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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Brighton×MAN.CITY】マン・シティの連勝を止めたブライトンがEL出場決定!三笘は決められず…。

25分に、マフレズの完璧なスルーパスで右から抜け出したのはハーランド。GKスティールと1対1になったストライカーは無理に打たず、フリーだった左のフォーデンに預けました。左足のシュートをファン・ヘッケはクリアし切れず、ゴールイン。このシーンを見た大半のファンが、プレミアリーグ王者の13連勝を予想したのではないでしょうか。

アメックススタジアムで開催された32節の延期試合は、ブライトンVSマンチェスター・シティ。7位アストン・ヴィラに3ポイント差を付けていたブライトンは、ドロー以上なら来季のヨーロッパリーグ出場が確定します。シーズン最後のホームゲームで、クラブ史上最高の6位を決められるとなれば、指揮官も選手もサポーターも本気スイッチが入ります。

一方、ペップのチームにとっては消化試合。ハーランド、デブライネ、ロドリ、ベルナルド・シウヴァ、ギュンドアンを起用したのは、FAカップとチャンピオンズリーグの決勝に向けてコンディションを整えたかったからでしょう。1-0となった後、先に決定機を創ったのはブライトン。31分に右から蹴ったパスカル・グロスのCKは完璧でした。

ファーからゴール前にスプリントしたのは三笘薫。胸でプッシュしたボールをオルテガが弾き、こぼれ球に倒れ込みながら体で押し込んだウインガーは、ゴールを決めた人のようにガッツポーズでスタンドに向かっています。このとき既に、ゴールラインの直前で手で触れたためにファールを取られるとわかっていたはずです。

三笘のゴールがVARによって取り消された後、38分に文句なしの同点ゴールをゲットしたのは、19歳のエンシソでした。左から上がったコルウィルの縦パスを受けたアタッカーは、コースが空いているのを見るや、美しいミドルシュートを右隅に叩き込みました。

44分に三笘のスルーパスで裏に抜け、ニアを射抜いたウェルベックは、飛び出しが一瞬早くオフサイド。1分後、右からのクロスをフリーで叩いたフォーデンのヘッドは、クロスバーの上をかすめてゴールの裏に抜けていきました。前半は1-1。後半の立ち上がりは守勢だったホームチームは、エヴァン・ファーガソンとマック・アリスターが加わった52分から主導権を握りました。

最初の45分でゴールとアシストを取り消された三笘は、右からのクロスにフリーで合わせた57分のボレーを浮かしてしまいました。エストゥピニャンの速いボールを中央で受けた64分のチャンスは、胸でトラップした後の右足アウトを飛び出したオルテガがセーブ。81分にもクロスに競り勝ち、決定的なヘディングシュートを放つも、ボールは枠を越えていきました。

ブライトンのシュート20本は、今季プレミアリーグでマンチェスター・シティに浴びせた最多の本数です。ショートパスをテンポよくつないで、相手のマークをずらしていくハイテンションのアタックは健在。決定機を活かせない三笘にじりじりさせられながら、このチームのフットボールはやはり美しく、楽しいと実感しました。

クラブ史上初のヨーロッパリーグ出場決定、おめでとうございます!カイセドとマック・アリスターが移籍したとしても、絶妙な補強でデ・ゼルビのスタイルをキープしてくれるのではないでしょうか。最終盤に入ってからチャンスで外しまくった三笘は、来季こそはプレミアリーグで2ケタゴールをゲットしてもらえればと思います。素晴らしい1年でした。チームも、彼も。


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“【Brighton×MAN.CITY】マン・シティの連勝を止めたブライトンがEL出場決定!三笘は決められず…。” への2件のフィードバック

  1. Yossi より:

    ウエストハムがECL優勝した場合は6位はECL行きになったりしないんですか?

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