上位3人は納得、4位に絶句…プレミアリーグのユニフォーム売上ランキングをチェック!
びっくりしたのは、4位に入った選手です。マンチェスター・ユナイテッドの守護神、ダヴィド・デ・ヘア。アザール、アグエロ、ジェラードといった他クラブの看板選手を「赤くないGKユニフォーム」が上回っているという状況に、今季数えきれないほどのビッグセーブでクラブを救ったエースGKへのリスペクトがどれほど凄いのかが見て取れます。私は学生時代GKで、ブライアン・ロブソンやノーマン・ホワイトサイド(1984-85シーズン、FAカップファイナルのリヴァプール戦での決勝ゴールは一生忘れません)の頃からのマンチェスター・ユナイテッドサポーターですが、オールド・トラフォードのメガストアに行けば、やはり手が伸びるのはGKではなく栄光の歴史に彩られた赤。現地で購入したのはルート・ファン・ニステルローイや香川真司ですが、さらに買ったとしてもギグス、ルーニー、クリスティアーノ・ロナウド、スコールズまででしょう。
今の顔ぶれでいえば、ディ・マリア、エレーラ、ロホですかね。やはりGKには…いや、今季ならデ・ヘアを買うかもしれない…なるほど。胸に手を当てて想像してみたらわかりました。つまりは今季のデ・ヘアは、普段なら手を出さない人間の心が動くぐらい、スペシャルなわけです。それにしても、新キャプテンのルーニーより上というのは凄いですね。
「スポーツダイレクト」発表・ユニフォームが売れている選手ランキング
★1位/ディ・マリア(マンチェスター・ユナイテッド)
売上比率⇒9.59パーセント
★2位/アレクシス・サンチェス(アーセナル)
売上比率⇒3.80パーセント
★3位/ジエゴ・コスタ(チェルシー)
売上比率⇒2.27パーセント
★4位/デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド)
売上比率⇒2.16パーセント
★5位/アザール(チェルシー)
売上比率⇒2.10パーセント
★6位/ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)
売上比率⇒2.09パーセント
★7位/ファルカオ(マンチェスター・ユナイテッド)
売上比率⇒1.99パーセント
★8位/ジェラード(リヴァプール)
売上比率⇒1.76パーセント
★9位/アグエロ(マンチェスター・シティ)
売上比率⇒1.46パーセント
★10位/ファン・ペルシ(マンチェスター・ユナイテッド)
売上比率⇒1.20パーセント
ちなみに、昨年9月、つまりプレミアリーグ開幕1ヵ月というタイミングで、オンラインショップ『Kitbag』が発表していたユニフォーム売上では、1位はファルカオでした。以下、2位ディ・マリア、3位アレクシス・サンチェス、4位がバロテッリで、この4人だけで全体の83%を占めていたそうです。この売上をイギリス国内に限定すると、1位と2位がひっくり返ってディ・マリアがトップ。チェルシーで最も人気だったのはセスク・ファブレガス、マンチェスター・シティはアグエロ、リヴァプールはスティーヴン・ジェラードでした。ネット通販とリアルショップという、性格の違う発信元のデータなので単純比較するのは危険ではあるものの、現在プレミアリーグ得点王のジエゴ・コスタやデ・ヘア、アザールは、今季の活躍がサポーターの心を捉えて後から伸びてきたのかもしれません。逆にいえば、バロテッリとファルカオは残念です。2人足してもバーンリーFWダニー・イングスよりもゴールが少ないという現状では、ユニフォームの売れ行きが止まるのも仕方ありません。
ユニフォームといえば思い出すのは、オールド・トラフォードのメガストアでスールシャールを買おうとしたときのこと。ノルウェー語と英語は文法的には近いはずなのですが、英語にはない文字を使ったSolskjærはそもそも聞き取りにくいのか、私の能力不足か、これがなかなか伝わらず。英語風に「ソルスキアル」「ソルスキアー」と言い直してもきょとんとされ、汗だくになったことがありました。オフィシャルショップで買った新しいユニフォームに身を包み、スタジアムのゲートをくぐって緑のピッチが目に飛び込んできた瞬間が、プレミアリーグ観戦で最高にテンションが上がるとき。マンチェスター・ユナイテッドのメガストアのデカさは魔物で、あそこをうろうろしているだけでメーターはどんどん上がり、ふと気がつくと、2万円~3万円は軽くなくなっているのです。
今いけば、やっぱりデ・ヘア、いっちゃうでしょうね。グーナーはコクラン、レッズならヘンダーソン、チェルシーはマティッチ、マン・シティはミルナーあたりでしょうか。メガストアで衝動買いしてしまいそうなユニフォーム候補。いかがでしょう。
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