2025.02.03 プレミアリーグ観戦記2024-25プレミアリーグ観戦記
【Arsenal×MAN.CITY】ルイス=スケリー&ヌワネリがゴール!脆かったマン・シティ、必然の大敗!
負傷したエデルソンと、ケヴィン・デブライネのベンチスタート以外は、予想通りのメンバーといっていいでしょう。プレミアリーグ24節、アーセナルVSマンチェスター・シティ。アーセナルが負ければリヴァプールは独走態勢となり、マン・シティが敗れれば、首位と15ポイントという絶望的なギャップになります。
アルテタ監督の用兵に、迷いは一切なかったはずです。GKラヤ、DFティンバー、サリバ、ガブリエウ、ルイス=スケリー、MFトーマス、デクラン・ライス、ウーデゴーア、FWマルティネッリ、カイ・ハヴェルツ、トロサール。劣勢となれば、ミケル・メリノ、カラフィオーリ、イーサン・ヌワネリ、スターリングに声がかかるでしょう。
対するペップ・グアルディオラは、2列めにマルムシュを抜擢しています。GKオルテガ、DFマテウス・ヌネス、ジョン・ストーンズ、アカンジ、グヴァルディオル。中盤センターはコヴァチッチとベルナルド・シウヴァ、2列めにサヴィーニョ、マルムシュ、フォーデン、最前線にハーランドという布陣です。
開始40秒、最終ラインのグヴァルディオルのパスをマルティネッリがカットした速攻は、左から上がったカイ・ハヴェルツのシュートをオルテガがキャッチ。2分のビルドアップで、ジョン・ストーンズのパスを受けたアカンジはコースを失い、判断が遅れました。プレスでカットしたのはトロサール、こぼれたボールを左のカイ・ハヴェルツにつないだのはデクラン・ライスです。
フリーだったストライカーは、自分よりもいいポジションにいたウーデゴーアにラストパス。中央にいたキャプテンのダイレクトショットが、ジョン・ストーンズの足に当たってネットを揺らしました。今季の不振の理由を象徴するような痛恨のミス。あっさり先制したアーセナルは、相手が落ち着く前に追加点をゲットしたいところです。
6分のウーデゴーアのスルーパスで、右から抜け出したマルティネッリのゴールシーンはオフサイド。マン・シティの最終ラインは、ガナーズのプレスを嫌がっています。ラヤがロングフィードを多用しているのは、DFのミスを誘えると考えているからでしょうか。アウェイチームの最初のシュートは18分。マルムシュのミドルは、バーを越えていきました。
サイドでキープしながらも、クロスを入れられないマン・シティ。23分の左からのCKをグヴァルディオルが頭で合わせると、ラヤが素晴らしい反応で弾いたボールがクロスバーにヒットしました。オルテガがコヴァチッチに出したパスを、デクラン・ライスがカットしたのは26分。フリーでキープしたカイ・ハヴェルツは、なぜ右に外してしまったのか…!
左サイドを制圧しているマルムシュは、ここぞというパスが通らず、アバウトなクロスはことごとくクリアされています。中央のフォーデンが、左のベルナルド・シウヴァに浮き球を通したのは42分。ダイレクトで入れた高速クロスは、ラヤが左に弾き出しました。44分のマテウス・ヌネスのクロスをサリバがクリアすると、サヴィーニョのシュートはラヤが止めています。
ディフレクションでニアに飛んだボールに、ぎりぎりで触るビッグセーブ。1‐0の前半はポゼッション39%対61%、シュートは4対6、オンターゲット2対3で、マン・シティが優勢といっていいでしょう。後半もマン・シティが中盤を制し、アーセナルは4‐4‐2でスペースを埋めています。52分に左から仕掛けたトロサールのクロスは、ファーのウーデゴーアに合いませんでした。
マン・シティが追いついたのは55分。フォーデンが斜めに出した速いパスで、サヴィーニョが右に流れ、ふわりと浮かしたボールをハーランドがヘッドで叩き込みました。1‐0のリードをこの時間帯に失うのは、アーセナルあるある。1分後、フォーデンのミスパスを敵陣でカットしたトーマスが、迷いなきミドルをジョン・ストーンズの背中に当て、ボールは左隅に吸い込まれました。
さらに62分、左サイドのデクラン・ライスがボックス左手前にいたルイス=スケリーにパス。ボックスに持ち込んでジョン・ストーンズをかわした18歳のプレミアリーグ初ゴールは、右足でした。左手に当てたオルテガは、眠れない夜を過ごすことになるかもしれません。3‐1となった68分、デクラン・ライスが中央からドリブルで上がったカウンターは3対3です。
右を並走していたマルティネッリは、ラストパスをもらうと迷わず右足でシュート。右に反応したオルテガが外に弾き出し、希望をつなぎました。ペップが動いたのは72分、フォーデンとマルムシュに代えてデブライネとジェームズ・マカティー。勝負を決する4点めは、76分のカウンターです。トーマスの素晴らしいフィードで、右からスプリントしたのはマルティネッリでした。
センターにいたカイ・ハヴェルツは、ウインガーの背後から外にまわり込み、ボックス右でラストパスを足元に収めました。ジョン・ストーンズは切り返しに対応できず、左足のシュートがファーのサイドネットへ。アルテタ監督は83分にトロサールとウーデゴーアを下げ、ヌワネリとミケル・メリノを送り出しています。
89分には、ルイス=スケリーとカイ・ハヴェルツをカラフィオーリとスターリング。93分にデクラン・ライスのサイドチェンジが右のヌワネリに通り、左足でドライブをかけたスーパーショットが左隅に決まりました。アーセナル、5‐1圧勝!昨シーズンのチャンピオンを相手に、2人のティーンエイジャーがゴールを決めるという展開を予想できた人はいないでしょう。
3ゴールに絡んだデクラン・ライス、ビッグセーブ連発のラヤ、決勝ゴールのトーマス、デュエル7勝1敗のルイス=スケリー、試合をおもしろくしたカイ・ハヴェルツ…!MVPを選べといわれれば、2アシストとチャンスクリエイト4回のデクラン・ライスを指名します。プレスとロングカウンターが冴えた一戦は、今季最高のパフォーマンスと胸を張れるのではないでしょうか。
5失点を喫したマン・シティの最大の敗因は、メンタルでしょう。最終ラインのエラーがあまりにも多く、もう2~3発喰らってもおかしくない展開でした。アカンジの最初のボールロストはゲームの展開を決める激痛のミスで、ウーデゴーアとトーマスのシュートを体に当てたジョン・ストーンズは、ルイス=スケリーとカイ・ハヴェルツに簡単にかわされてしまいました。
ハーランドはゴールシーン以外は機能せず、ボールタッチは9回、パス成功はわずか2本。同点ゴール以降、1本もシュートを打てなければ、敗戦は当然の着地です。ペップの采配も大いに疑問で、3‐1とされてから10分後のデブライネとマカティーは、遅すぎるでしょう。ベルナルド・シウヴァを残したのは、惨敗回避のための策に見えました。
アルテタ監督の用兵に、迷いは一切なかったはずです。GKラヤ、DFティンバー、サリバ、ガブリエウ、ルイス=スケリー、MFトーマス、デクラン・ライス、ウーデゴーア、FWマルティネッリ、カイ・ハヴェルツ、トロサール。劣勢となれば、ミケル・メリノ、カラフィオーリ、イーサン・ヌワネリ、スターリングに声がかかるでしょう。
対するペップ・グアルディオラは、2列めにマルムシュを抜擢しています。GKオルテガ、DFマテウス・ヌネス、ジョン・ストーンズ、アカンジ、グヴァルディオル。中盤センターはコヴァチッチとベルナルド・シウヴァ、2列めにサヴィーニョ、マルムシュ、フォーデン、最前線にハーランドという布陣です。
開始40秒、最終ラインのグヴァルディオルのパスをマルティネッリがカットした速攻は、左から上がったカイ・ハヴェルツのシュートをオルテガがキャッチ。2分のビルドアップで、ジョン・ストーンズのパスを受けたアカンジはコースを失い、判断が遅れました。プレスでカットしたのはトロサール、こぼれたボールを左のカイ・ハヴェルツにつないだのはデクラン・ライスです。
フリーだったストライカーは、自分よりもいいポジションにいたウーデゴーアにラストパス。中央にいたキャプテンのダイレクトショットが、ジョン・ストーンズの足に当たってネットを揺らしました。今季の不振の理由を象徴するような痛恨のミス。あっさり先制したアーセナルは、相手が落ち着く前に追加点をゲットしたいところです。
6分のウーデゴーアのスルーパスで、右から抜け出したマルティネッリのゴールシーンはオフサイド。マン・シティの最終ラインは、ガナーズのプレスを嫌がっています。ラヤがロングフィードを多用しているのは、DFのミスを誘えると考えているからでしょうか。アウェイチームの最初のシュートは18分。マルムシュのミドルは、バーを越えていきました。
サイドでキープしながらも、クロスを入れられないマン・シティ。23分の左からのCKをグヴァルディオルが頭で合わせると、ラヤが素晴らしい反応で弾いたボールがクロスバーにヒットしました。オルテガがコヴァチッチに出したパスを、デクラン・ライスがカットしたのは26分。フリーでキープしたカイ・ハヴェルツは、なぜ右に外してしまったのか…!
左サイドを制圧しているマルムシュは、ここぞというパスが通らず、アバウトなクロスはことごとくクリアされています。中央のフォーデンが、左のベルナルド・シウヴァに浮き球を通したのは42分。ダイレクトで入れた高速クロスは、ラヤが左に弾き出しました。44分のマテウス・ヌネスのクロスをサリバがクリアすると、サヴィーニョのシュートはラヤが止めています。
ディフレクションでニアに飛んだボールに、ぎりぎりで触るビッグセーブ。1‐0の前半はポゼッション39%対61%、シュートは4対6、オンターゲット2対3で、マン・シティが優勢といっていいでしょう。後半もマン・シティが中盤を制し、アーセナルは4‐4‐2でスペースを埋めています。52分に左から仕掛けたトロサールのクロスは、ファーのウーデゴーアに合いませんでした。
マン・シティが追いついたのは55分。フォーデンが斜めに出した速いパスで、サヴィーニョが右に流れ、ふわりと浮かしたボールをハーランドがヘッドで叩き込みました。1‐0のリードをこの時間帯に失うのは、アーセナルあるある。1分後、フォーデンのミスパスを敵陣でカットしたトーマスが、迷いなきミドルをジョン・ストーンズの背中に当て、ボールは左隅に吸い込まれました。
さらに62分、左サイドのデクラン・ライスがボックス左手前にいたルイス=スケリーにパス。ボックスに持ち込んでジョン・ストーンズをかわした18歳のプレミアリーグ初ゴールは、右足でした。左手に当てたオルテガは、眠れない夜を過ごすことになるかもしれません。3‐1となった68分、デクラン・ライスが中央からドリブルで上がったカウンターは3対3です。
右を並走していたマルティネッリは、ラストパスをもらうと迷わず右足でシュート。右に反応したオルテガが外に弾き出し、希望をつなぎました。ペップが動いたのは72分、フォーデンとマルムシュに代えてデブライネとジェームズ・マカティー。勝負を決する4点めは、76分のカウンターです。トーマスの素晴らしいフィードで、右からスプリントしたのはマルティネッリでした。
センターにいたカイ・ハヴェルツは、ウインガーの背後から外にまわり込み、ボックス右でラストパスを足元に収めました。ジョン・ストーンズは切り返しに対応できず、左足のシュートがファーのサイドネットへ。アルテタ監督は83分にトロサールとウーデゴーアを下げ、ヌワネリとミケル・メリノを送り出しています。
89分には、ルイス=スケリーとカイ・ハヴェルツをカラフィオーリとスターリング。93分にデクラン・ライスのサイドチェンジが右のヌワネリに通り、左足でドライブをかけたスーパーショットが左隅に決まりました。アーセナル、5‐1圧勝!昨シーズンのチャンピオンを相手に、2人のティーンエイジャーがゴールを決めるという展開を予想できた人はいないでしょう。
3ゴールに絡んだデクラン・ライス、ビッグセーブ連発のラヤ、決勝ゴールのトーマス、デュエル7勝1敗のルイス=スケリー、試合をおもしろくしたカイ・ハヴェルツ…!MVPを選べといわれれば、2アシストとチャンスクリエイト4回のデクラン・ライスを指名します。プレスとロングカウンターが冴えた一戦は、今季最高のパフォーマンスと胸を張れるのではないでしょうか。
5失点を喫したマン・シティの最大の敗因は、メンタルでしょう。最終ラインのエラーがあまりにも多く、もう2~3発喰らってもおかしくない展開でした。アカンジの最初のボールロストはゲームの展開を決める激痛のミスで、ウーデゴーアとトーマスのシュートを体に当てたジョン・ストーンズは、ルイス=スケリーとカイ・ハヴェルツに簡単にかわされてしまいました。
ハーランドはゴールシーン以外は機能せず、ボールタッチは9回、パス成功はわずか2本。同点ゴール以降、1本もシュートを打てなければ、敗戦は当然の着地です。ペップの采配も大いに疑問で、3‐1とされてから10分後のデブライネとマカティーは、遅すぎるでしょう。ベルナルド・シウヴァを残したのは、惨敗回避のための策に見えました。
勝ったアーセナルは、リヴァプールとの6ポイント差をキープ。今夜のゲームでチェルシーがハマーズに勝てば5位転落となるマン・シティは、TOP4フィニッシュが現実的な目標でしょう。あらためてxG(ゴール期待値)を見ると、1.04対0.81…!ビッグチャンスは2回だったアーセナルが、大差で勝った理由は明確です。
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