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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ロンドンダービーを制してTOP4進出!好調ウェストハムを支える2人のキーマンに注目!

プレミアリーグ5節のマンチェスター・ユナイテッド戦で、追加タイムのPKをノーブルが決められずに敗れてから、ウェストハムが調子を上げています。公式戦6勝1敗、プレミアリーグ3勝1敗。唯一の敗戦は、やっかいなブレントフォードですが、追加タイム4分にセットピースからやられた接戦でした。

直近の7試合で3失点しか喫しておらず、3連勝スタートのヨーロッパリーグは未だ無失点。プレミアリーグ9節のトッテナムとのロンドンダービーも、72分にCKを押し込んだマイケル・アントニオの1発を守り切り、5勝2分2敗でTOP4にジャンプアップしました。クルト・ズマがフィットし始めた最終ラインは安定感を増しており、2センターのソーチェクとデクラン・ライスは後方の負担を減らしています。

昨季プレミアリーグで16試合9ゴール5アシスト。出色のスタッツを残したリンガードの離脱は激痛と思われたのですが、彼が加わった2月以降の1試合あたりのゴール数は1.82で、今季の9試合は1.88と得点力は落ちていません。快走の最大の立役者は、トップに張っているマイケル・アントニオ。プレミアリーグ8戦6発3アシストのストライカーは、チャンスメーカーとしても素晴らしいパフォーマンスを見せています。

シュート33本とオンターゲット13本は、いずれもサラーに次ぐ2位。ビッグチャンスクリエイト4回は9位で、キーパス20本も7位です。彼の後ろにいる3人も絶好調。ボーウェンは右サイドで突破力を見せつけ、ベンラーマは3ゴール2アシスト。8月に2ゴールをゲットしたフォルナルスも、不動のレギュラーです。

もうひとり、キーマンを挙げるとすれば、中盤を仕切るデクラン・ライスです。プレミアリーグ9試合2アシストのセントラルMFは、リーグ4位のパス成功率92.5%を記録しています。上位3人は、手数が多いマン・シティのラポルテ、ルベン・ディアス、ロドリで、ビッグ6のワールドクラスを差し置いての高率は簡単に出せる数字ではありません。

昨季プレミアリーグで31節まで4位だったチームは、TOP4フィニッシュという快挙を成し遂げることができるでしょうか。懸念があるとすれば、モイーズ監督がガチガチのレギュラー固定で戦っていることです。ファビアンスキ、クレスウェル、オグボンナ、フォルナルス、ソーチェク、デクラン・ライス、ボーウェン、ベンラーマと全試合先発が8人。マイケル・アントニオとツォウファルは、スタメンから外れたのは1試合のみです。

グループステージ突破が確実となっているヨーロッパリーグは、全力で勝ちにいくでしょう。ノックアウトラウンドが始まる2月までに、ランシーニ、ヴラシッチ、フレデリクス、マスアクらをフィットさせておかないと、過密日程に殺される可能性が高まってしまいます。ハマーズの強化を順調に進めているモイーズ監督は、3勝1分3敗と失速した昨季の悔しさを忘れていないはずです。2年連続でロンドンのNo.2をめざす指揮官の手綱さばきに注目したいと思います。


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