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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Newcastle×MAN.UTD】激痛の失点は90分!10人のチームに敗れたマン・ユナイテッドの限界。

セント・ジェームズ・パークには、フィールドプレーヤーひとり分のパワーがあるのでしょうか。前半の追加タイムにジェイコブ・ラムジーがレッドカードを喰らった瞬間、勝てると思ったのですが…。アンソニー・ゴードンのラストパスに右から走り込み、ラメンスと1対1になって転倒したアタッカーは、明らかにダイブで2枚めのイエローを突き付けられました。

プレミアリーグ29節、ニューカッスルVSマンチェスター・ユナイテッド。序盤は押されていたアウェイチームは、徐々にチャンスを創れるようになっていました。42分にボックス右のエンベウモが後ろにいたメイヌーに流すと、左隅を狙ったダイレクトショットはラムズデールが右に飛んでビッグセーブ。45分の決定機を逃したのは、最初のつまずきというべきなのかもしれません。

左からカットインしたマテウス・クーニャが、ジョエリントンをかわして左足を振り抜くと、ラムズデールが左に反応してセーブ。ダン・バーンに当たったボールは、逆サイドから入ってきたエンベウモの足元に転がりました。枠に収めれば決まりだったのですが、エンベウモのフィニッシュは右足で、ボールはクロスバーを越えてしまいました。

ジェイコブ・ラムジーがピッチから去り、10人になったマグパイズは、追加タイム4分にホントのPKをゲットします。左からドリブルで上がったアンソニー・ゴードンが中に斬り込もうとした瞬間、かわされたブルーノ・フェルナンデスの足が接触しました。左と読んだラメンスは足を残したのですが、真ん中に蹴ったボールに触れず、セント・ジェームズ・パークは大歓声です。

9分まで延びた追加タイムの終わりに、右からのFKをニアに入れたのはブルーノ・フェルナンデス。カゼミーロがGKの足元に叩きつけたヘッダーは、パーフェクトでした。マン・ユナイテッドのキャプテンは、今季プレミアリーグで14アシスト。ハーフタイムを告げる笛に鳴り響いたブーイングは、早く終わらせなかったことに対する抗議でしょう。

シェシュコ、エンベウモ、マテウス・クーニャとブルーノ・フェルナンデスが揃ったチームは、左サイドにルーク・ショーが復帰しており、中盤もカゼミーロ&メイヌーと盤石です。後半は10人の相手を圧倒し、ゴールラッシュを見せてくれると期待したのですが、ジョエリントン、トナーリ、ウィロックに主導権を握られるシーンが多く、カウンターは前線がかみ合っていません。

とりわけ気になるのは、前線と中盤の間にできるスペースです。エランガとアンソニー・ゴードンのスピードを警戒する最終ラインは下がりがちで、60分のチャンスまでは11人対10人とは思えませんでした。ブルーノ・フェルナンデスがボックス左に出した鋭いスルーパスをGKの前でトラップしたエンベウモは、右足で打たずにラストパスを出そうとして止められました。

61分のカゼミーロとルーク・ショーのチェンジは、あらかじめ決められていたのかもしれません。代わって入ったのは、ウガルテとダロト。攻撃力が高まるとは思えない交代策です。65分に、左からのCKを蹴ったのはトナーリ。ファーにまわったアンソニー・ゴードンは1歩及ばず、つま先に当たったボールは右に逸れていきました。

マンチェスター・ユナイテッドの後半最初のシュートは70分。マズラウィのミドルは、ティアウが落ち着いてブロックしました。75分のCKからブルーノにボールが回り、ゴールの右に浮かしたボールをレニー・ヨロが頭で叩きつけた瞬間、決まったと思ったのですが…!前半から素晴らしいパフォーマンスを見せていたラムズデールが、またもビッグセーブでチームを救いました。

76分にエンベウモとメイヌーが下がり、アマド・ディアロとザークツィー。82分に左から仕掛けたマテウス・クーニャが脇にいたブルーノに流すと、右足のコントロールショットはドライブがかかりませんでした。自らの居場所と役割を見出せていなかったザークツィーは、右隅に蹴った89分のミドルをラムズデールのビッグセーブに阻まれなければ、ヒーローだったはずです。

勝利か、ドローか。それだけを考えていた90分、トリッピアーのロングフィードが途中出場のオスラに通りました。右からカットインした22歳のアタッカーと対峙したのは、マズラウィと代わったマラシア。ボクシングデーのニューカッスル戦以来、2ヵ月半ぶりとなるSBを大事な場面で起用せざるを得なくなったのが、マンチェスター・ユナイテッドの限界だったのでしょう。

あっさりかわされたマラシアは体を寄せようとせず、ボールから目を切ってしまいました。マグワイアの外を巻いた鋭いシュートにラメンスは反応できず、ボールが左のサイドネットに突き刺さると、セント・ジェームズ・パークは爆音に支配されました。10人のチームに2-1で敗れたマイケル・キャリックは、トップリーグで初めての敗戦です。

プレミアリーグの無敗記録を11試合で終えたチームの敗因を並べてみましょう。「ポゼッション55%」「神がかりのラムズデール」「終盤の左サイドの弱体化」「前線の連携不足」。カウンターを繰り出せる展開のほうが、強みを発揮できるマンチェスター・ユナイテッドにとって、ラスト30分は「ボールを持たされた」のかもしれません。

ここは気持ちを切り替えて、次節のアストン・ヴィラ戦に向かいましょう。51ポイントで並ぶライバルとのシックスポインターで勝てば、ニューカッスルをホームに迎えるチェルシーや、スパーズと戦うリヴァプールを突き離せる可能性があります。決定機を活かせなかったエンベウモ、高さを封じられたシェシュコは、次こそゴールを!


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