2023.09.13 チームの話題(全体・他クラブ)
ああ、ベリンガム!うう、マグワイア…。宿敵に快勝したイングランドに、心乱れる夜の話。
グラスゴーのハムデン・パークで開催されたスコットランドVSイングランドは、スコットランドサッカー協会の設立150周年を祝うメモリアルゲーム。ユーロ2024予選で5戦全勝のスコットランドと、5戦無敗のイングランドのグループ首位対決です。これまでの116試合の戦績は、イングランド49勝、スコットランド41勝、ドローが26試合となっています。
直近の10試合はイングランドが7勝2分1敗と圧倒的優位。スコットランドにしてみれば、絶好調で迎えたホームゲームは一矢報いるチャンスです。スタメンを見ると、スコットランドでプレイしている選手は、セルティックのマクレガーのみ。ヒッキー、ビリー・ギルモア、ロバートソン、マッギン、マクトミネイの5人がプレミアリーグでプレイしています。
残る5人のうち、レアル・ソシエダにローン移籍したティアニーとマン・シティ出身のGKアンガス・ガン、セインツのチェ・アダムスもプレミアリーグ関係者。ポーテアスはワトフォードに所属しており、アル・イテファクのヘンドリー以外はイングランドのリーグに縁がある選手ばかりです。
その昔は、イングランドはロングボール中心、スコットランドはショートパスなどといわれておりました。しかし今や、経済力があるイングランドにスコットランドは後れをとってしまい、両者の間には歴然としたレベル差があります。1-3でアウェイのイングランドが快勝した一戦をひとことで表現すると、「ああ、ベリンガム。うう、マグワイア」です。
立ち上がりからアグレッシブな攻防が繰り広げられた一戦は、サイドから速攻を仕掛けるイングランドが優位に立っていました。右サイドから何度も上がってくる33歳のカイル・ウォーカーは、年齢詐称状態。先制は32分、右からカットインしたフォーデンが中央のベリンガムに預けると、ラインの裏を狙っていたラシュフォードに絶妙なスルーパスが転がりました。
ロバートソンに詰められたラシュフォードはシュートを諦め、右のカイル・ウォーカーにパス。右足を振り抜いた一撃は、そのままいけばファーに逸れていはずですが、フォーデンが左足でコースを変えてネットを揺らしました。35分の2点めも、起点となったのはベリンガム&フォーデンです。
左サイドにいたベリンガムは、執拗に着いてくるヒッキーを抜くのを諦め、ヒールで外のフォーデンへ。クロスをハリー・ケインが競ったとき、ベリンガムはぽっかり空いていたPKスポットにポジションを映していました。ロバートソンがタッチミスし、ボールが10番の右足の前に転がると、容赦ないダイレクトショットがGKガンの足元を抜きました。
3度めの輝きは、1-2となった81分。その直前に、3人抜きからの左足シュートをビッグセーブに阻まれていたベリンガムは、軽快なターンでクリスティをかわして中央から上がると、右にいたハリー・ケインにラストパスを通しました。オフサイドを取り損ねたロバートソンとヘンドリーは詰められず、左足のフィニッシュが左のサイドネットに決まりました。
4月にリヴァプールがベリンガム争奪戦から撤退と報じられたとき、「ひとりの選手に1億ポンドを投資するのは適切ではない」と判断したといわれていました。その後、6月にレアル・マドリードへの移籍が発表され、ドルトムントは移籍金8900万ポンドとアドオン2700万ポンドを承諾したと伝えられていました。
ここまでは「なるほど」のひとことです。ところが8月になると、レッズはカイセドに1億1000万ポンドを提示します。ヘンダーソンとファビーニョの移籍金が入ったという事情は重々承知ながら、ついつい「ベリンガム、いけたじゃん!」と叫んでしまいました。今日の彼のパフォーマンスを見て、プレミアリーグで楽しみたかった選手だとあらためて実感した次第です。
そして、マグワイア。67分の速攻でロバートソンが右サイドにまわり、アーリークロスがニアに入ると、マンチェスター・ユナイテッドのCBの左足に当たったボールがGKラムズデールの逆を突いてしまいました。スコットランドは、最後までオンターゲットゼロだったのに…!
グリーンウッドのスペイン行きに始まり、アントニーの事件、サンチョの反逆と冴えないニュースが続いているクラブのサポーターゆえ、ポグバのドーピングやマグワイアのオウンゴールにも「またツッコミが来る…」とネガティブに反応してしまいます。何か、明るいニュースはないですかね。アンワル・エル・ガジ?いやー、それじゃなくて…。
直近の10試合はイングランドが7勝2分1敗と圧倒的優位。スコットランドにしてみれば、絶好調で迎えたホームゲームは一矢報いるチャンスです。スタメンを見ると、スコットランドでプレイしている選手は、セルティックのマクレガーのみ。ヒッキー、ビリー・ギルモア、ロバートソン、マッギン、マクトミネイの5人がプレミアリーグでプレイしています。
残る5人のうち、レアル・ソシエダにローン移籍したティアニーとマン・シティ出身のGKアンガス・ガン、セインツのチェ・アダムスもプレミアリーグ関係者。ポーテアスはワトフォードに所属しており、アル・イテファクのヘンドリー以外はイングランドのリーグに縁がある選手ばかりです。
その昔は、イングランドはロングボール中心、スコットランドはショートパスなどといわれておりました。しかし今や、経済力があるイングランドにスコットランドは後れをとってしまい、両者の間には歴然としたレベル差があります。1-3でアウェイのイングランドが快勝した一戦をひとことで表現すると、「ああ、ベリンガム。うう、マグワイア」です。
立ち上がりからアグレッシブな攻防が繰り広げられた一戦は、サイドから速攻を仕掛けるイングランドが優位に立っていました。右サイドから何度も上がってくる33歳のカイル・ウォーカーは、年齢詐称状態。先制は32分、右からカットインしたフォーデンが中央のベリンガムに預けると、ラインの裏を狙っていたラシュフォードに絶妙なスルーパスが転がりました。
ロバートソンに詰められたラシュフォードはシュートを諦め、右のカイル・ウォーカーにパス。右足を振り抜いた一撃は、そのままいけばファーに逸れていはずですが、フォーデンが左足でコースを変えてネットを揺らしました。35分の2点めも、起点となったのはベリンガム&フォーデンです。
左サイドにいたベリンガムは、執拗に着いてくるヒッキーを抜くのを諦め、ヒールで外のフォーデンへ。クロスをハリー・ケインが競ったとき、ベリンガムはぽっかり空いていたPKスポットにポジションを映していました。ロバートソンがタッチミスし、ボールが10番の右足の前に転がると、容赦ないダイレクトショットがGKガンの足元を抜きました。
3度めの輝きは、1-2となった81分。その直前に、3人抜きからの左足シュートをビッグセーブに阻まれていたベリンガムは、軽快なターンでクリスティをかわして中央から上がると、右にいたハリー・ケインにラストパスを通しました。オフサイドを取り損ねたロバートソンとヘンドリーは詰められず、左足のフィニッシュが左のサイドネットに決まりました。
4月にリヴァプールがベリンガム争奪戦から撤退と報じられたとき、「ひとりの選手に1億ポンドを投資するのは適切ではない」と判断したといわれていました。その後、6月にレアル・マドリードへの移籍が発表され、ドルトムントは移籍金8900万ポンドとアドオン2700万ポンドを承諾したと伝えられていました。
ここまでは「なるほど」のひとことです。ところが8月になると、レッズはカイセドに1億1000万ポンドを提示します。ヘンダーソンとファビーニョの移籍金が入ったという事情は重々承知ながら、ついつい「ベリンガム、いけたじゃん!」と叫んでしまいました。今日の彼のパフォーマンスを見て、プレミアリーグで楽しみたかった選手だとあらためて実感した次第です。
そして、マグワイア。67分の速攻でロバートソンが右サイドにまわり、アーリークロスがニアに入ると、マンチェスター・ユナイテッドのCBの左足に当たったボールがGKラムズデールの逆を突いてしまいました。スコットランドは、最後までオンターゲットゼロだったのに…!
グリーンウッドのスペイン行きに始まり、アントニーの事件、サンチョの反逆と冴えないニュースが続いているクラブのサポーターゆえ、ポグバのドーピングやマグワイアのオウンゴールにも「またツッコミが来る…」とネガティブに反応してしまいます。何か、明るいニュースはないですかね。アンワル・エル・ガジ?いやー、それじゃなくて…。
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