2023.02.15 チームの話題(全体・他クラブ)
注目ポイントはアルテタの左サイド…アーセナルVSマンチェスター・シティ、決戦直前プレビュー!
プレミアリーグ2022-23シーズンの最注目カードのキックオフまで、18時間を切りました。エミレーツで開催されるアーセナルVSマンチェスター・シティ。順位テーブルを見ると、1試合消化が少ないアーセナルが3ポイントリードとなっており、アウェイのマン・シティが勝てば、暫定ながら2節以来の首位に返り咲きます。
ガナーズがマン・シティに最後に勝ったのは、2020年7月。オーバメヤンの連発で2-0としたFAカップセミファイナルです。2020-21シーズンのプレミアリーグは、ホームもアウェイも1-0。カラバオカップの準々決勝は、ホームで1-4の完敗でした。昨季はエティハドで5-0。ニューイヤーズデーのエミレーツでは、ガブリエウがレッドカードを喰らい、1-2の逆転負けを喫しています。
今季のFAカップ4回戦は1-0で、公式戦6連敗。エミレーツで最後に勝ったのは、アーセン・ヴェンゲルが指揮を執っていた2015年12月です。レスター優勝、ガナーズ2位…もはや歴史の1ページですね。データを見ると、敵地で無敗のペップが圧倒的に有利に見えますが、アルテタ監督はどんな戦い方で決戦に臨むのでしょうか。
天王山の注目ポイントをいくつか挙げてみましょう。「ペップのフォーメーション」「ハーランド」「アーセナルの左サイド」「デブライネVSウーデゴーア」「冨安」。アストン・ヴィラ戦を3-2-4-1という前輪駆動で制したペップは、ドリブル成功数ランキングでリーグ2位に並ぶサカ&マルティネッリに対して、同じ戦い方を選ぶのでしょうか。
前節の布陣は、直近の公式戦6試合で3勝3敗と振るわなかったチームを活性化するための策でしょう。プレミアリーグ首位との一戦は、カイル・ウォーカーあるいはリコ・ルイスとナタン・アケをウインガーの前に配するのではないかと思われます。サカから自由を奪うなら、インサイドにギュンドアン。ロドリの右には、SBの中盤サポートを逆手に取れるデブライネが入るはずです。
一方のアルテタ監督は、エンジンが摩耗しているマルティネッリを頭から起用するでしょうか。トロサールは既にフィットしており、ブレントフォード戦で初ゴールを決めています。テン・ハフやトゥヘルなら、コンディションがいいほうが先発というチョイスもありそうですが、ガナーズの指揮官は、「ここぞというときは、いつもの11人」という信念を変えないでしょう。
さて、次なる問題はハーランドです。ヴィラ戦で足を痛めて、ハーフタイムでやめたストライカーは、トレーニングに戻ったと伝えられています。テーマになるのは、彼が出るか出ないかではなく、ベストの状態で出られるのか。もっといえば、「ハーランドVSサリバ&ガブリエウは、どちらが勝つのか」です。
彼がノーゴールの公式戦11試合は4勝1分6敗。決めたゲームは無敗で、ドローが3つあるだけです。彼を抑えるためには、ラストパスの出どころをカットしなければなりません。ハーランドのゴールのルートを見ると、デブライネが5アシストで、マフレズが3アシスト。最優先は、「ジャカとジンチェンコのサイドの守備」です。
今季プレミアリーグで21試合3ゴール11アシストのデブライネは、チャンスクリエイト69回とスルーパス20本もリーグTOPです。20試合8ゴール5アシストのウーデゴーアは、チャンスクリエイト43回が7位、スルーパス17本は2位。ラストパスや決定機創出においては、ベルギー代表のパフォーマンスが上回っています。
守備を重視するなら、左サイドに冨安健洋を抜擢してマフレズを抑え、トーマスの相棒はジンチェンコ、ウイングにトロサールという総入れ替え作戦も効果的なのではないかと思います。現在、アーセナルが停滞している理由のひとつは、マルティネッリとジャカの調子が以前より落ちていることではないでしょうか。
フレッシュなメンバーを入れて、左の守備力を向上させれば、ハーランドVSサリバ&ガブリエウで勝利する可能性が高まります。とはいえ、アルテタ監督は、やらないでしょうね…。どんなメンバーで戦うとしても、デブライネのプレイとサカ&ウーデゴーアのエリアの攻防は、勝負を分ける大きなポイントになるはずです。
以上、アーセナルVSマン・シティのプレビューでした。結果はどうあれ、2試合とも勝ったほうが3発決めたアーセナルVSマン・ユナイテッドのような、エキサイティングな展開を期待しています。
ガナーズがマン・シティに最後に勝ったのは、2020年7月。オーバメヤンの連発で2-0としたFAカップセミファイナルです。2020-21シーズンのプレミアリーグは、ホームもアウェイも1-0。カラバオカップの準々決勝は、ホームで1-4の完敗でした。昨季はエティハドで5-0。ニューイヤーズデーのエミレーツでは、ガブリエウがレッドカードを喰らい、1-2の逆転負けを喫しています。
今季のFAカップ4回戦は1-0で、公式戦6連敗。エミレーツで最後に勝ったのは、アーセン・ヴェンゲルが指揮を執っていた2015年12月です。レスター優勝、ガナーズ2位…もはや歴史の1ページですね。データを見ると、敵地で無敗のペップが圧倒的に有利に見えますが、アルテタ監督はどんな戦い方で決戦に臨むのでしょうか。
天王山の注目ポイントをいくつか挙げてみましょう。「ペップのフォーメーション」「ハーランド」「アーセナルの左サイド」「デブライネVSウーデゴーア」「冨安」。アストン・ヴィラ戦を3-2-4-1という前輪駆動で制したペップは、ドリブル成功数ランキングでリーグ2位に並ぶサカ&マルティネッリに対して、同じ戦い方を選ぶのでしょうか。
前節の布陣は、直近の公式戦6試合で3勝3敗と振るわなかったチームを活性化するための策でしょう。プレミアリーグ首位との一戦は、カイル・ウォーカーあるいはリコ・ルイスとナタン・アケをウインガーの前に配するのではないかと思われます。サカから自由を奪うなら、インサイドにギュンドアン。ロドリの右には、SBの中盤サポートを逆手に取れるデブライネが入るはずです。
一方のアルテタ監督は、エンジンが摩耗しているマルティネッリを頭から起用するでしょうか。トロサールは既にフィットしており、ブレントフォード戦で初ゴールを決めています。テン・ハフやトゥヘルなら、コンディションがいいほうが先発というチョイスもありそうですが、ガナーズの指揮官は、「ここぞというときは、いつもの11人」という信念を変えないでしょう。
さて、次なる問題はハーランドです。ヴィラ戦で足を痛めて、ハーフタイムでやめたストライカーは、トレーニングに戻ったと伝えられています。テーマになるのは、彼が出るか出ないかではなく、ベストの状態で出られるのか。もっといえば、「ハーランドVSサリバ&ガブリエウは、どちらが勝つのか」です。
彼がノーゴールの公式戦11試合は4勝1分6敗。決めたゲームは無敗で、ドローが3つあるだけです。彼を抑えるためには、ラストパスの出どころをカットしなければなりません。ハーランドのゴールのルートを見ると、デブライネが5アシストで、マフレズが3アシスト。最優先は、「ジャカとジンチェンコのサイドの守備」です。
今季プレミアリーグで21試合3ゴール11アシストのデブライネは、チャンスクリエイト69回とスルーパス20本もリーグTOPです。20試合8ゴール5アシストのウーデゴーアは、チャンスクリエイト43回が7位、スルーパス17本は2位。ラストパスや決定機創出においては、ベルギー代表のパフォーマンスが上回っています。
守備を重視するなら、左サイドに冨安健洋を抜擢してマフレズを抑え、トーマスの相棒はジンチェンコ、ウイングにトロサールという総入れ替え作戦も効果的なのではないかと思います。現在、アーセナルが停滞している理由のひとつは、マルティネッリとジャカの調子が以前より落ちていることではないでしょうか。
フレッシュなメンバーを入れて、左の守備力を向上させれば、ハーランドVSサリバ&ガブリエウで勝利する可能性が高まります。とはいえ、アルテタ監督は、やらないでしょうね…。どんなメンバーで戦うとしても、デブライネのプレイとサカ&ウーデゴーアのエリアの攻防は、勝負を分ける大きなポイントになるはずです。
以上、アーセナルVSマン・シティのプレビューでした。結果はどうあれ、2試合とも勝ったほうが3発決めたアーセナルVSマン・ユナイテッドのような、エキサイティングな展開を期待しています。
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