プレミアリーグ最終盤!優勝&CL出場権争いを占う(2)大混戦のCL出場権争奪バトル
コンパニ、オタメンディ、スターリング、ジョー・ハートと2試合で4人の負傷者を出したマンチェスター・シティは、5勝5分4敗と苦手にしているアウェイ戦の相手が不気味です。ボーンマス、チェルシー、ニューカッスル、セインツ。ホームとはいえアーセナルとの「シックスポインター」も残しており、これらの試合でつまずくとウェストハムやマンチェスター・ユナイテッドに上をいかれるでしょう。オタメンディはすぐに復帰できそうですが、コンパニは今季中に戻ってこないかもしれません。ペジェグリーニ監督は厳しい戦いを強いられそうですが、ルーニー、フィル・ジョーンズ、ルーク・ショー、アシュリー・ヤング、エレーラと、同様に負傷者が多いマンチェスター・ユナイテッドも決して有利とはいえません。
ファン・ハール監督のチームもまた、アウェイで6勝4分6敗と内弁慶なのですが、残る敵地の難敵はトッテナムとウェストハム。オールド・トラフォードではありながら、エヴァートン、レスターとも戦わないといけません。対戦相手をみる限りでは、マンチェスター・シティのほうが若干恵まれているようにみえますが、彼らにはパリ・サンジェルマンとの激戦が控えています。チャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグ直後のアウェイ2連戦、チェルシーとニューカッスルが勝負どころとなりそうです。ペジェグリーニ監督は、CLで主力を温存するという思い切った手を打つでしょうか。次期監督にしっかりバトンタッチするのか、初めてベスト8に進出したチャンピオンズリーグで目いっぱい勝負をするのか。4月末には、マンチェスター勢の明暗も見えてくるでしょう。マンチェスター・ユナイテッドは強いんだか弱いんだかわからず、予想好きの私も今回ばかりは手が出せません。
さて、このあたりでいよいよ、4位以内フィニッシュの大本命にご登場いただきましょう。スラヴェン・ビリッチ監督のウェストハムです。年明け以降のプレミアリーグではホーム無敗、最近5試合を3勝2分と好調のハマーズは、残り8試合のうちアウェイを3つしか残しておらず、レスターを除けばWBA、ストークと戦えそうな相手のみ。開幕戦で叩いたアーセナル、直接対決となるマンチェスター・ユナイテッドとはいずれもホームです。突出したストライカーこそいないものの、パイェ、マイケル・アントニオ、ランジーニ、キャロル、サコと得点に絡める選手が多いハマーズに、大崩れはなさそうです。ジェンキンソン以外に長引きそうな負傷者がいないクラブが、レスターともどもプレミアリーグファンを驚かせる可能性は、結構高いのではないでしょうか。
プレミアリーグで前半を2-0でリードした試合は115戦112勝3分(!)だったリヴァプールは、初めてセインツに大逆転を喰らい、一歩後退してしまいました。彼らについては、次戦のトッテナム戦で勝つまではノーコメント。勝ち点差4以上のチームが上に3つもある状況となれば、「こちらが全勝で3つがすべて落ちてくる」というムシのいい話はさすがに期待できません。セインツとストークは31試合消化と残り試合が少ないうえに、上位との対戦が4つずつあり、ヨーロッパリーグ出場権の6位~7位が現実的な目標となります。4位争いは、3位のアーセナルから6位のマンチェスター・ユナイテッドまでのバトル、消化試合が少ない「隠れ7位」のレッズが首の皮1枚といったところでしょうか。過去の実績と底力ならマンチェスター・シティ、調子と残り試合をみればウェストハム、予測不能&出たとこ勝負のマンチェスター・ユナイテッド…。いや、やはり予想はやめておきましょう。「願望」なら、もちろん。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
リバプールとしては、ヨーロッパ出場が現実的な妥協点かなと思います。むしろ、ヨーロッパ出場せずに来季はしっかりとチーム作りに集中するほうがいいかもしれませんが…
それにしてもCL圏争いは、もう予想がつかないですね笑
—–
万が一シティがEL行きになってもペップはくるんですよね?CL出場権獲得できない場合は契約破棄とかってあるんですかね?
リバサポさん>
いや、ホントに予測不能です。アーセナルは残ると思うのですが…。レッズはELまでですかね。
ガナユさん>
いや、くるんじゃないですか?キャピタルワンカップでEL出場権は確保しているので、5位以下になったら来季のELでは優勝候補ですね。