2023.05.26 チームの話題(全体・他クラブ)
エヴァートン、レスター、リーズのうち2つが降格…プレミアリーグ最終節の残留バトルに注目!
1888年にスタートした世界最古のフットボールリーグにその名を残す古豪エヴァートン、プレミアリーグの創成期に上位の常連だったリーズ・ユナイテッド、2015-16シーズンに伝説となるリーグ制覇を果たしたレスター。プレミアリーグ2022-23シーズンの残留争いは、かつて栄光の時代を味わった3つのクラブのうち、2つが転落する非情のバトルとなりました。
リヴァプール、チェルシー、トッテナムが不振にあえいだ混沌の1年。トップクラスのクラブを凋落させるには、2年もあれば充分ということを証明したシーズンでした。2020-21シーズンの欧州王者だったチェルシーは、1996-97シーズン以来のボトム10が確定。同じシーズンにFAカップを制したレスターは、18位で最終節を迎えています。
ストライカーが決まらなかったブルーズは、リーグ17位の36ゴール。最終ラインが崩壊したレスターは、リーズとセインツに次ぐ67失点を喫しています。ビッグイヤー獲得の立役者トーマス・トゥヘルは9月にチームを離れ、2シーズン連続でTOP4争いに食い込んだブレンダン・ロジャースは、ラスト8試合というタイミングで辞任が発表されました。
ポッターとランパードの苦闘については別な場で語るとして、ロジャースの後を継いだディーン・スミスにフォーカスしましょう。初陣はマン・シティに3-1完敗。激痛だったのは、直接対決となったリーズ&エヴァートンとの連続ドローです。最初の6試合で15失点と守備は立て直せず、ニューカッスル戦のスコアレスドローは、シュート1本という希望なきスタッツとのトレードオフでした。
21試合連続失点をマグパイズ戦で止めたレスターよりも、7つも失点が多いリーズは、2月にジェシー・マーシュの後を継いだハビ・グラシアが誤算でした。1-0で勝ったセインツとの緒戦が唯一のクリーンシート。プレミアリーグ11試合3勝2分6敗では、降格ゾーンからの脱出は望むべくもありません。
5月に急遽招かれたサム・アラダイスは、マン・シティ、ニューカッスル、ウェストハムに1分2敗。最終節の相手はスパーズです。ライアン・メイソンの就任後も1勝1分3敗と絶不調とはいえ、ハリー・ケイン、ソン・フンミン、クルゼフスキ、リシャルリソンが揃う前線を抑えるのは簡単な仕事ではないでしょう。
11月から1分7敗と絶不調に陥ったランパードの後釜となったショーン・ダイクも、エヴァートンを立て直したとはいえません。アーセナルに1-0勝利という最高のスタートを切り、解任ブーストを期待されながらも、4勝6分7敗という微妙な戦績で17位です。
3月のインターナショナルブレイク明けは、1勝4分4敗。ブライトンにアウェイで1-5という嘘みたいな勝利を挙げたのが唯一の輝きで、この9試合はオープンプレーからストライカーが決めたゲームがひとつもありません。リシャルリソンの代役として連れてきたモペイは、プレミアリーグ27試合1ゴール。カルヴァート=ルーウィンの不振も大誤算でした。
エヴァートンは33ポイント、レスターとリーズは31ポイント。最終節の勝ち抜け条件を整理しておきましょう。トフィーズは勝てばOK。ドローか負けでも、下の2チームが勝てなければ問題はありません。レスターの条件はシンプルで、「自らの勝利&エヴァートンがドロー以下」です。
複雑なのはリーズで、「17位も18位も勝たない」が残留の前提条件となります。エヴァートンが負けて、レスターがドロー以下なら勝てば残留。エヴァートンがドロー、レスターがドロー以下の場合は、「得失点差&総得点で上回る3点差以上の勝利」が必要です。
レスターはキングパワーでハマーズ、エヴァートンはグディソンパークでボーンマス。大方の予想は、ショーン・ダイクがミッション達成でしょう。とはいえ、何が起こるのかわからないのがフットボール。2022-23シーズンの最後の日は、同時刻開催となる3つのホームゲームの展開に注目したいと思います。
リヴァプール、チェルシー、トッテナムが不振にあえいだ混沌の1年。トップクラスのクラブを凋落させるには、2年もあれば充分ということを証明したシーズンでした。2020-21シーズンの欧州王者だったチェルシーは、1996-97シーズン以来のボトム10が確定。同じシーズンにFAカップを制したレスターは、18位で最終節を迎えています。
ストライカーが決まらなかったブルーズは、リーグ17位の36ゴール。最終ラインが崩壊したレスターは、リーズとセインツに次ぐ67失点を喫しています。ビッグイヤー獲得の立役者トーマス・トゥヘルは9月にチームを離れ、2シーズン連続でTOP4争いに食い込んだブレンダン・ロジャースは、ラスト8試合というタイミングで辞任が発表されました。
ポッターとランパードの苦闘については別な場で語るとして、ロジャースの後を継いだディーン・スミスにフォーカスしましょう。初陣はマン・シティに3-1完敗。激痛だったのは、直接対決となったリーズ&エヴァートンとの連続ドローです。最初の6試合で15失点と守備は立て直せず、ニューカッスル戦のスコアレスドローは、シュート1本という希望なきスタッツとのトレードオフでした。
21試合連続失点をマグパイズ戦で止めたレスターよりも、7つも失点が多いリーズは、2月にジェシー・マーシュの後を継いだハビ・グラシアが誤算でした。1-0で勝ったセインツとの緒戦が唯一のクリーンシート。プレミアリーグ11試合3勝2分6敗では、降格ゾーンからの脱出は望むべくもありません。
5月に急遽招かれたサム・アラダイスは、マン・シティ、ニューカッスル、ウェストハムに1分2敗。最終節の相手はスパーズです。ライアン・メイソンの就任後も1勝1分3敗と絶不調とはいえ、ハリー・ケイン、ソン・フンミン、クルゼフスキ、リシャルリソンが揃う前線を抑えるのは簡単な仕事ではないでしょう。
11月から1分7敗と絶不調に陥ったランパードの後釜となったショーン・ダイクも、エヴァートンを立て直したとはいえません。アーセナルに1-0勝利という最高のスタートを切り、解任ブーストを期待されながらも、4勝6分7敗という微妙な戦績で17位です。
3月のインターナショナルブレイク明けは、1勝4分4敗。ブライトンにアウェイで1-5という嘘みたいな勝利を挙げたのが唯一の輝きで、この9試合はオープンプレーからストライカーが決めたゲームがひとつもありません。リシャルリソンの代役として連れてきたモペイは、プレミアリーグ27試合1ゴール。カルヴァート=ルーウィンの不振も大誤算でした。
エヴァートンは33ポイント、レスターとリーズは31ポイント。最終節の勝ち抜け条件を整理しておきましょう。トフィーズは勝てばOK。ドローか負けでも、下の2チームが勝てなければ問題はありません。レスターの条件はシンプルで、「自らの勝利&エヴァートンがドロー以下」です。
複雑なのはリーズで、「17位も18位も勝たない」が残留の前提条件となります。エヴァートンが負けて、レスターがドロー以下なら勝てば残留。エヴァートンがドロー、レスターがドロー以下の場合は、「得失点差&総得点で上回る3点差以上の勝利」が必要です。
レスターはキングパワーでハマーズ、エヴァートンはグディソンパークでボーンマス。大方の予想は、ショーン・ダイクがミッション達成でしょう。とはいえ、何が起こるのかわからないのがフットボール。2022-23シーズンの最後の日は、同時刻開催となる3つのホームゲームの展開に注目したいと思います。
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