2026.09.07 プレミアリーグ観戦記2026-27プレミアリーグ観戦記
【Arsenal×Chelsea】決勝ゴールはツォリス&ウーデゴーア!攻め続けたアーセナル、逆転で3連勝!
ミケル・アルテタ監督は、この試合もカイ・ハヴェルツを最前線に配しています。GKラヤ、DFベン・ホワイト、コンサ、ガブリエウ、カラフィオーリ。中盤センターはデクラン・ライスとルイス=スケリー、2列めにサカ、ウーデゴーア、ツォリス。対するチェルシーは、予想通りの3-4-2-1です。GKはエミ・マルティネス、3バックはフォファナ、ラクロワ、アチャンポンです。
WBはペドロ・ネトとジョレル・ハト、センターはラヴィアとリース・ジェームズ。前線のモーガン・ロジャース、コール・パルマー、ジョアン・ペドロは、最初の2試合で5ゴールをゲットしています。キックオフから70秒、リース・ジェームズのFKから空中戦が続き、ボックスの手前にいたモーガン・ロジャースのボレーが左隅に決まりました。ホームチームは当然、反撃開始です。
5分に右サイドから蹴ったウーデゴーアのFKは、ニアに走り込んだカラフィオーリへ。右足を伸ばしたSBは触れず、混戦となると、ボールをよく見ていた新守護神が懐に収めました。なおも攻めるアーセナル。11分の右からのFKをデクラン・ライスがファーに入れると、ガブリエウ、コンサ、カラフィオーリの連打でネットを揺らしますが、コンサがオフサイドでノーゴールです。
ショートパスをつないだ18分のアタックで、右に流れていたカイ・ハヴェルツがつぶされると、拾ったウーデゴーアがボックス右にスルーパス。サカの強烈な一撃は、ニアを締めたエミ・マルティネスがセーブしました。20分に左から上がったツォリスがニアにグラウンダーを入れると、カイ・ハヴェルツのダイレクトショットはフォファナがブロックしています。
22分に右から放ったコール・パルマーのミドルは、ラヤがキャッチ。2分後、リース・ジェームズの鋭いロングシュートも、ガナーズの絶対的守護神が右手を伸ばして上に弾きました。直後、ボックス左でキープしたツォリスが中央に転がすと、打てたはずのカイ・ハヴェルツはヒールで後ろに流し、走り込んだウーデゴーアはジョレル・ハトのスライディングで止められました。
25分、デクラン・ライスのパスが右サイドのカイ・ハヴェルツへ。カットインからフォファナをかわして左足を振り抜くと、ニアポスト際に飛んだボールがGKの指先を抜け、ネットを揺らしました。1-1となった31分、モーガン・ロジャースのパスでボックス左に出たジョアン・ペドロは打てず、リターンをもらった17番がコンサの脇を通した一撃は、ファーに抜けていきました。
アーセナルが主導権を握っていた36分、デクラン・ライスの強引なパスをルイス=スケリーがキープできず、奪ったリース・ジェームズがラヴィアに預けました。ラヤが出ているのを見て放ったロングシュートは、左にアウト。追加タイム3分、ジョアン・ペドロのフィードが右サイドのペドロ・ネトに通り、カットインからのシュートが左のポストにヒットしました。
前半は1-1、ポゼッションは58%対42%、シュートは10対6、オンターゲットは6対3。ホームのアーセナルが優勢ではあるものの、チェルシーのシンプルな速攻は脅威です。後半も、徐々にポゼッションはアーセナル。50分にカットインしたツォリスが中央にパスを贈ると、カイ・ハヴェルツがスルーし、後ろに入ったウーデゴーアがフリーのシュートをど真ん中に決めました。
素晴らしいアシストを決めたツォリスは、56分に左サイドでロングフィードを受けると、ボックス左に斜めのラストパスを走らせました。ノートラップで打ったのは、逆サイドから入ってきたサカ。うまくミートせず、エミ・マルティネスが冷静にキャッチしました。60分にラヴィアとジョレル・ハトが下がり、チャバリアとマロ・グストがピッチに入っています。
61分、ペドロ・ネトの落としを叩いたマロ・グストのミドルはクロスバーの上。チェルシーが再三仕掛ける中央突破は、打てるエリアで前を向けるのですが、コール・パルマーのシュートはGKの正面で、モーガン・ロジャースは浮かしてしまいました。アルテタ監督が動いたのは67分。カラフィオーリとルイス=スケリーに代えて、ズビメンディとインカピエです。
77分、カイ・ハヴェルツとウーデゴーアがアウト。ギョケレスとミケル・メリノのミッションは明確です。81分には、ペドロ・ネトに代わってエステヴァン。シャビ・アロンソ監督がめざしているのは、3ポイントでしょう。87分にモーガン・ロジャースの後を継いだのは、ブライトンから来たウェルベック。88分のリース・ジェームズのFKは、壁にヒットしました。
89分、右からカットインしたエステヴァンの渾身のミドルは、ラヤが上に弾き出すビッグセーブ!アルテタ監督の最後のカードは、サカをノニ・マドゥエケです。追加タイムは4分。ペースをスローに落としたアーセナルが、シュートを打たせず勝利に辿り着きました。ポゼッションは55%対45%、シュートは16対13、オンターゲットは9対5。2-1は妥当な着地でしょう。
MVPは、決勝ゴールとビッグチャンスクリエイト2回、キーパス4本のウーデゴーアか。あるいは、左サイドで脅威となったツォリスか。両チームを通じて最長となる走行距離11.3 kmを記録したツォリスは、カイ・ハヴェルツへのラストパスのタイミングが的確で、コミュニティシールドのマン・シティ戦を思い出させるウーデゴーアとのホットラインも絶品でした。
敗れたチェルシーも、手応えがあった一戦といえるでしょう。ジョアン・ペドロは封じられたものの、モーガン・ロジャース、ペドロ・ネト、リース・ジェームズが仕掛けるショートパスを駆使したアタックは、可能性が感じられました。アルテタ監督がカラフィオーリとルイス=スケリーを代えたのは、ペドロ・ネトのアグレッシブなアタックをリスクと捉えたからでしょう。
チェルシーの課題は、左サイドの連携ではないでしょうか。ジョレル・ハトは楽しみな若手ですが、カラフィオーリやニコ・オライリー、ルーク・ショーと比べると前線を動かすプレイが少なく、オープンプレーのオンターゲットの大半は右からでした。左サイドのアタックの強度が高まれば、モーガン・ロジャースとジョアン・ペドロが中に入って打てるシーンが増えるはずです。
カイ・ハヴェルツとギョケレスのポジション争いは、運動量が豊富で周囲を活かせる29番が当面は優先でしょう。カットインからの先制ゴールも、ツォリスのパスを呼び込んでスルーした「記録に残らないアシスト」も、秀逸のひとことです。昨シーズンのプレミアリーグで14ゴールのバックアッパーは、限られたチャンスで目に見える結果を残すのみです。
最後までベンチにいたエゼとブルーノ・ギマランイスは、ミッドウイークのナポリとのアウェイゲームで出番を得られるでしょう。アーセナルのスカッドは、数年前とは別世界です。昨シーズンの覇者との距離を実感できたチェルシーは、ハル・シティとのホームゲームでゴールラッシュを期待しましょう。いやー、これぞダービー!エキサイティングなナイスゲームでした。
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