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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

対戦相手が厳しすぎるマン・ユナイテッド…プレミアリーグのTOP4争い、3月の展望。

プレミアリーグ2021-22シーズンも、いよいよ佳境です。3位のチェルシーは50ポイント、8位のウルヴスは40ポイント。その間に、マンチェスター・ユナイテッド、ウェストハム、アーセナル、トッテナムが詰まっており、6チームのうち2チームがCL出場権を獲得するという展開です。

最も有利なのは最上位のチェルシー。次いで可能性が高いのは、最も消化試合が少ないアーセナルでしょう。47ポイントのマンチェスター・ユナイテッドと、45ポイントのウェストハムが27試合を消化しているのに対して、アーセナルは24試合で既に45ポイントに到達しています。

6チームのバトルは、3月が終わる頃に決着がついているかもしれません。脱落候補はマンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、ウェストハム。最もやばいのは、マン・シティ、トッテナム、アトレティコ・マドリード、リヴァプールと厳しすぎる相手が続くラングニックのチームです。

プレミアリーグの後半戦は無敗とはいえ、ヴィラ、バーンリー、セインツ、ワトフォードに引き分けたチームが、TOP2を含む3試合を無傷で終えられるとは思えません。ヴァランを加えて強化したはずの最終ラインは未だ不安定で、グリーンウッドがいなくなったサイドはラシュフォードの調子が上がらず。クリスティアーノ・ロナウドとブルーノ・フェルナンデスは決定機におけるミスが目立ち、ドローが増える原因となっています。

直近の6試合を2勝4敗と不振のスパーズは、エヴァートン、マンチェスター・ユナイテッド、ブライトン、ウェストハム。ミドルズブラとのFAカップ5回戦も落としたチームは、ライバルとのシックスポインターを2つも抱えています。後半戦7試合のうち、3試合がノーゴールで失点は12。ハリー・ケイン依存度が高いアタックと、横からのボールに弱い守備を改善できなければ、目標をヨーロッパリーグに切り替えざるをえなくなります。

アーセナルより3試合消化が多いハマーズも、リヴァプール、アストン・ヴィラ、トッテナムという難しい季節が待っています。アーセナルもレッズ戦を抱えているのですが、他の3試合はワトフォード、レスター、アストン・ヴィラ。2月を全勝で駆け抜けたアルテタ監督のチームは、CLもELもFAカップも気にすることなく、プレミアリーグに集中することができます。

後半戦に入ってから2勝3分1敗と、ペースダウンしているチェルシーですが、バーンリー、ニューカッスル、ノリッジという降格候補3連戦で大崩れはないでしょう。ブルーズとガナーズが3月に3勝すれば、CL出場権争いはEL出場権争いと看板を変えてリスタートとなるのではないでしょうか。

今週末は、さっそくマンチェスターダービー。ワトフォード戦をスコアレスドローで終えたチームにとって、王者とのアウェイゲームは巻き返しの第一歩か、あるいは終わりの始まりか。直前のゲームでアーセナルがワトフォードに勝ったら、キックオフを迎える前に涙目です。勝てる試合を落とし続けたツケが今…。


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