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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

4位と4ポイント差!ブライトンが欧州初挑戦なら三笘薫、カイセド、マック・アリスターはどうなる?

プレミアリーグの日本人最多となる7ゴールめは、ブレントフォード戦の21分。DFに渡そうとしていたGKステラが三笘薫が縦に走ったのに気づき、低い弾道のロングフィードをラインの裏に入れました。三笘の右足にピタリと合うパーフェクトなアシスト。GKラヤの頭越しに打ったダイレクトのループシュートも、文句なしでした。

好調をキープする三笘は、先ほど終わったボーンマス戦では先制ゴールをアシストしています。左から上がったルイス・ダンクが、オーバーラップしたエステピニャンに縦パスをフィード。ゴールライン際からの折り返しはセネシにカットされますが、こぼれ球をボックス左で拾った三笘が美しいグラウンダーを入れ、エヴァン・ファーガソンがヒールで右隅に流し込みました。

終了間際にエンシソが決め、アウェイのブライトンが0-2で勝利。公式戦トータル28試合10ゴール6アシスト、プレミアリーグで21戦7ゴール5アシストの日本代表は、レアンドロ・トロサールが去ったチームになくてはならない存在です。90分あたりのドリブル成功2.4回は、サン=マクシマン、アダマ・トラオレに次ぐリーグ3位。守備における貢献も高評価です。

とりわけ3月以降はゴールに絡む頻度が高まっており、公式戦6試合3ゴール4アシスト。プレミアリーグで3勝2分、FAカップで準決勝進出を果たした絶好調のチームを支えています。13勝7分7敗で46ポイントのブライトンは、ニューカッスル、トッテナム、マンチェスター・ユナイテッドに4ポイント差に迫っています。

ブルーとホワイトのストライプの躍進によって、マック・アリスター、カイセド、三笘薫の去就が注目されるようになりました。今までのブライトンは、「売ってもいいけど払ってね」というスタンス。昨夏はククレジャ、ムペイ、イヴ・ビスマを気前よく手離して1億ポンドを手に入れ、冬にはトロサールをアーセナルに送り出しています。

今年の夏も、主力を売ったお金で新たな原石を仕入れると思われていたのですが、欧州で戦うとなると話は変わってきそうです。カイセドは3月に、2027年まで契約を延長。ソリー・マーチも、30歳になる2026年までの新契約にサインしています。「フットボールインサイダー」のピート・オルーク記者は、三笘薫にも好条件のオファーがあると伝えています。

「情報筋」という眉唾のニュースソースながら、新契約は5年でサラリーは倍増だそうです。地元メディア「サセックス・ワールド」も、三笘の年俸は激増すると主張しており、クラブ最高額となるルイス・ダンクの416万ポンド(約6億7000万円)を超える可能性があると報じています。

マック・アリスターは10月に契約を更新しており、マンチェスター・シティらビッグクラブは、6000万ポンドを超える移籍金を要求されるといわれています。全員残留なら、欧州初挑戦に向けて盤石の体制。誰かを売っても、高額な移籍金を使ってコストパフォーマンスが高い即戦力を引き入れるのでしょう。

TOP4ならCL、6位以内ならEL、FAカップで勝ってもEL。ブライトンは、どんな成果で最高のシーズンを終えるのでしょうか。ポッターを引き抜かれ、ククレジャ、イヴ・ビスマ、モペイ、トロサールを手離したのに4位となったら、トッド・ベイリーは「クラブをまるごと売ってくれ」と言い出すかもしれません。いやー、素晴らしい。三笘さんには、公式戦15発を期待しています!


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