イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ついに年間100億円超え⁉「ユニフォームの胸スポンサー」高額契約ランキング

ここでもプレミアリーグ勢が上位を席巻!サッカーメディア「iNettet」が、欧州のサッカークラブにおける胸スポンサーの年間契約料を調査。TOP10をランキングの形で発表しました。10クラブのうち6クラブまでがプレミアリーグ勢となっており、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、アーセナルがTOP3独占です。

1位のマンチェスター・ユナイテッドは、2014-15シーズンから7年間にわたってシボレーと契約。シャープ、Vodafone、AIG、AONに続くクラブ史上5番めのスポンサーは、AONの倍以上の契約料を支払い、名門クラブの胸におさまりました。マンチェスター・ユナイテッドは、ファン・ハール監督就任後の7月23日に「シボレー・カップ」でロザンゼルス・ギャラクシーと親善試合を行い、新ユニフォームをピッチで初めて披露。新しい監督、スポンサーとも華々しいスタートではあったものの、ワールドカップ直後の夏の無理がたたって負傷者だらけのプレミアリーグ開幕となってしまいました。強さと収益を両立させるのは、なかなか大変です。

長年「SAMSUNG」のロゴを纏っていた2位のチェルシーは、2015-16シーズンより10年ぶりにスポンサーを変更。スマホ事業の急激な売上ダウンなど、収益が厳しくなってスポンサーから撤退したサムソンの後釜となる横浜ゴムとの高額契約締結に成功しました。ユニフォームのロゴ掲出だけでなく、スタジアム内広告やチェルシーの選手のCM利用なども込みとなった包括契約は70億円以上。多額の投資となるものの、横浜ゴムは、ブリヂストン、グッドイヤー、ミシュランなど競合関係が厳しいタイヤ業界の市場獲得戦略に有効と判断したようです。来季からアザールの胸に「YOKOHAMA」と入るとなると、どうもこそばゆい感じがします。慣れれば、何てことはないのでしょうが…。

3位はおなじみエミレーツのアーセナル。4位にプレミアリーグ勢以外でTOPとなるカタール航空のバルセロナが入り、5位バイエルン、6位と7位にレアル・マドリードとパリ・サンジェルマンというエミレーツ組が入ります。注目は、8位のマンチェスター・シティでしょう。先週末、「デイリー・ミラー」が報じたところによると、彼らはエティハド航空との契約を、現状から100億円以上も高額となる8000万ポンド(145億円)で締結しようとしているとのこと。こちらは、スタジアムネーミングライツも含まれた包括契約のお値段で、ユニフォームだけではないようですが、同じネーミングライツを含むアーセナルとエミレーツの契約と比べるとずいぶん高額です。

アーセナルが2012年の秋に更新した契約は5年間で1億5000万ポンドで、エミレーツの胸スポンサーは2018-19シーズンまで、エミレーツのネーミングライツは2028年までが含まれています。単年で8000万ポンドは、アーセナルの2.7倍。チェルシーと契約した横浜ゴムが、70億強という金額について「合うと判断した」という表現で語っていたので、その倍額となると費用対効果の納得感は怪しいですね。これが実現したとき、エティハドを目盛りとして全体の高騰化が進むのか、それともあくまでも「特別な契約」と見做されるのか。ここから先はそうは上がらないとみますが、もし100億、150億のスポンサーフィーが当たり前になるのであれば、プレミアリーグファンとしては、ぜひチケット代を安くしていただければと思います。この話になると、どうしても目線はノースロンドンの赤いクラブに向いてしまいますが…。

■ユニフォームの胸スポンサー料ランキング
1位/マンチェスター・ユナイテッド(シボレー)
 ⇒5300万ポンド(約96億円)
2位/チェルシー(横浜ゴム)
 ⇒4000万ポンド(約72億円)
3位/アーセナル(エミレーツ航空)
 ⇒3000万ポンド(約54億円)
4位/バルセロナ(カタール航空)
 ⇒2700万ポンド(約49億円)
5位/バイエルン・ミュンヘン(ドイツ・テレコム)
 ⇒2500万ポンド(約45億円)
6位/レアル・マドリード(エミレーツ航空)
 ⇒2400万ポンド(約43億円)
7位/パリ・サンジェルマン(エミレーツ航空)
 ⇒2100万ポンド(約38億円)
8位/マンチェスター・シティ(エティハド航空)
 ⇒2000万ポンド(約36億円)
9位/リヴァプール(スタンダード・チャータード銀行)
 ⇒2000万ポンド(約36億円)
10位/トッテナム(AIAグループ)
 ⇒1600万ポンド(約29億円)
※クラブ名の後のカッコ内はスポンサー

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