2024.04.29 プレミアリーグ観戦記2023-24プレミアリーグ観戦記
【Tottenham×Arsenal】サカ&カイ・ハヴェルツ!CKと速攻で3発のアーセナルが何とか逃げ切り!
アンジェ・ポステコグルーもミケル・アルテタも、ベストメンバーを揃えています。プレミアリーグ35節、5位トッテナムと首位アーセナルが激突するノースロンドンダービー。ミッドウイークのチェルシー戦から中4日で戦うアーセナルに対して、ホームで迎え撃つトッテナムは2週間ぶりの公式戦です。
さっそく、スパーズから先発の11人を紹介しましょう。GKヴィカーリオ、DFペドロ・ポロ、ロメロ、ファン・デ・フェン、ベン・デイヴィス、2センターはベンタンクールとホイビュルク、2列めにクルゼフスキ、ジェームズ・マディソン、ヴェルナー、最前線にソン・フンミンの4-2-3-1です。対するガナーズは、ブルーズを5-0で撃破したメンバーをそのまま並べています。
GKラヤ、DFベン・ホワイト、サリバ、ガブリエウ、冨安健洋、MFトーマス、デクラン・ライス、ウーデゴーア、FWサカ、カイ・ハヴェルツ、トロサール。立ち上がりから、赤と白が激しくぶつかるシーンが多く、スパーズの左サイドはサカとウーデゴーアを徹底してチェックしています。トーマスから敵陣で奪った6分のショートカウンターは、打てる形を創れません。
守備時は4-4-2のアーセナルは、カットしたボールを前につなげず、8分過ぎにようやくサカを活かす展開に持ち込んでいます。バイタルエリアでトーマスが倒されて得た11分のFKは、ウーデゴーアのキックが壁にヒット。ジェームズ・マディソン、クルゼフスキ、ソン・フンミンがボックス右を突いた12分の速攻は、ソン・フンミンの落としを受けた10番が打ち上げてしまいました。
14分には、敵陣右でトーマスがインターセプト。ボックス右でパスをもらったウーデゴーアが、インに走り込んだデクラン・ライスにつなぐと、右足のシュートはロメロが足に当ててCKです。サカのインスイングがニアポスト際に入ると、クリアしようとしたホイビュルクのヘディングが枠に飛び込んでしまい、ガナーズ先制。ホームチームは、すかさず反撃に転じています。
18分のCKをフリーで叩いたロメロのヘッドは、右にアウト。20分に左サイドで得たFKをジェームズ・マディソンがファーに浮かすと、またもマークを外したロメロが頭で合わせますが、ボールは右のポストにヒットしました。22分のCKのクリアから、ペドロ・ポロのミドルのこぼれ球をファン・デ・フェンが押し込みますが、VARのジャッジはオフサイドです。
なおも攻めるスパーズ。ジェームズ・マディソンが右のペドロ・ポロに展開した27分のアタックは、SBからもらったクルゼフスキがスリップし、強引に突破を図ったマディソンがデクラン・ライスに止められてしまいました。サカが左にまわし、カウンターが発動。7番が右に出ていくのを待ったカイ・ハヴェルツが美しいサイドチェンジを通します。
ドリブルでゴール前に出たサカが、ベン・ディヴィスを切り返しでかわして左足一閃。ボールは左のサイドネットに突き刺さり、アーセナルのリードは2点に広がりました。ヴェルナーがハムストリングを痛め、ブレナン・ジョンソンに後を譲ったのは31分。サイドで優位に立つスパーズは、シュートレンジでコースを消されています。
37分、左からのCKはデクラン・ライス。蹴る直前までファーで歩いていたカイ・ハヴェルツは、いつの間にかニアに入って完璧なボールを頭で押し込みました。44分、ペドロ・ポロのロングフィードでガブリエウの裏を取ったソン・フンミンは、サリバの寄せを気にしたのか、フィニッシュはバーを越えていきました。
前半のポゼッションは72%対28%、シュート数は8対4。しかしオンターゲットは0対2で、スコアは0-3です。セットピースから2発、カウンターで1発。大半の時間を敵陣で過ごしたスパーズにとっては、受け入れがたいスコアでしょう。ポステコグルー監督は、ハーフタイムにベンタンクールを下げ、パペ・マタル・サールを投入しています。
48分、右からFKをファーに浮かしたのはデクラン・ライス。冨安健洋のダイビングヘッドは、GKの頭上を越えていきました。ポゼッションはスパーズ、狙っているのは冨安のサイド。51分にクルゼフスキがクロスを上げると、ラヤの前で触ったロメロのヘッドは枠にいきません。52分、ウーデゴーアのミスパスをさらったクルゼフスキは、中央突破をガブリエウに止められました。
ガナーズの決定機は53分。トロサールの縦パスでボックス左に抜けたカイ・ハヴェルツが、中央に絶妙な浮き球を入れると、サカのボレーはヴィカーリオが右足に当てるビッグセーブでCKに逃れました。徐々に中盤を支配し始めたアーセナルは、サカ、ベン・ホワイト、ウーデゴーアが連携するシーンが増えています。
63分にトロサールが下がり、マルティネッリ。ポステコグルー監督はジェームズ・マディソンとホイビュルクを諦め、リシャルリソンとイヴ・ビスマを投入しました。64分、サリバのバックパスを受けたラヤが、まさかのミスキック。なぜかゴール前に詰めていたロメロが、冷静に左隅に流し込みました。
残り25分で1-3なら、どうなるかわかりません。68分、切り返しから放ったサカのシュートは、ベン・デイヴィスがブロック。再三のファールで倒れ込む姿が目立つサカは、大丈夫でしょうか。83分、右からFKを蹴ったのはデクラン・ライス。高く浮き上がったボールを右足で合わせたマルティネッリは、白い壁に阻まれています。
ハイボールをクリアしようとしたデクラン・ライスが、ベン・デイヴィスを蹴ってしまったのは85分。VARを経たジャッジはPKで、ソン・フンミンが左上に決めました。89分、ポステコグルー監督はベン・デイヴィスをロ・チェルソ、アルテタ監督はウーデゴーアをキヴィオル。追加タイムは6分です。スパーズのサイドからのクロスは、味方に合いません。
左サイドで必死に守ったマルティネッリも、勝利の立役者のひとりです。GKのミスがなければ快勝だったはずのガナーズが、何とか2-3で逃げ切りました。スパーズのオンターゲットは2発のみ。1ゴール1アシストのカイ・ハヴェルツ、CKが素晴らしかったデクラン・ライスとサカに加えて、ゴール前で打たせなかったサリバ、ガブリエウ、トーマスにも拍手を送るべきでしょう。
デュエルで1勝9敗と、クルゼフスキとブレナン・ジョンソンに振り回された冨安健洋は、決定的な仕事をさせなかったと称えるべきか。トーマスがペースをコントロールし、サイドで巻き返していた時間帯に慌てたラヤは、ボスをハグをかわしながら詫びを入れているのかもしれません。押されながら3ゴールの前半はOK。攻める時間が増えたのに2失点の後半は要反省です。
敗れたスパーズは、セットピースの守備が致命傷となりました。シュート14本の半分はロメロとペドロ・ポロ。リシャルリソンが入ってから、左右のサイドを担ったソン・フンミンとブレナン・ジョンソンは中に斬り込んで打とうとせず、サリバとガブリエウを守りやすくさせてしまったのではないでしょうか。
勝ったアーセナルは、ノースロンドンダービーがトッテリンガムデーで、TOP4フィニッシュも確定しました。4位のアストン・ヴィラと7ポイント差となったスパーズは、チェルシー、リヴァプール、マンチェスター・シティとの3戦を2勝1敗で切り抜けなければ、逆転は難しくなりそうです。木曜日のスタンフォード・ブリッジは、欧州のチケットの行方を左右する注目の一戦です。
さっそく、スパーズから先発の11人を紹介しましょう。GKヴィカーリオ、DFペドロ・ポロ、ロメロ、ファン・デ・フェン、ベン・デイヴィス、2センターはベンタンクールとホイビュルク、2列めにクルゼフスキ、ジェームズ・マディソン、ヴェルナー、最前線にソン・フンミンの4-2-3-1です。対するガナーズは、ブルーズを5-0で撃破したメンバーをそのまま並べています。
GKラヤ、DFベン・ホワイト、サリバ、ガブリエウ、冨安健洋、MFトーマス、デクラン・ライス、ウーデゴーア、FWサカ、カイ・ハヴェルツ、トロサール。立ち上がりから、赤と白が激しくぶつかるシーンが多く、スパーズの左サイドはサカとウーデゴーアを徹底してチェックしています。トーマスから敵陣で奪った6分のショートカウンターは、打てる形を創れません。
守備時は4-4-2のアーセナルは、カットしたボールを前につなげず、8分過ぎにようやくサカを活かす展開に持ち込んでいます。バイタルエリアでトーマスが倒されて得た11分のFKは、ウーデゴーアのキックが壁にヒット。ジェームズ・マディソン、クルゼフスキ、ソン・フンミンがボックス右を突いた12分の速攻は、ソン・フンミンの落としを受けた10番が打ち上げてしまいました。
14分には、敵陣右でトーマスがインターセプト。ボックス右でパスをもらったウーデゴーアが、インに走り込んだデクラン・ライスにつなぐと、右足のシュートはロメロが足に当ててCKです。サカのインスイングがニアポスト際に入ると、クリアしようとしたホイビュルクのヘディングが枠に飛び込んでしまい、ガナーズ先制。ホームチームは、すかさず反撃に転じています。
18分のCKをフリーで叩いたロメロのヘッドは、右にアウト。20分に左サイドで得たFKをジェームズ・マディソンがファーに浮かすと、またもマークを外したロメロが頭で合わせますが、ボールは右のポストにヒットしました。22分のCKのクリアから、ペドロ・ポロのミドルのこぼれ球をファン・デ・フェンが押し込みますが、VARのジャッジはオフサイドです。
なおも攻めるスパーズ。ジェームズ・マディソンが右のペドロ・ポロに展開した27分のアタックは、SBからもらったクルゼフスキがスリップし、強引に突破を図ったマディソンがデクラン・ライスに止められてしまいました。サカが左にまわし、カウンターが発動。7番が右に出ていくのを待ったカイ・ハヴェルツが美しいサイドチェンジを通します。
ドリブルでゴール前に出たサカが、ベン・ディヴィスを切り返しでかわして左足一閃。ボールは左のサイドネットに突き刺さり、アーセナルのリードは2点に広がりました。ヴェルナーがハムストリングを痛め、ブレナン・ジョンソンに後を譲ったのは31分。サイドで優位に立つスパーズは、シュートレンジでコースを消されています。
37分、左からのCKはデクラン・ライス。蹴る直前までファーで歩いていたカイ・ハヴェルツは、いつの間にかニアに入って完璧なボールを頭で押し込みました。44分、ペドロ・ポロのロングフィードでガブリエウの裏を取ったソン・フンミンは、サリバの寄せを気にしたのか、フィニッシュはバーを越えていきました。
前半のポゼッションは72%対28%、シュート数は8対4。しかしオンターゲットは0対2で、スコアは0-3です。セットピースから2発、カウンターで1発。大半の時間を敵陣で過ごしたスパーズにとっては、受け入れがたいスコアでしょう。ポステコグルー監督は、ハーフタイムにベンタンクールを下げ、パペ・マタル・サールを投入しています。
48分、右からFKをファーに浮かしたのはデクラン・ライス。冨安健洋のダイビングヘッドは、GKの頭上を越えていきました。ポゼッションはスパーズ、狙っているのは冨安のサイド。51分にクルゼフスキがクロスを上げると、ラヤの前で触ったロメロのヘッドは枠にいきません。52分、ウーデゴーアのミスパスをさらったクルゼフスキは、中央突破をガブリエウに止められました。
ガナーズの決定機は53分。トロサールの縦パスでボックス左に抜けたカイ・ハヴェルツが、中央に絶妙な浮き球を入れると、サカのボレーはヴィカーリオが右足に当てるビッグセーブでCKに逃れました。徐々に中盤を支配し始めたアーセナルは、サカ、ベン・ホワイト、ウーデゴーアが連携するシーンが増えています。
63分にトロサールが下がり、マルティネッリ。ポステコグルー監督はジェームズ・マディソンとホイビュルクを諦め、リシャルリソンとイヴ・ビスマを投入しました。64分、サリバのバックパスを受けたラヤが、まさかのミスキック。なぜかゴール前に詰めていたロメロが、冷静に左隅に流し込みました。
残り25分で1-3なら、どうなるかわかりません。68分、切り返しから放ったサカのシュートは、ベン・デイヴィスがブロック。再三のファールで倒れ込む姿が目立つサカは、大丈夫でしょうか。83分、右からFKを蹴ったのはデクラン・ライス。高く浮き上がったボールを右足で合わせたマルティネッリは、白い壁に阻まれています。
ハイボールをクリアしようとしたデクラン・ライスが、ベン・デイヴィスを蹴ってしまったのは85分。VARを経たジャッジはPKで、ソン・フンミンが左上に決めました。89分、ポステコグルー監督はベン・デイヴィスをロ・チェルソ、アルテタ監督はウーデゴーアをキヴィオル。追加タイムは6分です。スパーズのサイドからのクロスは、味方に合いません。
左サイドで必死に守ったマルティネッリも、勝利の立役者のひとりです。GKのミスがなければ快勝だったはずのガナーズが、何とか2-3で逃げ切りました。スパーズのオンターゲットは2発のみ。1ゴール1アシストのカイ・ハヴェルツ、CKが素晴らしかったデクラン・ライスとサカに加えて、ゴール前で打たせなかったサリバ、ガブリエウ、トーマスにも拍手を送るべきでしょう。
デュエルで1勝9敗と、クルゼフスキとブレナン・ジョンソンに振り回された冨安健洋は、決定的な仕事をさせなかったと称えるべきか。トーマスがペースをコントロールし、サイドで巻き返していた時間帯に慌てたラヤは、ボスをハグをかわしながら詫びを入れているのかもしれません。押されながら3ゴールの前半はOK。攻める時間が増えたのに2失点の後半は要反省です。
敗れたスパーズは、セットピースの守備が致命傷となりました。シュート14本の半分はロメロとペドロ・ポロ。リシャルリソンが入ってから、左右のサイドを担ったソン・フンミンとブレナン・ジョンソンは中に斬り込んで打とうとせず、サリバとガブリエウを守りやすくさせてしまったのではないでしょうか。
勝ったアーセナルは、ノースロンドンダービーがトッテリンガムデーで、TOP4フィニッシュも確定しました。4位のアストン・ヴィラと7ポイント差となったスパーズは、チェルシー、リヴァプール、マンチェスター・シティとの3戦を2勝1敗で切り抜けなければ、逆転は難しくなりそうです。木曜日のスタンフォード・ブリッジは、欧州のチケットの行方を左右する注目の一戦です。
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