミドルを叩き込んだ4分後、ダロトの浮き球でボックス右に入った8番は、中央に完璧なラストパスを通し、ゴールの感触を忘れていたホイルンドに決めさせました。


4-2の勝利は、喜びよりも安堵。クリスタル・パレスがニューカッスルに2-0で勝ったのを知った瞬間のほうが、テンションが上がりました。マンチェスターダービーに敗れた後、8戦8発3アシストというブルーノの絶好調が続いてくれれば、ヨーロッパリーグの出場権をゲットできるかもしれません。

いや、ひとつ勝っただけで楽観シナリオを描くのはやめましょう。フィードとデュエルはいいけどスピードへの対応は不安なCBカゼミーロ、メイヌーの相棒がしっくりこない中盤センター、中央にまわっても持ち味を発揮したとはいえないアントニーなど、課題は山積しています。次節はホームで19位バーンリー。これも、もちろん必勝ですが、大丈夫でしょうか…!


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