帰ってきたウォルコット&ついにベラヒーノ登場!ユーロ予選のイングランド代表26人発表
今回の目玉は、ウォルコットの復帰とベラヒーノの抜擢でしょう。先日、9ヵ月ぶりにプレミアリーグに戻ってきたウォルコットは、出場時間が短かったこともあり、以前のクオリティをどのくらい出せるのかはわかりませんが、イングランド代表のスタッフがきっちりチェックしてのゴーサインなのでしょう。21歳の快足ベラヒーノは、今季のプレミアリーグで10試合7ゴール。3勝4分け3敗で11位と、順位表のど真ん中にいるWBAにおいて、チームのゴールの半分以上を決めている絶対的なエースです。マンチェスター・ユナイテッドサポーターからすれば憎たらしい存在で、3連勝のかかった10月20日のゲームの後半、一瞬のスピードでフィル・ジョーンズとラファエウを置き去りにしてデ・ヘアとの1対1を制した彼の勝ち越しゴールは、しばらく忘れられないでしょう。スターリング、ウォルコット、ベラヒーノ。この3枚が揃った超絶スピードの速攻は魅力的です。本番であるユーロ予選のほうは、ルーニーやウェルベック、好調のミルナーらがスタメンに並ぶと思われますが、スコットランド戦ではベラヒーノを使っていただければと期待しています。
「大事な選手は、ケガから戻ってきたらすぐ呼んで、すぐ使う」「プレミアリーグで好調な選手、頭角を現してきた選手を旬を逃さずに選ぶ」というあたりは、ホジソン監督は明快であり、ブレません。彼のサッカーに物足りなさを感じている方はいると思われますが、選手選びに関しては、さほど異論はないのではないでしょうか。
GK
ジョー・ハート(マンチェスター・シティ)、フォースター(サウサンプトン)
フォスター(WBA)
DF
チャンバース、ギブス(アーセナル)、ケーヒル(チェルシー)、
レイトン・ベインズ、ジャギエルカ(エヴァートン)、クライン(サウサンプトン)、
スモーリング、ルーク・ショー(マンチェスター・ユナイテッド)
MF
ヘンダーソン、ララナ、スターリング(リヴァプール)
タウンゼント(トッテナム)、チェンバレン、ウォルコット、ウィルシャー(アーセナル)
ダウニング(ウェストハム)、キャリック(マンチェスター・ユナイテッド)
ミルナー(マンチェスター・シティ)、ロス・バークリー(エヴァートン)
FW
ウェルベック(アーセナル)、リッキー・ランバート(リヴァプール)
ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)、ベラヒーノ(WBA)
こうしてみると、今のイングランド代表は、サイドにはいい選手がいるものの、CBとセントラルMFの層が薄いですね。プレミアリーグの上位クラブを見渡しても、チームの中心にいるセントラルMFは、キャリック、ギャレス・バリー、ランパード、ジェラードとベテラン揃い。若い選手は、攻撃型やバランス型はいても、守備で欧州に名を知られる選手がいません。決してトップフォームとはいえないキャリックという選択に、ホジソン監督の苦しさが垣間見えるような気がします。
最近の調子も勘案しながらスタメンを選ばせていただくとすれば、GKフォースター、DFベインズ、ケーヒル、ジャギエルカ、クライン、MFミルナー、チェンバレン、ヘンダーソン、ロス・バークリー、FWルーニー、ウェルベックでしょうか。うーん、コンサバですね。ほんとうはトッテナムのライアン・メイソンなど試したいところですが、ホジソン監督、彼はまだ早いですか?(サイド・ベラヒーノ 写真著作者/Catherine Kõrtsmik)
※筆者註:当初参照した情報ではウィルシャーが抜けておりましたが、確認したところメンバーに入っておりましたので、一部修正させていただきました。
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DF陣では、ウェストハムのクレスウェルとかも選ばれてもよかったと思います。好調のダウ二ングも帰ってきて、なかなか楽しみな代表ですね。
リバサポさん>
クレスウェル、なるほど。今季のウエストハムはおもしろいですね。前も後ろも。