大丈夫か、ニューカッスル!チャンピオンシップのプレミアリーグ昇格争いがアツい!
何しろ、前季はプレミアリーグで戦っており、チャンピオンズリーグを制した名将が指揮を執るチームです。ワイナルドゥム、シセ、シソコ、タウンゼント、ヤンマートがチームを離れた一方で、ミトロヴィッチ、アヨゼ・ペレス、グフラン、シェルヴィ、アニータ、ティオテ、コルバックは引き留めました。アーセナルからアイザック・ヘイデン、トッテナムからイェドリン、アトレティコ・マドリードからヘスス・ガメスを最終ラインに加え、中盤にはボーンマスにいたマット・リッチーとチェルシーのクリスティアン・アツ。最前線にクリスタル・パレスのドワイト・ゲイルと弱点だったストライカーも補強したクラブは、チャンピオンシップなら納得の布陣。怖いのは、新戦力のフィットに時間がかかった際の出遅れだけだとみていました。
懸念は的中し、開幕から連敗スタートだったものの、その後の18試合を16勝1分1敗とチェルシーもびっくりの快進撃です。名将率いるチームゆえ、このまま走りきるだろうと思ったのですが、チャンピオンシップはそんなに簡単ではありませんでした。11月末から年明けにかけて4勝4敗とまさかの失速。9月頭から4ヵ月無敗を続けたブライトン・アンド・ホーブ・アルビオンに首位の座を奪われてしまいました。「喉元過ぎればレスターを忘れる」とでもいいましょうか、昨季プレミアリーグであれほどの番狂わせがあったのに、「ニューカッスルはぶっちぎりで勝つ」と秘かに胸を張っていた自分を恥じるほかはありません。「1シーズンで戻ってきてくれるでしょう」といった程度のソフトな表現しかしていないので、謝ることもないのかもしれませんが、いや、ホントにすみません。
ニューカッスルは、2017年に入ってからも8勝6分3敗と突き抜けられなかったのですが、ブライトンが落ち込んだため、38節終了時点では勝ち点1差で首位に立っています。「1位ならとりあえずオッケー」といいたいところですが、問題は、もう1チームがすぐ後ろに控えていることです。FAカップでマンチェスター・シティを苦しめたハダースフィールドは首位と7差ですが、消化試合が1試合少なく、ドロー2つで追いつきます。4位につけている古豪リーズは、2位に8差と離されており、プレーオフで3つめの椅子を狙うしかありません。整理すると、ストレートで昇格できる2位を窺うのは3チーム、勝ち点差は実質4。ベニテス監督のチームがブライトンとハダースフィールドにひっくり返され、決勝はウェンブリーでの一発勝負となるプレーオフで負けようものなら事件です。
ベニテス監督の誤算は、エースのドワイト・ゲイルが負傷続きで1月末から計算できなくなったことと、アイザック・ヘイデンのリタイアでしょう。前線の代役ダリル・マーフィーは、27試合21ゴールのゲイルほどの怖さはありません。プレーオフ進出がかかっているシェフィールド・ウエンズデー、リーズ、ブレストンとの試合を残している首位チームは、直近3試合で1ゴールしか挙げておらず、2分1敗と勝利なし。ブライトンの相手は、8位ノリッジを除けば下位ばかりで、直近10試合を7勝1分2敗のハダースフィールドは、5勝4分1敗のニューカッスルを上回っています。大丈夫か、ニューカッスル。プレミアリーグファンとしては、来季はタインウェアダービーが復活してほしかったのですが、チャンピオンシップで実現してもうれしくありません。ラスト8試合、脱落するのはどこでしょうか。18ゴールのグレン・マレーにひと頃の勢いがなくなったブライトン、イジー・ブラウン、ウェルズ、カチュンガの3人が8試合決めていないハダースフィールド…最後の勝負は、ストライカーの復活にかかっているのかもしれません。
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更新ご苦労様です。
チャンピオンシップもいよいよ佳境ですね。
ニューカッスルはなんとかするとは思いますが、
個人的にはハダーズフィールドがストレートインしプレミアで観たいチームでもあります。
Mackiさん>
マン・シティ相手にいいサッカーしてましたよね。私は前半戦の堅守が素晴らしかったブライトンと、久しぶりとなるリーズのプレミアリーグ入りを期待しています。
Mackiさん>
マン・シティ相手にいいサッカーしてましたよね。私は前半戦の堅守が素晴らしかったブライトンと、久しぶりとなるリーズのプレミアリーグ入りを期待しています。