2024.11.11 プレミアリーグ観戦記2024-25プレミアリーグ観戦記
【Chelsea×Arsenal】マルティネッリ&ペドロ・ネト!注目のロンドンダービーは納得のドロー!
プレミアリーグ11節の最後のゲームは、スタンフォード・ブリッジのロンドンダービー。5位チェルシーと6位アーセナルのシックスポインターです。両者ともに、現在のベストメンバー。チェルシーはカイセド、コール・パルマー、ニコラス・ジャクソンら主軸が好調で、アーセナルはウーデゴーアが戻ってきています。
ホームのチェルシーから、先発の11人を確認しましょう。GKロベルト・サンチェス、DFマロ・グスト、フォファナ、コルウィル、ククレジャ。2センターはカイセドとラヴィア、2列めはノニ・マドゥエケ、コール・パルマー、ペドロ・ネト、最前線にニコラス・ジャクソン。リース・ジェームズ、エンソ・フェルナンデス、ジョアン・フェリックスはベンチスタートです。
対するアーセナルは、カラフィオーリを欠いています。GKラヤ、DFベン・ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ティンバー、MFトーマス、ウーデゴーア、デクラン・ライス、FWサカ、カイ・ハヴェルツ、マルティネッリ。劣勢になれば、ミケル・メリノ、ジェズス、トロサール、ヌワネリが出てくるはずです。
第一次世界大戦の戦没者を悼むリメンバランスデー。黙祷と厳かなトランペットの後、拍手と歓声が鳴り響いています。キックオフからしばらくは、アーセナルのポゼッション。2分のコール・パルマーの強烈なミドルシュートは、ラヤが飛んで上に弾き出しました。アーセナルのプレスはいつもより慎重で、チェルシーの最終ラインは余裕をもってキープしています。
20番のミドルがきっかけだったかのように、チェルシーが中盤を支配するようになりました。デクラン・ライスがCKを蹴ったのは9分。ここからの攻防は見応えがありました。ベン・ホワイトのシュートも左からのクロスも、チェルシーの守備陣が的確に対応。アーセナルのサイドアタックは、マロ・グストとククレジャにウインガーの進路を封じられています。
コール・パルマ―がペドロ・ネトにパスを通した19分のカウンターは、クロスに競り勝ったノニ・マドゥエケのヘッドが右にアウト。24分、ベン・ホワイトを一瞬かわしたペドロ・ネトのクロスは完璧でしたが、マルティネッリを振り切ったマロ・グストのヘッドは、クロスバーすれすれを抜けていきました。
敵陣でインターセプトしたサカが、中央に出たのは27分。左足のシュートはカイセドにブロックされ、こぼれ球を拾ったマルティネッリの一撃はロベルト・サンチェスにセーブされました。32分のFKからラインの裏に抜けたカイ・ハヴェルツのゴールは、VARがオフサイドを指摘して取り消し。前半終了間際のコール・パルマーのFK2発は、いずれも壁に阻まれています。
前半は0-0。ポゼッションは48%対52%、シュート数9対5、オンターゲットは1対1。アーセナルのサイドアタックより、チェルシーの速攻のほうが期待感がありました。後半の立ち上がりは、イーブンの展開といっていいでしょう。アーセナルが再三仕掛ける速攻は、チェルシーの最終ラインが冷静に対応して止めています。
53分、右サイドのノニ・マドゥエケにティンバーは詰めず、フリーのクロスがファーへ。セットピースの流れで前線に残っていたフォファナのボレーは、惜しくも左に逸れていきました。カイ・ハヴェルツとウーデゴーアが右から仕掛けたのは60分。ウーデゴーアが逆サイドにクロスを入れると、左足でトラップしたマルティネッリがGKとニアポストの隙間を射抜きました。
ついに0-1、アーセナルは攻めるのか、引くのか。66分にドリブルで中央を切り裂いたティンバーのミドルは、左に切れていきました。68分、足を痛めたラヴィアが下がり、エンソ・フェルナンデス。ノニ・マドゥエケもここでアウトとなり、代わったムドリクは左サイドです。70分、エンソ・フェルナンデスのパスで中央に入ったペドロ・ネトは、狭いコースを見逃しませんでした。
右隅を狙ったミドルにラヤは触れず、同点。アルテタ監督はマルティネッリとデクラン・ライスを下げ、ミケル・メリノとトロサールを投入しました。73分のサカのクロスに走り込んだミケルメリノは、左足が届かず。1分後、ウーデゴーアが中央に浮かすと、ミケル・メリノが頭で落としたボールにカイ・ハヴェルツはタッチできず、ロベルト・サンチェスがキャッチしています。
ククレジャと接触して座り込んだサカは、打撲でしょうか。80分に右サイドに入ったのはガブリエウ・ジェズスです。直後、マロ・グストに代わってリース・ジェームズ。88分にもニコラス・ジャクソンをエンクンクと策を講じたマレスカ監督は、3ポイントを獲りにいっています。追加タイムは5分。どちらが勝ってもおかしくない展開です。
95分に左サイドに出たサリバは、オフサイドか否か。グラウンダーがニアに入ると、タッチしたトロサールは右に逸れたボールを見て頭を抱えています。タッチライン際でピッチを叩いて悔しがるアルテタ監督。間もなく笛が鳴り、両者ともにリヴァプールと9ポイント差となりました。シュート数は17対13、しかしビッグチャンスは1対4。この結果は妥当でしょう。
両チームからMVP候補を挙げるなら、チェルシーはペドロ・ネトかカイセド、アーセナルはウーデゴーア。サカが仕掛けるサイドアタックにうまく対応したククレジャ、ボックスの外でロングボールを的確に処理したラヤも、素晴らしいパフォーマンスでした。途中出場のムドリクとジェズスはシュートゼロ。チェルシーの10番は、先発のほうが力を発揮できるのでしょう。
3位に浮上したチェルシーは、ビッグ6とは2分2敗。確実によくなっているものの、上位に勝つためには崩しのバリエーションを増やす必要がありそうです。プレミアリーグで4戦連続勝利なしのアーセナルは、いい雰囲気でインターナショナルブレイクを迎えたかったのですが、スタンフォード・ブリッジでドローは悪くない結果でしょう。ウーデゴーアの復帰は大収穫です。
スケジュールがタイトになる12月の対戦相手を見ると、ヴィラとスパーズがあるチェルシーに対して、アーセナルの最上位は7位のフラム。確実に勝利を重ねられれば、リヴァプールとの9ポイントのギャップは詰められるでしょう。発展途上のマレスカのチームと、今季こそペップの上で終わりたいアルテタのチームに、優勝争いを盛り上げるブーストを期待したいと思います。
ホームのチェルシーから、先発の11人を確認しましょう。GKロベルト・サンチェス、DFマロ・グスト、フォファナ、コルウィル、ククレジャ。2センターはカイセドとラヴィア、2列めはノニ・マドゥエケ、コール・パルマー、ペドロ・ネト、最前線にニコラス・ジャクソン。リース・ジェームズ、エンソ・フェルナンデス、ジョアン・フェリックスはベンチスタートです。
対するアーセナルは、カラフィオーリを欠いています。GKラヤ、DFベン・ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ティンバー、MFトーマス、ウーデゴーア、デクラン・ライス、FWサカ、カイ・ハヴェルツ、マルティネッリ。劣勢になれば、ミケル・メリノ、ジェズス、トロサール、ヌワネリが出てくるはずです。
第一次世界大戦の戦没者を悼むリメンバランスデー。黙祷と厳かなトランペットの後、拍手と歓声が鳴り響いています。キックオフからしばらくは、アーセナルのポゼッション。2分のコール・パルマーの強烈なミドルシュートは、ラヤが飛んで上に弾き出しました。アーセナルのプレスはいつもより慎重で、チェルシーの最終ラインは余裕をもってキープしています。
20番のミドルがきっかけだったかのように、チェルシーが中盤を支配するようになりました。デクラン・ライスがCKを蹴ったのは9分。ここからの攻防は見応えがありました。ベン・ホワイトのシュートも左からのクロスも、チェルシーの守備陣が的確に対応。アーセナルのサイドアタックは、マロ・グストとククレジャにウインガーの進路を封じられています。
コール・パルマ―がペドロ・ネトにパスを通した19分のカウンターは、クロスに競り勝ったノニ・マドゥエケのヘッドが右にアウト。24分、ベン・ホワイトを一瞬かわしたペドロ・ネトのクロスは完璧でしたが、マルティネッリを振り切ったマロ・グストのヘッドは、クロスバーすれすれを抜けていきました。
敵陣でインターセプトしたサカが、中央に出たのは27分。左足のシュートはカイセドにブロックされ、こぼれ球を拾ったマルティネッリの一撃はロベルト・サンチェスにセーブされました。32分のFKからラインの裏に抜けたカイ・ハヴェルツのゴールは、VARがオフサイドを指摘して取り消し。前半終了間際のコール・パルマーのFK2発は、いずれも壁に阻まれています。
前半は0-0。ポゼッションは48%対52%、シュート数9対5、オンターゲットは1対1。アーセナルのサイドアタックより、チェルシーの速攻のほうが期待感がありました。後半の立ち上がりは、イーブンの展開といっていいでしょう。アーセナルが再三仕掛ける速攻は、チェルシーの最終ラインが冷静に対応して止めています。
53分、右サイドのノニ・マドゥエケにティンバーは詰めず、フリーのクロスがファーへ。セットピースの流れで前線に残っていたフォファナのボレーは、惜しくも左に逸れていきました。カイ・ハヴェルツとウーデゴーアが右から仕掛けたのは60分。ウーデゴーアが逆サイドにクロスを入れると、左足でトラップしたマルティネッリがGKとニアポストの隙間を射抜きました。
ついに0-1、アーセナルは攻めるのか、引くのか。66分にドリブルで中央を切り裂いたティンバーのミドルは、左に切れていきました。68分、足を痛めたラヴィアが下がり、エンソ・フェルナンデス。ノニ・マドゥエケもここでアウトとなり、代わったムドリクは左サイドです。70分、エンソ・フェルナンデスのパスで中央に入ったペドロ・ネトは、狭いコースを見逃しませんでした。
右隅を狙ったミドルにラヤは触れず、同点。アルテタ監督はマルティネッリとデクラン・ライスを下げ、ミケル・メリノとトロサールを投入しました。73分のサカのクロスに走り込んだミケルメリノは、左足が届かず。1分後、ウーデゴーアが中央に浮かすと、ミケル・メリノが頭で落としたボールにカイ・ハヴェルツはタッチできず、ロベルト・サンチェスがキャッチしています。
ククレジャと接触して座り込んだサカは、打撲でしょうか。80分に右サイドに入ったのはガブリエウ・ジェズスです。直後、マロ・グストに代わってリース・ジェームズ。88分にもニコラス・ジャクソンをエンクンクと策を講じたマレスカ監督は、3ポイントを獲りにいっています。追加タイムは5分。どちらが勝ってもおかしくない展開です。
95分に左サイドに出たサリバは、オフサイドか否か。グラウンダーがニアに入ると、タッチしたトロサールは右に逸れたボールを見て頭を抱えています。タッチライン際でピッチを叩いて悔しがるアルテタ監督。間もなく笛が鳴り、両者ともにリヴァプールと9ポイント差となりました。シュート数は17対13、しかしビッグチャンスは1対4。この結果は妥当でしょう。
両チームからMVP候補を挙げるなら、チェルシーはペドロ・ネトかカイセド、アーセナルはウーデゴーア。サカが仕掛けるサイドアタックにうまく対応したククレジャ、ボックスの外でロングボールを的確に処理したラヤも、素晴らしいパフォーマンスでした。途中出場のムドリクとジェズスはシュートゼロ。チェルシーの10番は、先発のほうが力を発揮できるのでしょう。
3位に浮上したチェルシーは、ビッグ6とは2分2敗。確実によくなっているものの、上位に勝つためには崩しのバリエーションを増やす必要がありそうです。プレミアリーグで4戦連続勝利なしのアーセナルは、いい雰囲気でインターナショナルブレイクを迎えたかったのですが、スタンフォード・ブリッジでドローは悪くない結果でしょう。ウーデゴーアの復帰は大収穫です。
スケジュールがタイトになる12月の対戦相手を見ると、ヴィラとスパーズがあるチェルシーに対して、アーセナルの最上位は7位のフラム。確実に勝利を重ねられれば、リヴァプールとの9ポイントのギャップは詰められるでしょう。発展途上のマレスカのチームと、今季こそペップの上で終わりたいアルテタのチームに、優勝争いを盛り上げるブーストを期待したいと思います。
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