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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグのTOP5争いが7チーム、しかも全チームがトロフィー獲得の可能性ありって史上初?

プレミアリーグ史上、最もエキサイティングなTOP4争いというと、煽りすぎでしょうか。3位のノッティンガム・フォレストから、9位のボーンマスまで7ポイント差の大激戦。ペップ・グアルディオラがこちらのバトルに参加するのは、23節まで5位だった初年度以来で、次節のブライトン戦を落としたら、ヨーロッパリーグの出場権も得られない7位に転落する可能性があります。

欧州で好調のプレミアリーグ勢は、プレーオフ終了時点で20.892ポイントを稼いでUEFAの国別ランキングの首位に立っており、来季チャンピオンズリーグの5枠めを獲得する可能性が高まっています。PSVに7発圧勝のアーセナル、クラブ・ブルッヘにアウェイで1-3のアストン・ヴィラ、ターンオーバーしながらコペンハーゲンを下したチェルシーはベスト8当確でしょう。

ファーストレグで敗れたのは、AZアルクマールに1-0のスパーズのみ。劣勢のパリ戦を0‐1で制したリヴァプールと、レアル・ソシエダ戦を1‐1ドローのマンチェスター・ユナイテッドは、ホームで戦うセカンドレグで勝てばOKです。首尾よく枠を増やせれば、プレミアリーグの椅子取りゲームは3/7というホットな戦いとなります。

中小のクラブが4つも乱入した今季のサバゲーは、7チームすべてがトロフィーの可能性を残しているのも激アツです。ノッティンガム・フォレスト、ブライトン、マンチェスター・シティ、アストン・ヴィラ、ボーンマスはFAカップのベスト8。ニューカッスルはカラバオカップのファイナル進出を果たしており、チェルシーはECLの本命といわれています。

先日、FAカップに関する記事で「マジメに予想するとアストン・ヴィラ」と書いたのですが、心情的にはボーンマスとブライトンに肩入れしたくなります。クラブ創設126年のボーンマスは、プレミアリーグは9位が最高位で、国内カップはベスト8まで。欧州は当然、未体験ゾーンです。本拠地バイタリティ・スタジアムの収容人員は11364人で、トップリーグでは当然の最下位です。

「イギリスで最も幸せな街」のランキングで1位に輝いたリゾートの小さなクラブが、世界一の収益を誇るマン・シティと3ポイント差という現状を見ると、否応なくテンションが上がります。華があるのは、史上最年少の24歳で欧州5大リーグのすべてでプレイしたジャスティン・クライファートと、ブラジル代表に選出されたエヴァニウソンぐらいです。

タヴァーニアーとセメンヨは、ボーンマスが初めてのトップリーグ。クリスティーは26歳までスコットランドで、ケルケズとザバルニーはイラオラが育て上げたといえるでしょう。直近の不振で、5位から9位に後退してしまいましたが、サスペンデッドが終わったザバルニーが最終ラインに入れば守備力は高まるはずです。

ブライトンの躍進を願う理由はシンプルで、「サウスコーストに三笘薫の銅像が建たないかな…」と秘かに期待しているからです。年明け以降のプレミアリーグで6勝1分2敗と好調のチームは、三笘薫が4ゴールで、ヤンクバ・ミンテとリュテルが3ゴール。ジョアン・ペドロも4ゴールですが3つはPKで、左右のウインガーとセカンドストライカーが決め手となっています。

残り10試合のうち6試合はボトム10。マン・シティ、アストン・ヴィラ、クリスタル・パレスの難敵3連戦で勝ち越せれば、CL出場権は手が届く目標になりそうです。37節のリヴァプールと最終節のスパーズは、消化試合のメンバーとなるのではないでしょうか。三笘薫には、プレミアリーグの2ケタゴールとFAカップの決勝ゴールを期待しています。

リヴァプールとアーセナルを入れれば、プレミアリーグの上位9チームがCL出場権とトロフィーの可能性ありとなっています。これほどの激戦を楽しめるチャンスは、そうそうないでしょう。つらつらと話を続けてまいりましたが、最も伝えたかったことは未曽有のバトルだということです。週末のマン・シティVSブライトンが、今から楽しみです。


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