ユニフォームの売れ行きでみる「プレミアリーグ地元密着No.1」はアーセナル⁉あるいは…!
メーカーが実施した調査で、どこまで全方位的に数字をとっているのかはわからず、ロンドンは東西南北に切って見ていただきたいと思ったりもしますが、下記の8クラブが「スポーツ・ダイレクト」調べの上位8クラブだそうです。「プレミアリーグ上位クラブ+古豪」といった顔ぶれ。海外売上は除外されているのでしょうか。総売上では、マンチェスター・ユナイテッドはもっと上位に食い込んでくるはずです。これを見る限りでは、やはり人口840万人のロンドンを本拠地としているクラブが強いようです。
目を引くのは、ニューカッスルのロンドン購入比率の低さと、地元比率の高さ。人口でいえば、バーミンガム101万人、マンチェスター49万人、リヴァプール43万人に対して、ニューカッスル・アポン・タインは27万人。マンチェスターとリヴァプールには人気クラブが2つあって数字が割れることを考慮しても、地元ニューカッスルで21%という数字は他のクラブを圧倒しています。ロンドンを詳細に分けずに売上のボリュームを見ればアーセナルなのかもしれませんが、比率・密度では、実はニューカッスルが地域密着No.1なのかもしれません。いつ観ても熱いですから。セント・ジェームズ・パーク。
【プレミアリーグ・ユニフォーム売上TOP8と最多購入エリア】
アーセナル ⇒ロンドン61.5%
トッテナム ⇒ロンドン56.6%
チェルシー ⇒ロンドン56.3%
ニューカッスル ⇒ロンドン32.5%(ニューカッスル=21.0%)
アストン・ヴィラ ⇒ダブリン24.5%(バーミンガム=15.8%)
マンチェスター・ユナイテッド⇒ロンドン44.7%(マンチェスター10.3%)
リヴァプール ⇒ロンドン50.0%(リバプール=6.4%)
マンチェスター・シティ ⇒ロンドン28.0%(マンチェスター4.7%)
ところで、アストン・ヴィラの「ダブリン24.5%」というのはどういうことなのでしょう。監督のポール・ランバートはスコットランド人。アイルランド人選手で今季プレミアリーグに出場しているのは、クラークとグリーリッシュという地味なメンバーです。ひと頃は、ヴィラ・ストア売上の70%がベンテケだった、などという話もあったこのクラブで、ダブリン比率がこれだけ高いのは不気味です。まさか、11月までアイルランド代表とアストン・ヴィラの助監督を掛け持ちしていたロイ・キーン効果⁉だとしたら、恐るべし。その昔、スン・チー・ハイという中国人選手がマンチェスター・シティにいた頃、マンチェスター市内の中華料理屋に赤いユニフォームを着て入ると微妙な空気が流れるのを体験したので、シンボリックな存在によって一時的にファンが動く感覚はわかりますが、それにしても…。ユニフォームの話も、掘っていくといろいろおもしろそうなので、関連するニュースがあれば続編をやってみたいと思います。乞うご期待。
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更新ご苦労様です。
面白い内容です。ユニフォームはクラブの大事な収入源ですから売れ行きは気になります。
リサーチしている会社がスポーツダイレクトで、お抱えのチームの売れ行きが、、、、と言うのも面白いですね。
Mackiさん>
ありがとうございます!やはり、ア―セナルはアレクシス・サンチェス効果が大きいのではないかと思います。