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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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スウォンジー、エヴァートン、サウサンプトンが続々と実力派の新戦力獲得決定!

スウォンジーが、交渉難航中と伝えられていたオランダリーグ得点王、フィテッセFWのウィルフレード・ボニー(写真)を獲得しました。移籍金1200万ポンド(18億円)はクラブ史上最高額。昨季のキャピタル・ワンカップ優勝クラブは補強順調で、プレミアリーグトップの6人めです。カップ戦優勝で来季のヨーロッパリーグ出場が決まって、当初想定より資金を増やしているのでしょう。「ラウドルップ監督の下でプレイしたい」と入団を決めた選手も多く、士気が上がっており、これはかなり強くなりそうです。開幕戦はマンチェスター・ユナイテッド。ここでどんなプレイを見せてくれるのかで、このチームのポテンシャルが計れそうです。ミチュとボニーを中心としたアタックがどれだけ機能するか。ますます楽しみになってきました。

そしてサウサンプトンは、こちらも以前から話題になっていたケニア代表のセルティックMFビクター・ワニアマです。移籍金は公表されておりませんが、ボニーと同レベルの金額が動いている模様で、これもまたクラブレコードになるようです。昨冬には、センターMFの層を厚くしたいマンチェスター・ユナイテッドが獲得を検討したほどの注目株。ポチェッティーノ監督は以前から「チャンピオンズリーグ出場権獲得をめざしたい」と語っており、リヨンから獲ったCBデヤン・ロヴレンとともに、このオフの補強は人数は少ないながらも要所に実力派をおさえています。リッキー・リー・ランバート、ガストン・ラミレス、ジェイ・ロドリゲスと前線のタレントは申し分ないこのチームがデイフェンスを整備できれば、いきなりプレミアリーグのトップ4は難しいとしても、ヨーロッパリーグ出場権争いに食い込んできてもおかしくありません。

そして、今まで静かだったエヴァートンのロベルト・マルティネス新監督が、活発に補強を始めました。ウィガンからFWコネ、DFアルカラスを獲ったのを皮切りに、バルセロナからU-20スペイン代表FWジェラール・デウロフェウをレンタル移籍で獲得しています。昨季、バルセロナのBチームで34試合18ゴールという成績を残した19歳の選手ですが、イエラビッチ、アニチェベ、コネと揃ったエヴァートンFW陣に割って入ることができるでしょうか。

開幕まで残すところ、1ヵ月強です。引き続き、移籍決定のニュースが急速に増えていくことでしょう。それにしても、プレミアリーグ上位クラブのFW獲得合戦が動きませんね。サプライズがあるとすれば、マンチェスター・シティとチェルシーでしょう。いや、もしかしてノースロンドンの…!?

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