イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

1位はチェルシー、最下位は…⁉ プレミアリーグの補強費用総額ランキング!

トーマス・パーティー、エディソン・カバーニ、アレックス・テレス、ベン・ゴドフリー、セオ・ウォルコット…。マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルがデッドラインデーにビッグネームを引き入れ、プレミアリーグの夏のトランスファーマーケットは終わりを告げました。さっそく、「スカイスポーツ」がプレミアリーグの20クラブの収支をレポートしています。

コロナウイルスによるパンデミックの影響で、マッチデー収入を得られなくなったプレミアリーグの総支出は、前年比マイナス1億6000万ポンド(約220億円)の12億4000万ポンド(約1690億円)に留まりました。安く売りたくないクラブと、資金が少ないクラブの取引の多くはローンとなり、移籍金の相場は大きく下落。107件の完全移籍のうち、1000万ポンド以上は半数以下の44件で、21件は1000万ポンド未満、23件はフリートランスファー、19件が金額非公表となっています。

補強費用が最も高額だったのは、2億2610万ポンド(約310億円)のチェルシーです。レヴァークーゼンに所属していたカイ・ハヴェルツに7580万ポンド、レスターの左SBチルウェルは5000万ポンド、ライプツィヒの点取り屋ティモ・ヴェルナーが4500万ポンド。アザールとモラタの放出で得たキャッシュをマーケットに投じたブルーズは、この夏の売却では1350万ポンドしか得ておらず、収支のマイナスでも2億1260万ポンド(約291億円)でぶっちぎりのNo.1です。

2位はマンチェスター・シティで、ルベン・ディアスに6500万ポンド、ナタン・アケは4100万ポンド、フェラン・トーレスにも3700万ポンド。3位につけたのはアストン・ヴィラで、オリー・ワトキンス、ベルトラン・トラオレ、エミリアーノ・マルティネスらの獲得で総額8500万ポンド(約116億円)となっています。4位のリーズはロドリコ・モレノ、ラフィーニャ、コッホを獲得して8450万ポンド。ジョッタ、ドハーティ、エルデル・コスタを売ったウルヴスは、プレミアリーグTOPの7600万ポンド(約103億円)を得た一方で、フーフェル、マルサウ、セメド、ファビオ・シウヴァの獲得に8360万ポンド(約114億円)を費やして5位に食い込みました。


【プレミアリーグ2020-21シーズン 夏の補強費ランキング】
1位/チェルシー/2億2610万ポンド
2位/マンチェスター・シティ/1億4700万ポンド
3位/アストン・ヴィラ/8500万ポンド
4位/リーズ・ユナイテッド/8450万ポンド
5位/ウルヴス/8360万ポンド
6位/リヴァプール/8170万ポンド
7位/アーセナル/8150万ポンド
8位/エヴァートン/6500万ポンド
9位/トッテナム/6200万ポンド
10位/マンチェスター・ユナイテッド/5440万ポンド
11位/シェフィールド・ユナイテッド/5300万ポンド
12位/レスター/5150万ポンド
13位/ニューカッスル/3500万ポンド
14位/サウサンプトン/3490万ポンド
15位/WBA/2730万ポンド
16位/フラム/2300万ポンド
17位/ウェストハム/2000万ポンド
18位/クリスタル・パレス/1600万ポンド
19位/ブライトン/1340万ポンド
20位/バーンリー/0ポンド


チアゴ・アルカンタラとツィミカスを押さえたリヴァプールは、ディオゴ・ジョッタ獲得に4500万ポンドをかけており、8170万ポンド(約112億円)で6位。トーマス・パーティーとガブリエウ・マガリャンイスだけで7000万ポンドを超えたアーセナルは、8150万ポンドで7位です。アラン、ドゥクレ、ゴドフリーを引き入れたエヴァートンは、ハメス・ロドリゲスがまさかのゼロポンドでトータル6500万ポンド。9位のトッテナムは、ガレス・ベイル、ホイビュルク、ドハーティー、レギロン、ジョー・ハートと即戦力特化で6200万ポンドのお買い得補強でした。

ドニー・ファン・デ・ビークとアレックス・テレスに5440万ポンドをかけたマンチェスター・ユナイテッドは、ビッグ6では最少額で10位。補強ゼロで最下位のバーンリーは放出もしておらず、2019-20シーズンモデルで長丁場を乗り切ろうとしています。獲得人数を見ると、リーズとブライトンが11人でTOPに並んでおり、アーセナルが9人、チェルシーは7人。ローンで獲得した選手がいないチェルシーは、総勢19人を他クラブに貸し出す派遣会社でもあります。

昨季のプレミアリーグの順位と補強費用をかけ合わせれば、リヴァプール、マンチェスター・シティ、チェルシーが優勝争いで、ノースロンドン勢とマンチェスター・ユナイテッドがTOP4争奪戦となりそうですが、ロケットスタートを決めたエヴァートンが不気味です。無観客で始まったイレギュラーなシーズンの結果は順当?それとも…⁉


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“1位はチェルシー、最下位は…⁉ プレミアリーグの補強費用総額ランキング!” への1件のコメント

  1. n より:

    チェルシーは当初の予想通りに獲得が進みましたね。懸念のポジションに必要な才能がやってきたので、ランパードが緻密な戦術家ではない分、ここからどう進化するのか楽しみです。逆に、捌ききれなかった余剰戦力のモチベーションが、チーム全体にどういった影響があるのか、不安な面もありますね。

n へ返信するコメントをキャンセル