イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Chelsea×Burnley】レッドカードで景色が一変!あわや逆転負けのチェルシー、ホームで連続ドロー!

1-0のまま、追加タイム3分。チェルシーがリードしてから、90分が経とうとしていました。ウェズレイ・フォファナが72分にレッドカードを喰らい、10人になったチームは、エンソ・フェルナンデスがサイドで必死にキープするなどでうまく時間を遣っていました。19位のバーンリーとのホームゲームで、ポイントを落とすわけにはいきません。

静寂のスタンフォード・ブリッジ。右から仕掛けたブルーン・ラーセンのクロスをアンドレイ・サントスがカットし、プレースキック職人のウォード=プラウズがCKを蹴ろうとしています。エンツオ・マレスカの頃からセットピースの守備が不安なブルーズは、クリアできるのか。中央にボールが出た瞬間、最終ラインは時が止まったかのように動けませんでした

外から入ってきたジアン・フレミングが頭でコースを変えると、直前にゴールラインまで下がったロベルト・サンチェスは触れず。追いつかれたホームチームは数的不利で、攻め返すパワーはなく、3ポイントをめざす降格候補の猛攻を受けています。左から上がったルーカス・ピレスのパスを受けたマーカス・エドワーズの一撃は、トシンが足に当ててCKです。

6分の追加タイムは終わろうとしており、バーンリーが勝つかドローかの二択でしょう。ウォード=プラウズのキックは、直前のゴールと同じようなコースで、頭で合わせたブルーン・ラーセンはフリーでした。決まったかと息を呑んだヘッダーは、クロスバーすれすれでアウト。バーンリーの選手たちは一斉に頭を抱え、青いシャツは騒然としています。

衝撃的な敗戦を逃れたチェルシーは、タイムアップの直線に見せ場を作りました。左からドリブルで上がったのはジョエル・ハト。ファーでボールを要求していたアチャンポンがクロスを脇に落とすと、走り込んだリアム・デラップのボレーは浮いてしまいました。痛恨のドローというべきかもしれませんが、ビッグ6が残留争いのチームに足をすくわれるのは、今や日常茶飯事です。

必勝の一戦に臨んだチェルシーは、ほぼベストメンバーで、左サイドのククレジャの不在が気になるぐらいでした。GKロベルト・サンチェス、DFリース・ジェームズ、フォファナ、トレヴォ・チャロバー、マロ・グスト。2センターはカイセドとアンドレイ・サントス、2列めにコール・パルマー、エンソ・フェルナンデス、ペドロ・ネト、最前線にジョアン・ペドロという布陣です。

立ち上がりは小さなミスが目立ったものの、カイセドの縦のスルーパスでペドロ・ネトが抜け出した4分の速攻は見事でした。グラウンダーを強引に押し込んだのは、ジョアン・ペドロ。今季プレミアリーグで11ゴールとなったブラジル人ストライカーは、リアム・ロセニオール監督が就任してからの10試合で7ゴール4アシストと絶好調です。

バーンリーの最初のチャンスは8分。左からのCKがファーに流れると、胸でトラップしたウゴチュクはノーマークでした。右足のボレーは枠にいかず、ここからはチェルシーが主導権を握り続けました。10人がバイタルエリアに引くシーンもあるバーンリーは、最少のギャップで耐えようとしているように見えます。

12分に敵陣で奪ったコール・パルマーは、左に流れて放ったシュートをカイル・ウォーカーにスライディングでブロックされ、17分の右からのミドルもエステーヴに頭でクリアされました。追加点のチャンスは37分。マロ・グストがクロスのこぼれ球を大きく蹴り出すと、センターサークルでコール・パルマーをケアしていたカイル・ウォーカーがトラップをミスしてしまいました。

拾った10番が独走かと思いきや、カイル・ウォーカーが必死に着いてきます。ボックスの外からドゥブラフカの正面に打ったのは、SBのチェックから逃げたいという気持ちがあったからでしょう。41分のショートコーナーから、クリアを拾ったハンニバル・メイブリのボレーはGKの正面。前半のポゼッションは71%対29%ですが、シュートは5対5でオンターゲットも2対2でした。

後半もチェルシーペースで、51分のチャンスで決めていればラクになっていたはずです。右サイドのリース・ジェームズのカットから、ボックス右のコール・パルマーにボールが渡り、ラストパスを中央でもらったジョアン・ペドロが左足でシュート。ハンフリーズの必死のスライディングでボールは外に押し出され、ストライカーは天を仰いでいます。

事件が起こるまでの後半のシュート数は、5対0。72分に敵陣でルーカス・ピレスから奪おうとしたフォファナは、パスを受けたウォード=プラウズにハードなタックルをかましてしまいました。2枚めのイエローを突き付けられ、チェルシーは今季8人めのレッドカード。ロセニオール監督は75分にコール・パルマーを下げ、トシン・アダラビオヨを投入しました。

これによって、最終盤はバーンリーがペースを握り、ラスト15分からのシュートは2対7。80分にジョエル・ハトとリアム・デラップを投入した若き指揮官は、89分にもママドゥ・サールとアチャンポンを入れて逃げ切りを図ったのですが…。セットピースにおける度重なるマークミスは、最終ラインが混乱していた証拠に見えます。

リーズ戦に続くスタンフォード・ブリッジでのドローは、マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、ブレントフォードのモチベーションを高めてしまうでしょう。次節のアーセナルとのロンドンダービーは、レッドカードをもらったフォファナと、負傷したエステヴァン、バイノー=ギッテンス、ククレジャを欠く布陣となります。

エミレーツのアウェイゲームは、チャンピオンズリーグの出場権の行方に大きな影響を与えるターニングポイントとなりそうな雲行きです。指揮官もスカッドも若いチームは、難しいバトルでポイントをゲットすることができるでしょうか。ジョアン・ペドロ、コール・パルマー、ペドロ・ネトとアーセナルの堅陣の激突に注目です。(ウェズレイ・フォファナ 写真著作者/Ardfern)


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す