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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

総勢9人とトナーリがアウト!負傷者続出のニューカッスルは、強敵だらけの年末を乗り切れるのか?

首位マンチェスター・シティと5位アストン・ヴィラの差は3ポイント。12節を終えて、解任された監督はゼロ。優勝争いはエキサイティング、昇格チームはすべて降格ゾーンと、例年にない展開になったプレミアリーグ2023-24シーズンで、気がかりなのは負傷者の多さです。

インターナショナルブレイクに入った時点で、総勢103人。マンチェスター・ユナイテッドとニューカッスルが9人、アーセナルとトッテナムは7人が離脱しています。とりわけ厳しいのは、選手層が薄いのに長期リタイアが多いニューカッスル。CLのグループステージが大詰めの季節に、キーマンが続々とスカッドを離れています。

ダン・バーン、ジェイコブ・マーフィー、マット・ターゲットの復帰は、最速でも1月中旬。新鋭エリオット・アンダーソンと、レスターから4500万ポンドで獲得したハーヴェイ・バーンズは年末までアウトです。中盤の運動量を支えてきたショーン・ロングスタッフは足首の腫れに苦しんでおり、ミランから来たサンドロ・トナーリは違法賭博で10ヵ月の出場停止となっています。

さらに追い撃ちをかけるように、キーマン2本のバッドニュースが舞い込んできました。ドルトムント戦でハムストリングを痛めたカラム・ウィルソンは12月まで離脱する見通しで、年末になる前に戻ってくるといわれていたスヴェン・ボトマンは膝の手術で2月復帰となりそうです。エディ・ハウ監督は、「月末にはイサクが戻ってくるからOK」とはいえないでしょう。

唯一の明るい話題は、12節のボーンマス戦で筋肉を傷めたアルミロンが大事に至らなかったこと。右サイドに欠かせない29歳のアタッカーは、インターナショナルブレイク明けのチェルシー戦に間に合うといわれています。チェルシーといえば、マグパイズの最大の懸念は強敵ばかりのスケジュールでしょう。12月19日までの8試合は、前半戦の正念場です。

プレミアリーグ13節はセント・ジェームズ・パークでブルーズ。その後はパリ・サンジェルマン(A)、マンチェスター・ユナイテッド(H)、エヴァートン(A)、トッテナム(A)、ミラン(H)、フラム(H)ときて、カラバオカップ準々決勝はブルーズとのアウェイゲームです。エディ・ハウ監督は、少ない手駒で乗り切れるのでしょうか。

負傷者を除いたベストメンバーを見てみましょう。GKポープ、DFリヴラメント、シェア、ラッセルズ、リヴラメント。MFブルーノ・ギマランイス、ウィロック、ジョエリントン、FWアルミロン、イサク、アンソニー・ゴードン。サブはダメット、クラフト、ルイス・ホール、マット・リッチーと早期復帰予定のロングスタッフ、ユース上がりのマイリー&パーキンソンです。

なるほど。1試合なら何とかなりますが、年末までの10試合となると大いに心配です。古巣チェルシーとの直接対決は出場不可という条項があるルイス・ホールを欠くと、攻撃の交代策はティーンエイジャー頼みとなります。想定以上に早くTOP4を実現したクラブは、補強が追いついておらず、予想以上に苦しいシーズンとなってしまいました。

1勝1分2敗で最下位のチャンピオンズリーグの勝ち抜けは、連勝が必須条件。プレミアリーグは、カラバオカップの後のルートン戦までメンバーを落とせる相手がありません。どうする、エディ・ハウ!パリ戦の直後のマンチェスター・ユナイテッド戦は、両者ともに負傷者だらけということで、5人ぐらいずつユースの選手でいきましょうか。ウチも大変でして…。


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