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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグ最終盤!優勝&CL出場権争いを占う(1)難敵だらけの首位レスター

残りのプレミアリーグ7試合を5勝2分で優勝決定、4勝2分1敗なら2位確定。3勝1分3敗と、今までの31試合と同じ数だけ負けたとしても、チャンピオンズリーグでストレートインとなる3位が確定するレスター。彼らが来秋、グループステージで欧州のクラブと戦うことになるのは間違いなさそうです。問題は、優勝できるかどうか。残り7試合の顔ぶれをみると、なかなかの難敵を残しています。34節は、チャンピオンズリーグ出場権を争うウェストハム。本拠地キングパワーで戦えるとはいえ、相手は今季のアウェイ戦を6勝6分4敗。プレミアリーグ開幕戦のアーセナルを皮切りに、リヴァプール、マンチェスター・シティ、エヴァートンを敵地で喰っているチームです。この試合を何とか乗り越えても、残り3試合がマンチェスター・ユナイテッド、エヴァートン、チェルシー。前半の4試合を3勝1敗、ラスト3つを1勝1分1敗で抑え、同様に厳しいゲームを残しているトッテナムが勝ち点を落としてくれれば、夏に優勝オッズを5000~6000倍としたブックメーカーを大混乱に陥れることができるという算段です。

レスターを追う2位のトッテナムもまた、大変な日程です。インターナショナルマッチウィーク明けには、アンフィールドでリヴァプール。翌週は、マンチェスターダービーに勝って4位以内が見えてきたマンチェスター・ユナイテッド、さらにブリタニアでストークです。逆にいえば、ここを3連勝すれば、優勝は彼らのものになるのではないでしょうか。ヨーロッパリーグで完敗したドルトムントとの2試合で15分しか出ていないエースのハリー・ケインが元気で、プレミアリーグの最近3試合で5ゴール。得点王争いのトップに立っており、最後まで暴れてくれそうです。レスターは勝負強く、今季プレミアリーグTOPとなる1点差勝利13試合で、最近3試合をすべて1-0でしのいでいますが、見方を変えれば得点力に陰りがみえているともいえます。優勝争いは、まだまだわかりません。

【プレミアリーグ1位/レスター 19勝9分3敗】
32節/サウサンプトン(H)
33節/サンダーランド(A)
34節/ウェストハム(H)
35節/スウォンジー(H)
36節/マンチェスター・ユナイテッド(A)
37節/エヴァートン(H)
38節/チェルシー(A)

【プレミアリーグ2位/トッテナム 17勝10分4敗】
32節/リヴァプール(A)
33節/マンチェスター・ユナイテッド(H)
34節/ストーク(A)
35節/WBA(H)
36節/チェルシー(A)
37節/サウサンプトン(H)
38節/ニューカッスル(A)

【プレミアリーグ3位/アーセナル 16勝7分7敗】
32節/ワトフォード(H)
33節/ウェストハム(A)
34節/クリスタル・パレス(H)
30節/WBA(H)
35節/サンダーランド(A)
36節/ノリッジ(H)
37節/マンチェスター・シティ(A)
38節/アストン・ヴィラ(H)

実質勝ち点差8と離され、3位にいるアーセナルは、すべて勝ちにいったうえで上がコケるかどうかです。アーセナルは対戦相手に16位以下が4つもあり、アウェイゲームをうまく戦えれば全勝や1敗もない話ではありません。アップトンパークのウェストハム戦で勝利し、ラスト3戦となったときにライバルのスパーズを上回り、レスターと5差以内につけられれば、ヴェンゲル監督の12年ぶりの歓喜に届くかもしれません。2強の対戦相手が厳しく、3位は少しラクという状況もまた、うまくできています。優勝争いのカギを握るのは、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグの出場権を争うマンチェスター勢、ウェストハム、チェルシーらですね。彼らから勝ち点をより多く奪ったチームが頂点に立つでしょう。次稿の「プレミアリーグ最終盤!優勝&CL出場権争いを占う(2)大混戦のCL出場権争奪バトル」では、4位争いにスポットを当ててみたいと思います。

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“プレミアリーグ最終盤!優勝&CL出場権争いを占う(1)難敵だらけの首位レスター” への3件のフィードバック

  1. だしまる より:

    更新お疲れ様です。このスケジュールを見るとリーグはまだ終わっていませんね。残り5~6戦からの大逆転劇は、過去にもざらにあります。劇的な追い込みか逃げ切りか、最後の直線こそ底力と積み上げてきた自信がモノを言うことでしょう。サポーターの力も大きいはず。

    稀に見る混戦シーズン。一喜一憂しながらも最後までサポートしながら楽しみます。

  2. ヤンガナ大好き より:

    更新お疲れ様です。
    いよいよリーグも佳境に入って来ましたね。
    おっしゃる通りスパーズの次の2試合と、レスターのハマーズ戦がポイントになりそうなので、ここまでの3試合が終わった時点で勝ち点差が3差以内に縮まっていれば、スパーズにもチャンスがありそうですね!
    優勝争いの経験がないレスターやスパーズがプレッシャーの中、普段通りのプレーが出来るかも注目したいと思います。
    何にせよ、最終節までもつれるような熱いレースを期待したいですね!

    —–
    チェルシーの独走だった先シーズンと異なり、今シーズンは最後まで楽しめそうですね!マコトさんのコメントに加えさせてもらえるなら、上位2チームが対戦残しているセインツ戦も鍵を握っていると思います。

    前節レッズ戦も前半完全な負け試合をひっくり返したクーマンの強かさ、さらにここに来てまた調子に乗りつつあるマネの爆発力は脅威です。セインツ、残り試合が少ないとはいえ、全勝フィニッシュでのヨーロッパリーグ、諦めていないはずです。

    3位ガナーズは全勝して後は他力本願です。不安なのは今季、苦手のホームが多い点ですが、ハマーズとのダービーが天王山かと。優勝経験豊富なチェフが帰ってきてゴールマウスを閉めて、後はエジルのタクト、マッハベジェリンのクロスでの得点を願いつつ、戦国プレミアを楽しみたいと思います!

  3. あすえこと より:

    ユナイテッドとチェルシーが試合毎に波ありすぎるので、本当に今季はわからないですね。

    とはいえここ数試合、レスターの得点力に陰りが見えているのは間違いないと思います。マフレズや岡崎のスーパーゴールと相手チームの状態に救われてる感が否めません。
    その意味では先日番狂わせを起こしたばかりのセインツ、残留争いで必死なサンダーランド、目下最強の勢いを見せているハムとの三試合が案外鍵になる気がします。
    ここを無傷で乗り切られたら、もうスパーズにはノーチャンスでしょう。
    スパーズもアンフィールド、ブリタニア、スタンフォードブリッジ、セントジェームズパークと鬼門揃いですから。
    ちなみに、スパーズはセントジェームズパークでは確実に星を落とします。笑

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