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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ノリッジは補強ゼロ…ちょっと気が早いプレミアリーグの降格クラブ予想!

プレミアリーグ2021-22シーズンは残り14節となりましたが、コロナウイルスの感染者続出によて延期試合が多発。24試合をフルで戦ったのは、チェルシーのみです。優勝候補はマンチェスター・シティとリヴァプールに絞られた感があるものの、TOP4争いと残留バトルは予測不能の激戦となっています。

本日は、降格する3チームを予想してみましょう。現在の最下位は、1勝9分8敗で12ポイントのバーンリーですが、彼らはプレミアリーグ20クラブで最少の18試合しか実施しておらず、17位との4ポイント差をまくる可能性は充分にあります。20試合を消化して14ポイントの19位ワトフォードや、21試合で15ポイントのニューカッスルのほうが危険度は高そうにみえます。

勝ち点19で16位のエヴァートン、22試合で16しか挙げられていないノリッジも降格候補。18位と7ポイント差のリーズも安心とはいえないものの、今のところは出馬表から消してもいいでしょう。5チームのうち4チームまでが、開幕時の指揮官を解任しています。

エヴァートンは、1月末にフランク・ランパードを招聘。ノリッジはヴィラで解任となったディーン・スミス、ニューカッスルはエディ・ハウ、ワトフォードは今季3人めのロイ・ホジソン。唯一走り続けているのは、バーンリーのショーン・ダイクです。まずは、冬の補強について振り返ってみましょう。ノリッジは腹をくくったのか、新戦力はゼロです。

最も早く動いたのは、ワトフォードでした。マーケット開幕から最初の1週間で、ニースのDFハサン・カマラ、ウディネーゼでプレイしていたブラジル人DFサミル、KASオイペンのMFエド・カイエンベを獲得しています。イスマイラ・サール、エマヌエル・デニス、ジョシュア・キングと前線に決められる選手を揃えたチームは、守備の改善によって降格を免れようとしています

最も多額の投資を敢行したのは、ニューカッスルです。中盤センターを担うブルーノ・ギマランイス、前線でポスト役をこなせるクリス・ウッド、クロス職人トリッピアー、最終ラインの真ん中を締めるダン・バーン。満遍なく補強ができたように見えますが、トップスコアラーのカラム・ウィルソンが4月まで長期離脱となったチームは、リンガードのような得点力があるアタッカーがもうひとり必要だったのではないでしょうか。

ニューカッスルに次いでプレミアリーグ2位の大型補強に打って出たエヴァートンのほうが、より的確な人選だったのではないでしょうか。中盤にデル・アリとファン・デ・ベーク、ディーニュの後釜にマイコレンコ、将来投資でネイサン・パターソン。ビッグクラブでくすぶっていた2人のプレーメイカーがトップフォームを取り戻せば、早々に残留バトルから脱出できるでしょう。

クリス・ウッドをニューカッスルに持っていかれたバーンリーは、昨季ブンデスリーガで20発のヴァウト・ヴェフホルストで穴を埋めるのみ。変化を志向したライバルたちに対して、継続性が重要と諭しているかのようです。プレミアリーグ開幕からの5試合を1分4敗と最悪のスタートを切った彼らは、10月以降は1勝7分4敗と粘り強く戦っており、ライバルとの直接対決で簡単には負けないのではないかと思われます。

私の予想は、最多失点のノリッジとサン・マクシマン頼みのニューカッスルがアウト。残るひとつの椅子は、ホジソンといえども守備の改善が難しそうなワトフォードです。ボトム10で最少の27失点のバーンリーは、残り試合の多さを活かして浮上できるのではないでしょうか。プレミアリーグの再開は、いよいよ今週末。17節の延期試合、バーンリーVSワトフォードに注目しましょう。


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